完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

雪の少ない「雪まつり」での出来事    ~娘がサイフを落とした!~

2007年02月17日 | Weblog
私は「中年」である。

「人間どこに『不幸』が転がっているか分からない」

これは中年である私の人生訓である。

あるとき突然一気に「不幸のどん底」に突き落とされる。
つい最近、私もその目にあった。

しかしそれはたぶんに「観念的」だ。未来に起こるであろうことを予測して
落ち込んでいる。

他の人には全くその意味さえ分からないだろう。
私のような中年になるとそうした「自分の内面で考えすぎて」落ち込むことが
多くなる。

そんな時に「女房」がいてくれるのは本当にありがたい。

彼女は(というより「女性」のほとんどが)クヨクヨしない。

よく言うのだが「女々しい」という言葉は「男」の為にあるのであって、
「女々しい女性」は存在しないのだ。

「そんなのは、現実にその時が来てから考えればいいでしょ!」
その通りである。しばらくその言葉を繰り返し聴いているうちに、少しずつ
冷静さを取り戻して行く「中年」である。


さて、少し遅れてしまったが先週の日曜日に、我が地域で「雪まつり」が
あった。これでも「日本三大雪まつり」の一つなのだという。
(ちなみに「札幌雪まつり」「十日町雪まつり」が他の二大まつりらしい)

実は私はしばらくこの雪まつりには、しばらく行っていなかった。
私は中年であり、寒いところが嫌いだし、人ごみも嫌いだからだ。

しかし、今回はどうしても行かざるを得なくなった。

それは

   「娘が従妹と遊びに行った会場で『サイフ』を落としたから」

                              なのだ。

娘と従妹(義姉の娘)は一歳違いの小5と小4で仲が良い。
連休を利用して、雪まつりがてら「お泊り」に行くというので、娘を
女房の実家において家に帰って来ると、途端に電話が鳴った。

「もしもし、けーさつです。」(ひえーーー、なにごとだ!)

「おらがやりましただ・・・。お代官様お許し下せ~~~。」

そんなギャグをかますような余裕も無く、震えながら話を聞くと従妹と一緒に
雪まつり会場に行った娘がサイフを落としたらしく、それが警備本部へ届いた
という電話だった。

その時は腹が立ったのだが、娘の顔を見るまでに冷静になった。

自分は娘なんて問題にならないほど、子どもの頃様々な失敗をした。
その時、両親達は寄ってたかって私を罵倒したものだ。

こんな時は腹を立てた親より何より「本人」が一番ショックを受けて
自分自身で充分反省したはずだ。そんな娘に追い討ちをかける必要は無い。

娘と女房と三人で喧騒の雪まつり会場を横切って「警備本部」まで歩いた。

話を聞くと警備本部へ遺失物届けを出したのは、娘より歳の小さな「従妹」が
強く薦めて係員に話をしてくれたからだという。

しっかりした子というのは、親の私等より「頼り」になるものだ。
私等が一緒にいても、それこそ怒って「出てくるわけが無い!」と決め付けて
帰ってくるのがオチだ。

「従妹のSちゃん」に感謝感謝であった。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが自分の幼い頃を思い出して、子どもに「思いやり」のある
対応ができますように。

しかし、この雪まつりで有志の募金で上げて名物にしようとしている
「フェニックス」なる花火は1000発だそうだが、もっと効率的な「復興」に
使った方がいいじゃないかなぁ・・・。                                             may










コメント (2)
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