いや~~11月ですよ。カレンダーも残り1枚(2ヶ月のやつね)となってしまった。11月に入ったらやっぱり寒くなってきて、大慌てで本格的衣替えをした2号嫁である。一方の1号旦那は、相変わらず半袖Tシャツに上着を引っかけるくらいで、近所まで行くくらいならまだまだハダシにサンダル。いわく『だって靴下キライなんだもん』・・・キライとかスキとか以前に寒くないのだろうか・・・。
さて、そんなこんなで11月。ここのところ、何だかテレビをつければ毎日誰かが謝ってるような気がする。そう・・・一連の『偽装ドミノ』である(これもすごいネーミングだ)。
コトの発端は、阪急阪神ホテルズがレストランなどでメニューの表示と違う食材を使っていた問題。最初の謝罪会見では『あくまでも誤表示で、偽装ではない』というスタンスだったのだが・・・見ていてなんとなく『コレって、また謝罪会見の謝罪をしなきゃならなくなるんじゃ・・・』と思っていたのはデブ夫婦だけではないと思う。案の定、次の会見では誤表示発言を『不適切だった』と認め、『わざとやったわけじゃないけど、偽装と受け止められても仕方ない』というようなことを言い、一応頭を下げ、不祥事の責任をとって社長が辞任というカタチになったわけで。
このテの謝罪会見って、見ていていつも思うのだが・・・
『どうして最初のうちに謝っちゃわないんだろう? その方がラクなのに』
個人レベルだって、謝るタイミングを逃してしまったばっかりにその先関係がこじれることがあるってのに、組織だったらどうなるかは・・・想像・・・できないのかなあ。最初に『ごめんなさい』と言ってしまえば、その方が楽だったのにと思ってしまう。落ち度があることがわかったら、すぐに謝るのは基本のはず。でも、大企業になると、それさえ違ってきちゃうんだろうか。大企業、組織を守ることに必死な会社幹部になると、謝ることすらできない、逆に謝ってはいけない、そうなると結果としてその場しのぎの対応になるってことか。
阪急も最初の会見で『偽装と思われても仕方ない、お客様ごめんなさい、これから気をつけます』と言っていたら、ここまでこじれなかったような気もするんだけどね・・・。
間違いや偽装をしていて、それが表沙汰になって、あわてて会見を開いて深々と頭を下げるくらいなら、最初から間違いなんかしなきゃいいのに、と思うのが普通の感覚。が、一連の謝罪会見を見ていると、世の中を侮っているのか、認識が甘すぎるのかはわからんが、不祥事が生まれるべくして生まれている感じにも『見えちゃう』んだよね~。そうなると、『結局は、こういう体質なのね』と変なところで納得してしまったりもする。
そして、下請け業者や調理場などの現場に責任転嫁するのも見ていて見苦しい。そりゃ実際に何を使ってどうやってお客様に出していたかまでは社長や幹部の知るところではないかもしれんが、それにしても。それじゃあ『お前がバカなことやらかすから、オレがこんなことになったんだぞ! バカヤロー!』と、息子に責任転嫁して保身を図った(ように見えちゃった)みのさんと同じじゃないか(* ̄m ̄)プッ
阪急阪神以降も、出るわ出るわ偽装&誤表示のオンパレード。大手百貨店のレストランやおせち、ホテルや旅館。ついにはこの間日本一になった楽天のセールまで ┐(´-`)┌ 個人的には楽天は、一連の偽装とは違うような気もするし、お祝い&お祭りだから許してやれよ・・・とも思っちゃうんだけどね(*^^*ゞ
偽装ったって、所詮、舌で本物かどうかを見分けられる人なんてのはごくごくわずかしか居ないと思うんだよね。2号嫁は、実際のところブラックタイガーって結構うまいと思うし、ちょっと大ぶりのエビを『芝エビ』とか『大海老』といわれれば納得しちゃう。『フレッシュオレンジジュース』とメニューに書いてあれば、ちゃんと搾ってるかパック入りかなんてことは考えもせずに『やっぱりホテルのジュースってうまいよね~♪』と、ジュース一杯に1000円払っちゃうようなチープな舌しか持ち合わせていないと思う。高いからおいしく感じる、その程度です、ええ。
しかしだ。だからといって『客にはどうせわからないだろう』と、表記と違うものを使っていいんだ、ということにはならんのだ~。
ホテルや百貨店ってのはファストフードやファミレスや安売りスーパーとは違って、それなりのお金を払うわけだ。それはそのブランド力を買っている部分もあるだろう。だから、普通よりちょっと値は張るけど、その対価としてのお金を払う。それが実は安いモノを使っていて高い値段を取っていたとなると、やっぱりいい気分はしないわなあ。おせちだって『バナメイエビの○○』より『車海老の○○』と書かれていた方が景気がいい感じもするし、買う方も『やっぱりデパートや料亭のおせちは違うわ~』と、満足感を得られるわけだ。そこを買ってるってのも大いにあるんだよな。
日本は『ものづくり』の国だとずーっと言われてきている。そこには作り手と受け手の『信頼関係』があって成り立ってきたところもあると思う。その信頼関係が崩れてきているのかもしれないな。かといって、チープな舌しか持っていないワタシらは『ホテルだから』『百貨店だから』『値段が高いから』というモノサシでしか測れない部分の方が大きいもんで、どーにもならん(* ̄m ̄)プッ まあ、こういうことがあったからといって何でもかんでも『偽装じゃないの?』『これホントにステーキなの?』と疑心暗鬼になりながらモノを食べるというのも不健康な気もするので、こういうことがあったので一応は信頼するしかないよね。
さてメディアの皆さんは、毎日『偽装叩き』を例のごとくやっているようだが、実際に叩かれた企業がその後どう改善策をとってどう変わったかということについてはほとんど報道しないもんな。叩くだけ叩いて、いかにも消費者の味方です、って顔をして、正義の味方を気取って、当事者を追い詰めて辞任に追い込むのも、いつものこと。偽装やヤラセはメディアの方がお得意だと思うんだけどなっ(´∀`*)ウフフ
そうこうしているうちに、世の中ではそろそろ流行語大賞のお話も聞こえてきているが、ここへきて『誤表示』が一気に脚光を浴びるかもしれん。そう・・・当事者の理屈でいえば、解雇はリストラになり、売春は援助交際になり、体罰は指導になり、偽装は誤表示となるわけだ・・・。ああ、いっそブラックタイガーも『黒海老』と表記しておけば、車海老じゃなくても許されたかもしれないのに・・・などと、どうでもいいことを思ったりもする(〃^∇^)o_彡☆あははははっ♪
ともあれ、今年も残り2ヶ月を切ってしまった。今年やらかしちまった諸々のことは自分自身の中で『ごめんなさい』と片付けてしまい、『そういうわけで、来年はがんばります』と言い訳ができてしまう時期になってきたというわけですね(*^^*ゞ 残り2ヶ月だというのに、未だ一度もゴルフに行っていないデブ夫婦でありますが・・・(*_ _)人ゴメンナサイ・・・とりあえず、年内1ラウンドくらいはできるよう努力いたします~。