完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

得意じゃないけど楽しみです。   ~大河ドラマ「平清盛」始まる~

2012年01月09日 | テレビ
私は初老男である。

先日我が県での年末ジャンボ宝くじの当選者の発表があった。

県で1等2億円が2本。2等1億円が1本出たという。

そのうちの1等1本がすぐ近くの宝くじ売り場から出たのだ!

・・・宝くじを買わなくなって(そうじゃなくて買えなくなってだけど)2年ほどになるか。

やっぱり続けて買っときゃよかった・・・。



さて、大河ドラマである。

昨年の「江」は、残念ながら私の評価の中では「最低」である。

なぜか?

それは結局のところ彼女が歴史においての存在を描き切っていないかったからだ。

あれほど劇的な立場の女性はそうそういないのに・・・。

本当にもったいない大河ドラマだった。もっともっと面白くできたはずなのに。

大体、最近大河ドラマの脚本を女性が受け持つことが多くなった。

決してそのこと自体が悪いことではないのだが、大河ドラマにおける「大河」な部分を女流脚本家は描き切れていない気がする。

なんとなく、小さくまとまって迫力不足なんだな。これが。(過去の作品では「巧名が辻」「篤姫」「天地人」「江」が女性脚本家による。やっぱり、なんとなく迫力不足だな)


これは、もちろん私個人の感覚だからね。「すごく良かった!」っていう人も当然いていい。

感覚ってそういうものだ。



ということで今年の大河ドラマ「平清盛」である。

一言でいうと

        「出足好調!」

                  だろう。


大河ドラマには「緊張感」が必要だ。

傑作だった一連の大河ドラマには、すべからくこの「緊張感」があった。

(賢明な皆さんに説明は不要と思うが「傑作」というのは視聴率が高いことだけを指すのではない)

第一回では主役を務める松山ケンイチは出演しなかったが、さすがに出演俳優の質が高い。

中でも清盛の義理の父「忠盛」を演じる中井貴一、白河法皇の伊東四朗・鳥羽上皇の三上博史・吹石一恵あたりの演技は、民放の時代劇では出せない緊張感だ。


子役が「まえだまえだ」ってのは、知らなかったけどいい味出してたんじゃない。顔ものちにマツケンになるって感じの顔だし。

細かいことを言い出せば、矛盾点やご都合主義的なところはある。

そんなのは当たり前なのである。余程おかしいところでなければ揚げ足を取る必要はないのだ。


なんにしても「大河ドラマっぽさ」「仰々しさ」がここ数年足りなかったので、非常に心地いい始まりになっている。

ご多分に漏れず、初老男は「歴史大好き」である。

しかし、この「源氏・平家」の頃は、苦手なのだ。

やはり、上皇とか法皇・親王とかが出てくる「宮中政治」ってのは、武士政治での老中・大老・奉行、それに付随する町民・百姓の関係のようにスッキリしない。

なんか「オドロオドロシイ」感じがしないか?


今回の大河ドラマを見ることで、この苦手を克服できればと思う。

なんてことを言わず、楽しんで一年間日曜の夜8時にはテレビの前に座りたいものだね。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも一年間じっくり進むドラマを楽しめますように。

                                        May

「坂の上の雲」も終わって、ちゃんと48~50回やってくれるだろうしね。

蛇足ながら、過去のUpにも大河ドラマのことがあるから、気が向いたら読んでみて。





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