そんなこんなでトリプルキャンサーとなった2号嫁であるが、
順調に抗がん剤治療は進み、つい先日早くも5回目の治療を終えてきた。
診察の予約が朝9時のため、朝8時には病院に行き検査をし、
診察で検査結果を聞き、治療OKの数値なら腫瘍センターでの点滴となる。
抗がん剤の点滴は合計4時間。その前に吐き気止めとアレルギー止めの点滴があり、
クスリ終了後には生食を通すため、トータル5時間近くがかかる。
なので、治療の日は朝8時から夕方4時頃まで病院に居ることになる。
今回のお昼ゴハンは、サンドイッチとパスタサラダというおしゃれランチにした♪
さらに、しばらく甘いモノが食べられない(吐き気止めのクスリを服用すると血糖値が爆上がりするため)ので、
食後には豆大福も食べた♪
iPadでドラマを観ながら、時々寝て、リラックスして休ませてもらったわ。
ワタシが投与されている抗がん剤は『パクリタキセル』と『カルボプラチン』という2種類のクスリで、
『TC療法』と呼ばれている。抗がん剤としてはポピュラーなものらしい。
最初に説明を受けた時は
『パクリとカルボ・・・なんか・・・RPGに出てくる弱い中ボスの名前みたいであんまり強そうじゃないなあ』と思ったものである。
で、このクスリの副作用は、主に
・アレルギー ・吐き気、嘔吐、食欲不振
・末梢神経障害(しびれ) ・筋肉痛、関節痛
・脱毛 ・爪や皮膚の変化
・骨髄抑制(白血球減少) ・味覚変化
・口内炎 ・下痢、便秘 ・間質性肺炎
・・・など、多岐にわたる。
2号嫁の場合、投与3日目の午後あたりから、手足のしびれと関節痛が毎回現れる。
しびれは徐々に弱くなるものの未だに消えない・・・が、まあ日常生活に支障があるレベルではない。
ほとんどの副作用については症状を抑えたり緩和させるためのクスリがあるようなのだが、
唯一、抑えるクスリがないのが『脱毛』。
初回の治療で入院した際に、薬剤師さんに『髪って絶対抜けるんですか?抜けない人も居るんですか??』と訊いてみたら、
『ほぼ100%抜けると思ってた方がいいです』と言われたので、
早めに医療用ウィッグを購入し、医療用の帽子もいくつかそろえておいた。
初回の治療が終わった後は特になんてことなかったのだが、去年の年末からなんとなーく髪が抜け始め、
年明けに2回目の抗がん剤治療で入院している時から派手にバサバサと抜け始め、人並みに脱毛が起こっている。
なので退院後からバイト中はウィッグを着用し、あとは医療用帽子でカバーしている。
さて、そんなこんなで多くの人が避けられない『頭髪の抜け』だが、
先日の治療の前に待合室で帽子かぶって座っていたら、隣に居たおばさまに
『髪って、やっぱりかなり抜ける?』と訊かれた。
聞けば今回2回目の治療とのことで、少しずつ抜け始めているらしい。
『あー・・・個人差はあるみたいですけど、ワタシは3ヶ月くらい経ったらこんな感じで』
と、帽子の後ろをめくって見せたら『あら~そんなに抜けちゃうの?』と。
おばさまは、抜け始めた時に結構ショックだったそうで、
家の中にバラバラと髪が落ちる状態もイライラするし落ちこむのだそうだ。
『でも、治療が終わったらまた生えてくるみたいだし、医療用のカツラも帽子もいろいろあるから大丈夫ですよ!』
などといろいろお話をした。
人によっては髪が抜けることで精神的に結構ダメージを受けるケースもあるようだ。それは、わからんでもない。
しかし2号嫁の場合は、なぜか非常に淡々と、脱毛を受け容れてしまった感があって、
年明けに急にごそっと抜けても『ううわ、ドラマみたい!』と思ったくらいで、さほどダメージは無かった。
多分、もともとに自分の髪がまとまりにくい、広がりやすい、パーマがかかりにくい・・・というつまらない髪質のため、
ちょっとコンプレックスがあるのだろう。
ウィッグを使ってみると、朝に寝ぐせのついた髪を整えることもなく意外に楽ということもわかった。
さらに、自分のアタマの形が意外に良いこともわかった(笑)。
ただ、3月現在、生まれたばかりの赤ちゃんくらいの毛の生え方(いや、残り方か)なので、なんとも中途半端。
何だか『ここまでハゲてるのに往生際が悪い』感じがしちゃって、いっそ剃っちゃおうかなあとも思うのだが・・・、
頭皮もそれなりに敏感になっているんだろうからなあ・・・と、未だに迷っている。
『ツルになったら一緒に写真撮ろう!』と1号旦那と盛り上がっていたのに(つд⊂)
とはいえ、この状態にもすっかり慣れてしまい、2月あたりからは眉毛も結構抜けてボワボワまばらに残っている程度になってしまった。
眉は描けばいいし、ウィッグも前髪を長めにしてもらったのでパッと見は眉が無いことはわからない。
しかしだ!
先日手鏡でひさしぶりに自分の目元をアップで見てみたら・・・
『あれっ? まつ毛・・・無くないか??』
そう! なんと脱毛はまつ毛にまで及んでいたのである。一応目頭から目尻まで生えていたまつ毛が半分くらいなくなっていることに気づいた。
もともと目化粧をしないため、まつ毛をビューラーでカールさせるとかマスカラを塗るということには縁がなく、
自分のまつ毛を意識したことなぞなかったのだが・・・、まつ毛がまばらに生えてるって冷静に見るとなんか変(笑)。
でも普段からメガネをかけているし、バイト中はオーバーグラスもかけているため目立たないっちゃー目立たないので、ま・・・いっか。
眉毛、まつ毛がなんとなく抜けている・・・ということは!?と、鏡で鼻の穴を見てみたら・・・、
鼻毛まで脱毛していた(ノ・ω・)ノオオオォォォ-
まあ・・・全身の毛が抜ける人も居るってのは聞いてはいたが、
教科書どおり次々とワタシの毛は抜けていったのだなあ・・・。
頭髪、眉、まつ毛あたりは生えてこないとさすがに困るけれど、
どうせならこのまま生えてこない方が楽だよな~と思う毛もある。
が、そうはうまくいかないんだろうね(⌒▽⌒)アハハ!
そんなわけで期せずして(?)全身脱毛状態になりつつある2号嫁だが、
1号旦那いわく『それでもさー、2号は治療が終わればまた生えてくるんだからいいじゃん』と言う。
『世の中、もう生えないお父さんだって居るわけだし』
まあね・・・。そういう1号旦那の頭髪も、まあね・・・。
脱毛事情も、人それぞれ。とりあえず、2号嫁は禿げ散らかしていますが元気です(⌒∇⌒)
順調に抗がん剤治療は進み、つい先日早くも5回目の治療を終えてきた。
診察の予約が朝9時のため、朝8時には病院に行き検査をし、
診察で検査結果を聞き、治療OKの数値なら腫瘍センターでの点滴となる。
抗がん剤の点滴は合計4時間。その前に吐き気止めとアレルギー止めの点滴があり、
クスリ終了後には生食を通すため、トータル5時間近くがかかる。
なので、治療の日は朝8時から夕方4時頃まで病院に居ることになる。
今回のお昼ゴハンは、サンドイッチとパスタサラダというおしゃれランチにした♪
さらに、しばらく甘いモノが食べられない(吐き気止めのクスリを服用すると血糖値が爆上がりするため)ので、
食後には豆大福も食べた♪
iPadでドラマを観ながら、時々寝て、リラックスして休ませてもらったわ。
ワタシが投与されている抗がん剤は『パクリタキセル』と『カルボプラチン』という2種類のクスリで、
『TC療法』と呼ばれている。抗がん剤としてはポピュラーなものらしい。
最初に説明を受けた時は
『パクリとカルボ・・・なんか・・・RPGに出てくる弱い中ボスの名前みたいであんまり強そうじゃないなあ』と思ったものである。
で、このクスリの副作用は、主に
・アレルギー ・吐き気、嘔吐、食欲不振
・末梢神経障害(しびれ) ・筋肉痛、関節痛
・脱毛 ・爪や皮膚の変化
・骨髄抑制(白血球減少) ・味覚変化
・口内炎 ・下痢、便秘 ・間質性肺炎
・・・など、多岐にわたる。
2号嫁の場合、投与3日目の午後あたりから、手足のしびれと関節痛が毎回現れる。
しびれは徐々に弱くなるものの未だに消えない・・・が、まあ日常生活に支障があるレベルではない。
ほとんどの副作用については症状を抑えたり緩和させるためのクスリがあるようなのだが、
唯一、抑えるクスリがないのが『脱毛』。
初回の治療で入院した際に、薬剤師さんに『髪って絶対抜けるんですか?抜けない人も居るんですか??』と訊いてみたら、
『ほぼ100%抜けると思ってた方がいいです』と言われたので、
早めに医療用ウィッグを購入し、医療用の帽子もいくつかそろえておいた。
初回の治療が終わった後は特になんてことなかったのだが、去年の年末からなんとなーく髪が抜け始め、
年明けに2回目の抗がん剤治療で入院している時から派手にバサバサと抜け始め、人並みに脱毛が起こっている。
なので退院後からバイト中はウィッグを着用し、あとは医療用帽子でカバーしている。
さて、そんなこんなで多くの人が避けられない『頭髪の抜け』だが、
先日の治療の前に待合室で帽子かぶって座っていたら、隣に居たおばさまに
『髪って、やっぱりかなり抜ける?』と訊かれた。
聞けば今回2回目の治療とのことで、少しずつ抜け始めているらしい。
『あー・・・個人差はあるみたいですけど、ワタシは3ヶ月くらい経ったらこんな感じで』
と、帽子の後ろをめくって見せたら『あら~そんなに抜けちゃうの?』と。
おばさまは、抜け始めた時に結構ショックだったそうで、
家の中にバラバラと髪が落ちる状態もイライラするし落ちこむのだそうだ。
『でも、治療が終わったらまた生えてくるみたいだし、医療用のカツラも帽子もいろいろあるから大丈夫ですよ!』
などといろいろお話をした。
人によっては髪が抜けることで精神的に結構ダメージを受けるケースもあるようだ。それは、わからんでもない。
しかし2号嫁の場合は、なぜか非常に淡々と、脱毛を受け容れてしまった感があって、
年明けに急にごそっと抜けても『ううわ、ドラマみたい!』と思ったくらいで、さほどダメージは無かった。
多分、もともとに自分の髪がまとまりにくい、広がりやすい、パーマがかかりにくい・・・というつまらない髪質のため、
ちょっとコンプレックスがあるのだろう。
ウィッグを使ってみると、朝に寝ぐせのついた髪を整えることもなく意外に楽ということもわかった。
さらに、自分のアタマの形が意外に良いこともわかった(笑)。
ただ、3月現在、生まれたばかりの赤ちゃんくらいの毛の生え方(いや、残り方か)なので、なんとも中途半端。
何だか『ここまでハゲてるのに往生際が悪い』感じがしちゃって、いっそ剃っちゃおうかなあとも思うのだが・・・、
頭皮もそれなりに敏感になっているんだろうからなあ・・・と、未だに迷っている。
『ツルになったら一緒に写真撮ろう!』と1号旦那と盛り上がっていたのに(つд⊂)
とはいえ、この状態にもすっかり慣れてしまい、2月あたりからは眉毛も結構抜けてボワボワまばらに残っている程度になってしまった。
眉は描けばいいし、ウィッグも前髪を長めにしてもらったのでパッと見は眉が無いことはわからない。
しかしだ!
先日手鏡でひさしぶりに自分の目元をアップで見てみたら・・・
『あれっ? まつ毛・・・無くないか??』
そう! なんと脱毛はまつ毛にまで及んでいたのである。一応目頭から目尻まで生えていたまつ毛が半分くらいなくなっていることに気づいた。
もともと目化粧をしないため、まつ毛をビューラーでカールさせるとかマスカラを塗るということには縁がなく、
自分のまつ毛を意識したことなぞなかったのだが・・・、まつ毛がまばらに生えてるって冷静に見るとなんか変(笑)。
でも普段からメガネをかけているし、バイト中はオーバーグラスもかけているため目立たないっちゃー目立たないので、ま・・・いっか。
眉毛、まつ毛がなんとなく抜けている・・・ということは!?と、鏡で鼻の穴を見てみたら・・・、
鼻毛まで脱毛していた(ノ・ω・)ノオオオォォォ-
まあ・・・全身の毛が抜ける人も居るってのは聞いてはいたが、
教科書どおり次々とワタシの毛は抜けていったのだなあ・・・。
頭髪、眉、まつ毛あたりは生えてこないとさすがに困るけれど、
どうせならこのまま生えてこない方が楽だよな~と思う毛もある。
が、そうはうまくいかないんだろうね(⌒▽⌒)アハハ!
そんなわけで期せずして(?)全身脱毛状態になりつつある2号嫁だが、
1号旦那いわく『それでもさー、2号は治療が終わればまた生えてくるんだからいいじゃん』と言う。
『世の中、もう生えないお父さんだって居るわけだし』
まあね・・・。そういう1号旦那の頭髪も、まあね・・・。
脱毛事情も、人それぞれ。とりあえず、2号嫁は禿げ散らかしていますが元気です(⌒∇⌒)