完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

休暇中のとこ。2

2012年01月04日 | Weblog
私は初老男である。

先日、残念な思いをした。

あらましはこうである。

リサイクルCDでヘンデルの「メサイア」を買った。

破格の2枚組で1000円である。

「新世紀エヴァンゲリオン」のタイアップ的な企画で定価を見ると2500円。まあ、妥当な金額だろう。

これが録音はあまりよくないが、演奏はとてもよかったのである。

悦に浸りながら聞き進めると「?」これがなんと「音飛び」するのである。一か所程度なら我慢もするが(我慢しないけれど)本当に頻繁に音が切れるのである。

今どきのCDで音飛びをすることはほとんどない。というか、今やCDで音楽を聴く人も少ないのだろう。

どうしても、まだ「CD」という形にこだわってしまうところが「初老男」の真骨頂というべきか・・・。

こうして、結局返品。

不思議なもので、こうなるとほかの「メサイア」を聴いても納得できなくなってしまうものなのだ。

あ~あ、残念。



ということで、この半年間、パソコンに触れずに何をやっていたかというと・・・。

まずしっかり


       「テレビばかりを見ていた」


恥ずかしいことに、地デジ化される前は、冬などはテレビが映らなかったりしたのだ。
(いったい私は日本の「どこ」に住んでいるのだろう・・・)

それが、きれいな画質で大画面で見えるのだ。狂喜乱舞である。

そもそ初老の男「昭和36年生まれ」というのはまさにTV時代の申し子なのだ。

いまだに続く「仮面ライダーシリーズ」「ウルトラマンシリーズ」の初回を見ているし、スポーツ中継を見ることで訳のわからんかった「ラグビー」や「アメリカン・フットボール」のルールもおぼえた。

長嶋・王がバッターボックスに立ち、ドリフターズが生でコントを繰り広げる。

石原裕次郎が七曲署の「BOSS」であり、ショーケン(萩原健一)のマカロニ刑事のは立小便中に刺殺される。

伝説のジーパン刑事の松田優作の殉職シーン「なんじゃこりゃ!」も現体験である。

四足の白黒テレビから、大きなくしゃみをするとチャンネルが変わってしまうリモコンの初期時代。

家具調のサイドボードのようなのから、カラーテレビへそして、ステレオ放送、BS・CS放送そしてついに地デジへの移行。

その日本の映像技術革新を「カラダ」で体験してきたのじゃ~。

パソコンの呪縛から解き放たれた初老男は、半年間テレビに浸り続けたのだ。


・・・そして、気が付いた。

今のテレビ界は


        「チャンネルが多すぎる!」



地デジにBS・CS全局を合わせるとどれくらいになるのだろう?

この中で、本当に見て意味のあるものを探し出すのは至難の業だ。

それを探すことより、自分の「好奇心」を能動的に満たすべきと思うようになった。

これが、パソコンに戻ってきた一つの理由でもある。


今回も最後もまで付き合っていただきありがとう。皆さんに冬の寒さが少しでも和らぎますように。

                                     May



大体、初老になった人間にはもうあまり時間がないの!ほんとうに面白いものだけ見たいのだ!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする