完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

首都圏に雪が降っている。    ~豪雪地帯から捧げる~

2012年01月24日 | Weblog
私は初老男である。

昨日近くのホームセンターに行ったら、何か不穏な空気が漂っている。

よく見ると、店内の真ん中の通路でテレビカメラが回っていた。

どのホームセンターでもそうだろうけれど、店内の真ん中は一番売れ筋の商品が並ぶところだ。

今の時期は当然「冬用品」(長靴・暖房用品等々)が所狭しと並んでいる。

テレビカメラはそれを撮っていた。

なんとかして私も映ってやろうと、様々やったけど、やっぱり50代に入った初老男が小中学生みたいにやるわけにはいかないしなぁ・・・。

そして、今日の朝のワイドショーを見ていたら、まさにその映像が放送されていた。

どうやら雪国のホームセンターでの歩行用品の調査らしかった。



作夜から関東・首都圏でも大雪になっているらしい。

若いころは「数センチの雪で大騒ぎしやがって・・・」と眉を顰めたものだ。

毎年2mの雪が降るところに住んでいると、昨日の首都圏の事態に前出のようなひねくれ曲がった感想を持ってしまうものだ。


しかし、よく考えてみると・・・。

これは「天災」なのだ。

つまり、昨年の「震災」と意味的には変わらない。

違いは地震のように「いつ来るかわからない」のではなく、天気予報で「予想」されている点だ。

わが地域では、それについての「対策」も「体制」も「覚悟」もできている。

当然である。毎年それは来るのだから。


しかし首都圏にとっては6年ぶりに積雪である。

そしてそれが凍ってなかなか解けない圧雪になった状況に行政は「対策」は取らないし(取れないっていう方が正しいか)「体制」もできない。

市民たちも「覚悟」ができていない。(っていうよりどうしていいかわからないだろう)


「じゃあ、その体制を作れ!」っていう人もいるだろうな。

けれど、6年に一度来るか来ないかわからないものに「莫大」な費用をかけられるわけがない。

そんなことをすれば来ないことを想定して「無駄遣いだ!」と、声を上げる人が続々出てくるだろう。

つまり「危機管理」というのは、そうしたある種の「矛盾」の産物なのだ。


3・11の震災にこのことを重ね合わせてみると・・・。

やめよう。

無駄なことだ。

関東での大規模地震の来る確率はどれ位なのだろう。

どれ位であっても「予想外・想定外」であれば、惨事は避けられないってわけか。


少し前まで考えていた。

年金や郵貯での余剰金、国の特別会計等はこうした災害時用に積み立てておけば良いのに、なぜ無駄に使ってしまったんだろうかと。

しかし、そうした動かない金は見方によれば確かに「死に金」である。お金は動かしこそ価値がある。

・・・どこまでいっても、何が正しいことかわからないなぁ・・・。



今回も最後まで付き合っていただきありがとう。これを読んだみなさんが話がうまくまとまらないことを許してくれますように。

                            May

雪道はとにかく底に溝のある靴(ハイヒールなど言語道断!)をはいて、すり足であるくこと。
そして、足の裏全体に体重をかけること。歩幅を狭くすること。横断歩道のラインは滑るので気を付けること。





コメント
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