完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

酔った初老男のたわごと     ~新カテゴリー「酩酊」第一弾~

2012年01月14日 | 酩酊
私は初老男である。

新しいカテゴリーを作った。

その名も「酩酊」

そう、酒に酔っての無責任なカテゴリー。

だから、正気になった時にその責任を負わないというカテゴリー。

「暴言」も吐くぞー!

初老男の「暴言」は洒落にならんぞー!


ということで新防衛大臣


         「田中直紀」

すでにいろんなところで批判をあびているが、この人事で「野田総理」という人の感覚が現れている。

実は田中直紀は我地域選出の参議院議員である。

もう、当然の如く付いて廻る「田中真紀子の婿」という「肩書き」

そして、誰もが知っている「防衛問題の素人」の肩書き。

防衛問題はすでに単に「防衛」問題ではない。

完全に「対アメリカ外交問題」「世界的軍事力整備」の問題である。

それを「素人」に任せてしまう、日本国総理大臣「野田」・・。

実はこうしたことをやってしまう総理大臣って、実は非常に危ない気がする。

「本人の意識」と「国民・世間の意識」の乖離がどの程度で、それが許されるかどうかを感じる感覚がひどく鈍い。

彼は結局「消費税Up」を手土産に身を引くことになるだろう。

歴代の総理大臣の中で、目立つのは歴史に残る事案を残した人は記憶されるということだ。

近くは小泉総理「郵政民営化」古くは田中角栄「日中国交正常化」・・・etc。

それは煌びやかな「名声」でも、宇野宗佑総理のように「スキャンダル」での記憶でも意味的には変わりが無い。


野田総理もこの「消費税率引き上げ」という「勲章」を持って、のちの世に名を残すことを、むしろ喜々としている風が見える。

・・・実は、すでに「酩酊」でなくなっている。酒どころか、少々食べ過ぎで胃が重い中で冷静この上ない中で昨日の沸騰している頭でUpした内容に続けている。

しかし、あながち言っていることは的外れではない。


政治家はみなこの国の未来を自分自身の手で変えていくことを夢見ていたはずだ。

それは野田も、小沢も、管も、小泉も、田中カクエイもおんなじだったと思う。

しかし、どの世界も、いや政治の世界は特に結局「政争」と言われる人と人との感情の対立と損得勘定にまみれた争いに終始していつしか自分の「夢」を忘れてしまう。

今の政府の体制そのままに「手段と目標」が逆になってしまっている。

事を成すために自分の足元を固めるはずなの、足元を固めることばかりに気を取られて事を成せなくなってしまっている。

こうなると橋下知事っとちがった橋下市長の言っているように明治以来の日本の政治システム自体を壊していくしか「改革」は進められないのかもしれない・・・。


今回も最後までお付き合い頂きありがとう。これを読んでいる皆さんも、まず政治を変えるのは自分の意識からだということを忘れませんように。

                                    May


酩酊に託けてUpしちゃうと、なんだか最後は面白くもなんともない内容になってしまうなぁ・・・。



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「政治家の殺し方」読み終わりました。  ~中田 宏著~

2012年01月14日 | 
私は初老男である。

先回Upした「平清盛」のドラマのことで、兵庫県知事の発言が取り沙汰されている。

初老男としては・・・「自意識過剰」ですよ、って感じ。

失礼かもしれないが、ドラマの最初に説明されたり最後のミニ紀行みたいなところでも紹介されているけれど、ドラマにおけるシーンと紹介された場所を直接リンクさせて考える人がどれだけいるだろうか?しかも現代とドラマのその時代を。

我地域も「天地人」の時、まさに同じような状況になったけど「そうそう、自分の子どもの頃もこんな感じで雪が積もってた」ってしみじみしたくらいの感覚だった。

まあ、知事さんともなれば各方面に気を使わなければならないから、初老男のように鷹揚ではいられないのかも知れないが。


ということで

     「政治家の殺し方」 中田 宏著

読み終わりました。

ちょうどマクラでも、同じ地方の首長の話になったので見方によるとこの本に書かれていることもダブらせて考えられる部分がある。

知らない人はいないと思うが、この「中田 宏」氏のことをざっと紹介しよう。

平成5年から3期衆議院議員を務め、平成14年からは日本一の人口を持つ神奈川県横浜市の市長を2期務めた。現在は青山学院大学院他3つの大学の客員教授である。

議員・市長当時からテレビ等のメディアにも多数出演していたから、知っている人も多いと思う。


政治家が書いた本というのは、今も昔も「自分の都合のよくなるような」内容の物がほとんどだ。

特にこれからも政治家として更なるステップアップを狙う人間なら当然のことだろう。

そしてそれは「現役」(現職政治家)である時ににその効果を最大にする。

逆のパターンがあるとすれば、いわゆる「回顧録・回想録」であろう。

この「政治家の殺し方」は明らかに後者になる。



初老男は、歳を追うごとに「猜疑心」が加速度的に増していく。

現にこうしてコンピューターを使っていても、この機械とシステムさえもかなり疑いを持っている。

そうした意味でいえばこの中田氏の本の内容にも完全なる信頼を寄せるわけにはいかない。

ただ、今の日本全体の風潮を見るとこの本に描かれている権力・既得権益に対する「何でもアリ」の状況はいかにもありそうだ。


やはり、日本の政治・行政というものはある時期から「経済的発展」の名のもとに国民に「私利私欲」を満たすことを容認もしくは煽ってきた感がある。そのために既得権益は途方もない大きさになってしまい、政治家が簡単に突き崩せることができなくなってしまった。

その最たるものが、この地方自治の最小単位「市」の政治に如実に反映している。中田氏が書いているのはそんな現場だ。


繰り返すが、今の世は本当に「信頼できる事柄」が非常に少なくなってきている。

こうしたインターネットの中の情報もひどく脆弱なものなので決して鵜呑みにしてはいけないからね。

特に「マスコミ」の堕落は・・・って、この話は別の機会にたっぷりとやろうと思う。


とにかく、ことの真相ってのは意外なことが多いし政治的なことの「噂」は、かなりの部分政略的なものであることを心にとめていた方がよいと、改めて感じさせる本である。興味のある方は一読を。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいるみんなが単なるうわさで振り回されませんように。

                                        May


何事も「あること」の証明は意外に簡単だけど、「ないこと」の証明はすごくむずかしい。


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