完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

やっぱり、勘違いしてる。(1)    ~歴史小説から見る「花燃ゆ」の視聴率~

2015年04月29日 | テレビ
私は初老男である。


春の終わり。


ゴールデンウィークである。


しかし、雪深いわが地方の農作業はこの時期がスタートである。



・・・・年を追う毎に、稲作農業に「嫌気」が増しているのである。


やりたくない仕事を強要(誰からでもない)をされるのは、特に気分が悪い。


憂鬱だ。



と言うことで、まったく関係のない「大河ドラマの視聴率」の話。


今年の大河ドラマ



        「花燃ゆ」



であるが、以前に視聴率が上がらないだろうことはUpしたことがある。


いま、再読を重ねている歴史小説から、そのことの原因がさらに分かってきた感をありついつい一言言いたくなった。



再読している本と言うのは「花神」と「翔ぶが如く」である。


いつもの司馬遼太郎モノ。



この頃、テレビ番組の歴史特番を見てもあまり得るものがない。


多分、思い上がりだ。


しかし、さすがに50代半ばの初老男になってくると、こうした番組は「初心者向け」に作られていることに気が付く。


まあ、こうした番組によって自分も若いときに歴史を知ったのだ。


そうしてみて再読している2冊の本には、そうした番組以上の深い部分がまだまだある。



「花神」の解説に書いてあるのだが、この本と対を成しているのが同著の「世に棲む日日」であるから読むべし、と。


「世に棲む日日」は、まさに今回の「花燃ゆ」の内容にどんぴしゃりなのだが、まったく違った印象である。


そして「花神」に比べて・・・・。


全然面白くない。



花神は一気に読めるが、世に棲む日日は四苦八苦してやっと読んだ。



なぜか?



それが、今回のドラマの視聴率が上がらないのと同じ理由だ。




花神の最終盤に、幕末における人物の出現順が出てくる。


まず


         「思想家」


そして

         「革命家」


最後に


         「技術者」


                   の順である。



「花神」は完全に「技術者」の話であり、言ってみれば「総仕上げ」をする人間である。


詳しくは「花神」を読んでもらうのが一番いいのであるが・・・。技術者には「思想」は必要ない。


邪魔になるだけだ。


そして「翔ぶが如く」は「革命家」の話。


やはり、読んでもらうしかないのだが「思想」を「行動」に変えた人たちの話であり、その革命家たちの生涯が10冊の長編になっている。


・・・・字数が多くなりすぎた。


とりあえず、この辺で(1)を終わりにしたいと思う。




今回も最期までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「歴史」にハマりますように。



              May


すぐに(2)に続きます。






















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