完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

どこまでも、どこまでも。     ~初老男の憂鬱~

2012年06月22日 | 農業
私は初老男である。

悪い病気が出た。

「性病」とかのことでは無い。

それよりもたちの悪い初老男がかかる例の奴だ。

「無気力病」



奇特なこのブログの読者の諸兄はご存知かと思うが、Upしようと思った記事を2回落としてしまった。

まあ、自分のブログだから、遅いの早いの言う必要はないのだが・・・・・。

それはずいぶん前にUpした「LOH症候群」の再発なのかもしれない。

ちょうど、対策としていた漢方薬が切れてしまったし・・・。


しらじらしいかもしれないが、Upしたいことは湧き出てくるのだ。

しかし、それを時期を逃さずUpする「気力」がない。

しばしば間が空いてしまうことが多くなることをまず読者諸君にお詫びしたい。


初老男があわててみても仕方がない。

自分なりのペースで進めていこうと思う。


私の家業は「農業」である。もちろん、兼業であってほかに主たる仕事を持っている。

これが初老になった男にとって憂鬱の種である。

普通の勤め人の人は、金曜日の夜から月曜日の朝までの時間は基本的に、仕事以外のことに分類されるだろう。

しかし、兼業農家の勤め人にとっては、現実この「仕事以外の時間」は「無い」のである。

コメ作りというのは・・・というより、生き物(植物をふくむ)を育成にしている仕事は、ある意味すべてにおいて「待ったなし」で、頭の中からその育成についてのことが離れることはない。

しかも、それ自体が「主」ではないことが、気持ちを憂鬱にさせる。

出来た農作物も、様々な規制がかけられていて政府やJAが次々に書類やらなんやらの提出などを求めてくる。

さりとて、この農業を「主」な仕事にするには膨大な量の土地が必要で初老男がそれに取り組むにはリスクが多き過ぎる。

ならば農業を辞めてしまえばよいとおもうかもしれないが、その田自体の税金と土地改良賦課金(説明がむずかしい。とにかく田圃を売り払わない限り徴収されるお金)を、主たる仕事の収入から払わねばならない。

田圃を売ってしまえばよい。と思うかもしれないが、今現在田圃を買ってくれる人はほぼ0に等しい。

住宅地として売るには、行政における「農業委員会」の了承がいるし。(これが本当に大変なんだ)


         「進むに進めず、引くに引けない」


現在の日本において「耕作放棄地」が増えているというが、当然のことなのだ。

仕事に行く前に、田の状況を見て、帰りに同じく田を見に行く。

休みの日には、本業を休まないように農作業を進めなければならない。

結局、しっかり休めない。頭からは「田」のことが離れない。

体は休めても、農業のことは強迫観念として頭から離れないのだ。


こんなことが、ブログを更新できない理由だ。ってそんなわけないか!


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、いろいろ苦悩があるのでしょうね。・・・がんばりましょう。


                   May


日本の農業が衰退するのは、仕方がないだろうね。若者に稲作をがんばれって言えないもの。



















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