完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

週末の酒 (5) ~そろそろ日本酒~

2006年09月18日 | 
私は「中年」である。
昨日の夜、下の娘が玄関の近くで
大声を上げた「ひぇ~~~~!」

何事かと思って駆けつけると・・・。
「猫がいた~~」・・・。

そして、今日の昼は上の娘が大声を
上げた「蛇がいた~~」・・・。

我が家は田舎である。玄関や勝手口を開けっ放しに
している。・・・そう夏の間は・・・って、もう秋じゃ。
売れないお笑いのような突込みをマクラに使ってしまう
「中年」である。


さて、最近テレビの話ばかりUpしていたので、
久しぶりに酒の話をUpしようと思う。

暑さがおさまり、渇いた喉を潤してくれたビールも
さすがにこのごろ量を飲むには、腹が張るようになった。
汗になって出ていってはくれないからなぁ。

ゆっくりじっくり週末に酒を飲みたいと思うようになった。
そこで「日本酒」の季節といえるだろう。

しかし、いつも言っているように「いい酒」を飲みたい。
中年男の悲しい佐賀である。じゃ無くて「性」である。

だが・・・。事情があってこの日は酒を買えなかったのだ。
不思議なもので、買っておかないときほど酒は飲みたくなるものだ。

焼酎も、ビールも、ウィスキーもあるのに、買ってない「日本酒」が
飲みたい・・・。(女性は男は馬鹿だ!と思うでしょうね)

仕方が無い・・・。取っておきを開けるか・・・。
「何だ、あるんじゃないか」と突っ込まれそうだが、やはり、特別な
酒は取っておくのが人間いうものだ。

その酒とは、

           菊水大吟醸 知命

                            である。

菊水酒造は、我地域でも個性的な酒を作る会社だ。アルミ缶の
「一番しぼり」は全国区の酒ではないだろうか。

昔、酒に1級酒・2級酒の区分けがあった。(若い人はそのことさえ
知らないか?)酒は瓶詰めされ、ある一定期間おいて売り出される。
その時点でアルコール度の比率等の審査され、1級・2級が決まるのだが
ある一定期間を過ぎずに直接瓶詰めしてすぐに売ると、すべてが2級酒と
分類された。

つまり、2級酒でありながら中は特級以上のアルコール度とうまみを
持つ酒ができることになる。(値段は今で言うオープンプライスだけど)

私の知る限り、この方式をとっていた酒はこの「菊水一番絞り」だけだ。

今ではない、私が酒を飲み始めた頃の話だ。とんでもない決断力が
必要だったろう。

さて、その菊水酒造が創業50周年を迎えた。それを記念して
醸造・販売されたのがこの「知命」なのだ。

「知命」の意味は「50にして天命を知る」からきている。
(論語だっけ?)
私は40代半ば「不惑・40にして惑わず」である。
(惑ってばかりって気もするけど・・・)

さて、この特別な酒を我慢できずに開けてしまったのだが、
「いやしさ」の代償がきてしまった・・・。

もう時季もよかろうと、すぐに開けて利き猪口で一口飲んだ。
・・・・やはり、吟醸系は冷やしておかないと一番の良さ
「すっきりとしたキレ」がぼけてしまい、少しもおいしくない。

それでも一合ほど、飲んでしまうところが「不惑」の40男の
いじきたないところである。

特別記念醸造の酒は昨年に販売されてあまり量が残っていない
はずである。そんないい酒を・・・・。
オレのばか~~~~。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

週末にUpするつもりが週明けになってしまったじゃないか!

                        may






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