以前、朝の情報番組『スッキリ!』で紹介されていた本。以来ずっと買おうかどうしようか迷っていた本である。書店でもなぜか見つからず、でも店員さんに聞くにはタイトルが恥ずかしいwでもよく考えると買うほどの本じゃないよなあ・・・でも読んでみたいなあ・・・と半月くらい迷ったのだが、先日立ち寄った書店でついに見つけてしまい、結局買ってしまった(*^^*ゞ
ちょこやまくん。
『器が小さい』というのを『お猪口』に例えて、厳しい(?)サラリーマン社会を生きるちょこやまくんの日々の『小さな』エピソード集。
カバー裏には「器が小さいから女の子には自意識過剰で、同僚や後輩にはミエッぱり、自分の健康には極端に心配性。もちろん、お金にセコいのは言うまでもありません」とある。
いや~~笑えます。しかも大笑いできるというわけじゃなく、(・m・ )クスッときちゃう感じ。デブ夫婦が愛する『ぴあはみだし天国』にも似た笑いである。
ゆえに現代の30代、40代なら笑えるエピソードが多いはず。
気に入ったやつをいくつか挙げてみると・・・
豚肉はびっくりするくらい焼く。→念入り。それが、ちょこやまくん。
そうそう、豚肉は寄生虫が居るからよく焼かないと・・・っていつの時代だ?
すぐフラれるくせに、女の子のことを「女」とか言う。→プレーボーイ然。それが、ちょこやまくん。
で『女ってさー』と女性を大きく括りたがる。そう、たとえ彼女いない歴が長くてもw
アンケート用紙の年収記入欄に50万多く書く。
→「経費とか入れて実質こんなもん。」それが、ちょこやまくん。
あああ、ちょっと盛る。ちょっと見栄。男って・・・でもわかる~~。
社食でカワイイ新入社員が隣にいるのに気づいてるのに挨拶されて驚いた顔。
→「おお、いたの?」それが、ちょこやまくん。
あくまでも偶然、声かけてきたのは向こう。自分から声かけたら負け。アホアホしいけどわかる~
頭痛=脳腫瘍。→肺痛い=肺ガン。それが、ちょこやまくん。
だけど病院に行くのは怖いから行かないんだよな-、男ってのは。
「危」マークの車とすごい車間とる。→「爆発コワい。」それが、ちょこやまくん。
バッカだな~と思いながらも、なんかわかる気がする・・・。無意識にやってるかもw
メニュー熟読するワリに常にハンバーグ。→「一切失敗したくない。」それが、ちょこやまくん。
ハンバーグ食っときゃとりあえず間違いナイ?
フジテレビのことをCXという。→「オレ業界人。」それが、ちょこやまくん。
いるいるいる! 2号が居た編集業界にもこのテの人は多かったぞ~。
想像するに多分マスコミとか広告代理店系、外資系のサラリーマンなんだろうな、ちょこやまくん。自分では『イケてる』つもりなんだけど、周りから見るとそうでもない。
でもね、自分の周りを見渡してごらん。世の中、ちょこやまくんだらけだから。で、無邪気に『あ~いるいる、こういうヤツ』と笑い飛ばしてふと思う。
・・・これ、もしかしたら自分のこと??
みんな認めたくはないかもしれんが、ちょこやまを笑うヤツは自分自身を笑っているのと同じなのだ。
自称イケてるビジネスマンも、モテる男もモテない男も、仕事できる奴も仕事キライな奴も、高収入でもそうでもなくても・・・、とにかく誰もの中に絶対に『ちょこやま』は居る。というわけで本の最後には『ちょこやまくん度チェック』なるものもあるぞ(⌒~⌒)ニンマリ
くすっと笑えて、アホアホしくて、読み終える頃にはきっとちょこやまくんが愛しくなっているはず。と同時に、毎日頑張ってる自分も愛しくなる。『器のでかい男』なんて、実はこの世に存在しないのかもしれんのう。そう思うとお猪口並みの器しかない世の男性たちにもちょっと優しくできるかも・・・。チカラ抜きたい時、ちょっと疲れちゃった時にぱらぱらっと読むのにおすすめ。たまには難しいこと考えずにこんな本もどうでしょうか。そしてなぜか読み終えてもまた読み返したくなる・・・。すっかりちょこやまくんにヤラレているデブ夫婦です(*^^*ゞサブカル本ってたまにこういう面白いのが出るもんですね♪
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