私は初老男である。
横浜市で小学生の通学の列に87歳の男が突っ込み8人が重軽傷を負った。
事故前日の朝から事故を起こすまでの間、横浜市内や東京都内の高速道路を走行していたらしい。
いたましい話だ。
私の父親は84歳。
16年前に私の母親を乗せて事故を起こし母親は死んだ。
そして「1年間の免停」になった。
しかし、その後親父はノーへル・無免許で原付を運転してつかまって永久免停である。
それ以前から父親に疑念を持っていたが、それ以来「確信」に変わった。
そう、自分の父親は
「馬鹿」
であることに。
自分が「母親を殺した」ことの意味を、受け止める感受性が無いのである。
「運が悪かった」とノタマッた。
普通の男は、妻に先立たれると平均寿命は「2年」と言われる。
それが親父はそれから16年生きて、今も矍鑠(かくしゃく)としている。
人間の「老い」に対する認識は個々によって違うのは当たり前だが、少なくとも「運転技術」というのは「客観的」に判定できるはずだ。
そして「客観的」であろうとも、他人からの「不安」を含めて
「免許の定年制」
を考える時期だろう。
ひどい言い方であることは、重々承知で言うが・・・・・、
「80爺さんの運転」はどんなに国家公安委員会が「安全」と認めても、一般人から見れば「怖く」みえる。
しかも、今回の事件で世間一般は「80爺さんの運転」に、さらに「疑念」を抱くだろう。
こうしたことは、実は「ちゃんと運転できる80歳」の人たちが被害をこうむることになる。
「悪化は良貨を駆逐する」
私は今「75歳で免許を返納する」ことを、周りに宣言している。
身の回りのことには、ずいぶん苦労することになるだろう。
しかし「自分が都合が悪いから」とか「自分が運転したいから」という理由で、ほかの人たちに「迷惑をかける」ことは
「私の信念」
が許さない。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、自分の「信念」を守るために「やせ我慢」をしますように。
May
だいたい、みんな「自分勝手」で人の不安を掻き立てすぎなんである!