完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

「週末の酒」で酩酊   ~酔っ払いの「辞任」に対する認識~

2006年12月23日 | 時事ネタ
私は中年である。
「政府税調の会長」本間正明が辞任した。ちょうど、前のブログで
なんで辞めねぇんだ!と言ったばかりだったので、ちょっと拍子抜けして
しまった。

しかし、辞任を受けて現閣僚から「任命権者の責任は無い」とか、いろいろ
コメントが出ている。あえて言わせてもらう。プライベートなことは、
任命権者が知らなかったから責任が無いというのはおかしい!

まず、本間本人のことから言わせて貰えば、彼が辞任しなければならなかった
理由は「愛人」が居たことでは無い。

その愛人と「入れないはずの公務員宿舎」に「一人で住む」と偽って
「二人で住んで居た」のが問題なのだ。

人は感覚は色々だ。「清廉」という基準もかなりのバラツキがある。
現代人で清廉潔白といっても「叩いて埃がでない」人など、まず
居ないだろう。

だが非常に不明確だが、世論的に「許容できる」か「できないか」の
「線は引いてある」のだ。

本間に愛人がいたことだけなら、これほど叩かれなかっただろう。
それこそ、それは「プライベート」なことの一部なのだから。

しかし、格安の入れないはずの公務員宿舎に入居していることは、
「愛人がいる」ことより重い「反則」と人々に捕らえられたと思う。

さらに「一人で住む」と偽って「愛人と住む」のは2重3重に反則を
していると受け取られたはずだ。

人の上に立つ人は、その位が上がれば上がるほど「自分の欲」を
捨てていかない限り「仕事」をまっとうすることは出来ない。
つまり、偉くなるほど「自分にとっての大事な何か」を捨てねばならない。

それが嫌な人は、はじめからその地位に上ってはいけない。
その「名誉欲」「権力欲」を満たしてはいけないのである。


さて「任命権者」の話。

任命権者は自分の選んだ人間の「すべて」を知った上で任命するわけでは
無い。

安倍ゾウリも本間が、2重3重の反則を犯して公務員宿舎に住んでいるとは
思わなかっただろう。しかし、ことは「知らなかった」では済まされない。
先にも触れたが、彼が政府税調の会長でなければここまで話が大きくなりは
しなかったのである。

中小企業の社長が任じた「主任」とかなら逆にうらやましがられ、中堅
土建会社の社長が命じた「会計係」ならうまく運べばコソコソの陰口位で
終わったはずだ。「悪の論理」が通る企業なら彼は「大幹部」になれたかも
しれない。

とにかく彼の仕事振り・業績を見て「プライベートのことを整理」させて
おくことは任命権者の「鉄則」だと私は思うのだ。

元イエローキャブの社長の野田氏であっても(だからこそ、か?)
新人タレントに「男関係は整理しておけ」と厳命していたと聞く。

他人様から「税」という名の「金のひったくり方」を考える人間には
より清廉潔白な「崇高さ」が求められるのは当然で、それを命じなかった
そして、その身辺を把握していなかった安倍ゾウリの責任は「回避」出来る
ものでは無いのである。

先日の休日のワイドショーでコリア・レポート編集長辺真一氏が言っていたが、
韓国ではこうしたスキャンダルでは、必ず本人以外の誰かの首が飛ぶという。

今こそ「取るべき責任」を取らせる様に、国民の意識が変わってもいいのでは
無いだろうか・・・・って、そうすると今の日本では「みんなクビ!」に
なっちゃうか。

と思っている「中年」である。・・・ってマクラだけで1400文字に
なっちゃったじゃないか!

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、こんなに「酩酊」してブログを更新しませんように。

今回Upしようと思った「週末の酒(7)~そんなにいい酒?~」は
次回にUpします

                             may







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