私は中年である。
ついに我が地域にも「雪」が降ってきたのである。
2日夜半に雨がやんだと思っていたら、急に独特の「無音状態」になった。
雪が降り出すと、降る雪が雑音を吸収して「シーン・・・」となる。
雪の降るのを「シンシン」と表現したりするが、それはこの「無音状態」を
あらわしている・・・まあ、仕方ないか12月に入ったし・・・。
そんな風に思っている「中年」である。
さて、ついに「師走」に入ったわけだが、スポーツ界は06'シーズンの
総決算の時期に来ている。最近、届いたスポーツ結果を私なりに分析して
みようと思う。
まず
NHK杯フィギアスケート女子シングル 浅田真央優勝
(ついでに表彰台、男子・女子シングルダブル独占)
・・・浅田真央は追い詰められていた。今回優勝しないと「グランプリ・
ファイナル」に出れない。「2位」で得点では並ぶが、優勝回数の関係で
出場できないのである。
そうした中で、彼女は見事に優勝を果たした。そうした天性の「オーラ」が
彼女には見える。
あくまで私見だが、今回の浅田真央の演技の出来は点数をつけるとすれば
「80点」というところだろう。(あくまで「演技」としての出来)
だが、その「80点」の出来で今の採点法での「史上最高点」を出してしまう
ところが彼女の「恐ろしさ」だ。
このことはトリノオリンピックの時の荒川静香に似ている。様々意見はあるだろう
けれど、あのときの荒川の演技は、私にはやっぱり「80点」くらいの出来に
見えた。
勝負は「6:4」での優勢勝ちが一番いいといわれる。それ以上の優勢で
勝ってしまうと、必ず勝者に「驕り」が出てしまうからだ。
そうした意味でフィギアの演技「80点」の出来での勝利はこれに似ている。
「危機感・緊張感」と「自信」の両方が存在する精神状態。その中での
80点の演技。つまり、状況が悪かろうが、体調が悪かろうが、ここまで持って
いくことが本当の意味で「強く」になったことを意味するからだ。
完ぺき主義で若い浅田がスケートアメリカでのフリー演技の最初のジャンプを
失敗し、それで舞い上がってしまい後の演技がボロボロになった。
しかし、今回のNHK杯では同じ失敗を繰り返さない「強さ」を見せた。
ちなみに、今シーズンの開幕戦(スケート・アメリカ)で優勝した安藤美姫は
非常に今シーズン調子がよく演技の出来が「95~98点」に見える。
彼女もトリノオリンピックでの失敗を克服しての今シーズンを迎えている。
しかし、苦言ばかりで申し訳ないが、安藤の場合は私には今シーズンの
調子のよさは「諸刃の剣」に見える。
「好事魔多し」彼女はグランプリ・ファイナルで、好調が故の「思わぬミス」に
泣くのではないだろうか・・・。
「新採点法」になってから結構経つが「演技の完成度」が重視されるようになり、
その場の「演技での出来」が軽視されるようになった。(分かりにくいかな?)
だから村主章枝の演技が旧採点法なら良い点が出たであろうが、新採点法では
残念ならが優勝の可能性がかなり低い。演技の基礎点が高い選手が皆、大失敗を
しない限り、彼女が「優勝」まで届くことは無いだろう。
この3人がグランプリファイナルに出場することになる。表彰台に「2人」が
上ると私は予想するが結果は・・・。まあお楽しみ。
ついでに今回のNHK杯は、男子も日本勢が表彰台独占だった。
男子については、女子ほどコメントが無い。もし、グランプリファイナルで
織田・高橋どちらかが表彰台に立ったらコメントすることにしよう。
まあ、何はともあれ、フィギアファンの私が30年近くこの種目を見てきて、
こんな時がくるとは思わなかった。
これから先に男女ともにフィギアの国際大会「表彰台独占」などということは
まずありえない。
皆の心に長く長く刻み付けておいて欲しい「06’NHK杯」である。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「06’NHK杯フィギア」を忘れませんように。
一生に一度でいいから「生」でフィギアの大会が見てみたい・・・。
may
ついに我が地域にも「雪」が降ってきたのである。
2日夜半に雨がやんだと思っていたら、急に独特の「無音状態」になった。
雪が降り出すと、降る雪が雑音を吸収して「シーン・・・」となる。
雪の降るのを「シンシン」と表現したりするが、それはこの「無音状態」を
あらわしている・・・まあ、仕方ないか12月に入ったし・・・。
そんな風に思っている「中年」である。
さて、ついに「師走」に入ったわけだが、スポーツ界は06'シーズンの
総決算の時期に来ている。最近、届いたスポーツ結果を私なりに分析して
みようと思う。
まず
NHK杯フィギアスケート女子シングル 浅田真央優勝
(ついでに表彰台、男子・女子シングルダブル独占)
・・・浅田真央は追い詰められていた。今回優勝しないと「グランプリ・
ファイナル」に出れない。「2位」で得点では並ぶが、優勝回数の関係で
出場できないのである。
そうした中で、彼女は見事に優勝を果たした。そうした天性の「オーラ」が
彼女には見える。
あくまで私見だが、今回の浅田真央の演技の出来は点数をつけるとすれば
「80点」というところだろう。(あくまで「演技」としての出来)
だが、その「80点」の出来で今の採点法での「史上最高点」を出してしまう
ところが彼女の「恐ろしさ」だ。
このことはトリノオリンピックの時の荒川静香に似ている。様々意見はあるだろう
けれど、あのときの荒川の演技は、私にはやっぱり「80点」くらいの出来に
見えた。
勝負は「6:4」での優勢勝ちが一番いいといわれる。それ以上の優勢で
勝ってしまうと、必ず勝者に「驕り」が出てしまうからだ。
そうした意味でフィギアの演技「80点」の出来での勝利はこれに似ている。
「危機感・緊張感」と「自信」の両方が存在する精神状態。その中での
80点の演技。つまり、状況が悪かろうが、体調が悪かろうが、ここまで持って
いくことが本当の意味で「強く」になったことを意味するからだ。
完ぺき主義で若い浅田がスケートアメリカでのフリー演技の最初のジャンプを
失敗し、それで舞い上がってしまい後の演技がボロボロになった。
しかし、今回のNHK杯では同じ失敗を繰り返さない「強さ」を見せた。
ちなみに、今シーズンの開幕戦(スケート・アメリカ)で優勝した安藤美姫は
非常に今シーズン調子がよく演技の出来が「95~98点」に見える。
彼女もトリノオリンピックでの失敗を克服しての今シーズンを迎えている。
しかし、苦言ばかりで申し訳ないが、安藤の場合は私には今シーズンの
調子のよさは「諸刃の剣」に見える。
「好事魔多し」彼女はグランプリ・ファイナルで、好調が故の「思わぬミス」に
泣くのではないだろうか・・・。
「新採点法」になってから結構経つが「演技の完成度」が重視されるようになり、
その場の「演技での出来」が軽視されるようになった。(分かりにくいかな?)
だから村主章枝の演技が旧採点法なら良い点が出たであろうが、新採点法では
残念ならが優勝の可能性がかなり低い。演技の基礎点が高い選手が皆、大失敗を
しない限り、彼女が「優勝」まで届くことは無いだろう。
この3人がグランプリファイナルに出場することになる。表彰台に「2人」が
上ると私は予想するが結果は・・・。まあお楽しみ。
ついでに今回のNHK杯は、男子も日本勢が表彰台独占だった。
男子については、女子ほどコメントが無い。もし、グランプリファイナルで
織田・高橋どちらかが表彰台に立ったらコメントすることにしよう。
まあ、何はともあれ、フィギアファンの私が30年近くこの種目を見てきて、
こんな時がくるとは思わなかった。
これから先に男女ともにフィギアの国際大会「表彰台独占」などということは
まずありえない。
皆の心に長く長く刻み付けておいて欲しい「06’NHK杯」である。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「06’NHK杯フィギア」を忘れませんように。
一生に一度でいいから「生」でフィギアの大会が見てみたい・・・。
may