memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

日本捕鯨船を威嚇する“新兵器”

2009-12-22 00:05:28 | 海事
国際資源保護団体は小型の宇宙時代を思わせる小船を用いて南氷洋の捕鯨船団を威嚇することを計画。ゴーストのような旋律が主な武器という。ADY GIL号は長さ24メートルの炭素繊維製船殻のトリマラン型のボート。低排ガスであり燃料補給は可能であるがこのボートがシー・シェパードの最新の装備に加えられ、日本の行なう毎年の捕鯨活動に対抗する。(メルコプレス12月18日)

「かような小さなボートには過酷な環境であり、心配。南氷洋はこの地球上で最も敵対的だ」本ボートの艇長である Peter Bethuneがホバート港で出港前にロイター通信に語った。 「しかし、性根のある男ならじっと座してかれらの行為を静観するというわけには行かない。間違いなく我々は彼らを見つけ出す」

Bethuneは、このボートの材料と塗料にはレーダーによる捕捉をより困難にするものが使われていて、捕鯨船に迅速ににじり世売ることが出来るのだという。
日本は捕鯨は文化的伝統であるとしている、しかしほとんどの日本人は日頃は鯨肉を口にはしない。 他の文化件での自然動物の捕獲については論争など起こっていないのに、捕鯨にあっては残酷との非難を受け多くは当惑している。日本捕鯨船団はすでに南氷洋に向かっていて、絶滅危惧種に指定されている935頭のミンククジラと50頭ナガス鯨を捕獲する。

彼らを待ち受けているのは、今年はADY GILで、以前の船名はEARTHRACE で、機関つきの船として最速の世界周航を成し遂げたボートである。乗組員は6名(オーストラリア、南ア、オランダ、NZから)で日本船に挑むとBethuneはいう。「ミンクやナガスクジラの価値を決めるのは難しいが、およそ10万~40万ドルであれば、艦単位はあきらめないだろう」乗組みらはマオリ族の聖歌を基にしたものとNZアーチストのTiki Taane 作曲の音を威嚇のために流すという。その不気味な音楽とは「タンガロア」や「海の守護者」などで、勇敢な男たちをも威嚇するに充分な音量をスピーカーで流す。おぞましい音であるとBethuneはいう。