7泊8日のアンダルシアツアー。内容はもちろん仕事です。がっつり弾いてきました。
今回の相方はもと教え子。今、スペインの一番のホープのサックス奏者。来月からボストンのバークリー音楽大学へ入学が決まっているのですが、今回はとりあえず離れるヨーロッパ最後の演奏ツアーin アンダルシア。
私は初日であるセビリアまではマヨルカから飛行機で行ったのですが、その後は車でのツアーとなり、これがハード!車内で聴いたジャズCD、数知れず。相方くんが300枚のジャズ、ファンクなどをチョイスしたCDを持参してくれたため、DJ・YUKOといわれたこの1週間、好きな音楽を聴きまくりました。
初日のセビリア。ちなみに、毎晩「打ち上げ」なるものが盛大にあり、食べることに集中する1週間となりました。でも、ちゃんと翌日は遅くとも9時には起きて、観光もしたよ。(1日をのぞいて・・・)。
こちら、セビリア大学構内。由緒ある大学って見ると和む。自分がわりと古い大学にいたからかも。この大学は、もともとタバコ工場で、オペラ「カルメン」の舞台になった場所です。
南下したり、北上したり、もうその足取りは誰がこんなスケジュールを組んだんだ?といいたくなるくらい、「めちゃくちゃ」ツアー。中日は、海辺のリゾートホテルに宿泊。起きたとたん、この景色。なにしに来たんだか・・・
演奏した場所のコンディションも様々。日本みたいに、どのホールにもスタインウエイが入っていて、ちゃんとメンテナンスされていて・・なんて、ありえない。いいホールもあり、これはいったい・・というのもあり。
左はセビリアの中心街にある由緒あるコンサートホール。ちゃんとスタインウエイのフルコンだったけれど、右はサンルーカルの会場。妙にひんやりしていて、響きは抜群なのだが、いたるところにマリア像があり、元教会?とオーガナイズ側に聞くと
「ここは元々刑務所でした」
確かに窓にがっつり柵がついてました。でもここの街の魚介は最高だった。お酒として出されたManzanillaも最高で、打ち上げで1時過ぎまで。
でも、なんといっても最高だったのは、すでにアンダルシアではない、Zafra.ここはイベリコ豚の産地。この日は、夜、スペインリーグの首位決定戦(バルサ対マドリッド)があったため、客の入りが半分くらい。でも、この晩食べた、イベリコ豚の頬肉の煮込み、デザートで食べたローズマリーのアイスクリームは、このツアー中堂々1位に輝いたディナー。しかも二人で30ユーロってどうよ。ワインも飲んでこの値段。
どの街もいいホテルが用意されていたけれど、このZafraはこれまた格別。
このホテル、あのイベリコ豚のためだけにも戻りたい街Zafra!
街(村?)はこんな感じね。
旅は続く。果てしなく続くオリーブ畑。果てしなく続く会話。果てしなく続くファンクミュージック。
後半訪れたグラナダ。
あと1日だ!ということで、この日はグラナダで打ち上げのあとジャズライブへ。はい、この日が唯一「外してしまった」1日となりました。飲んだだけではなく、踊ってしまったため、翌日が・・・もう40なんだ、というのを再確認した翌日。でも最高にレベルの高いジャズライブだったよ。
まだ雪の残るグラナダ。市内は半そでだったけれど、まだスキーができるくらいの雪が残っているらしい。ピレネー山脈と並び、スキーのメッカのシエラ・ネバダ山脈です。
で、健康体で無事マヨルカへ帰宅。
上空から見る我が島は、いつ見ても綺麗です。いろんな現実が待っていることは確かだけれど、この景色だけはいつも変わらない。
が、待っていた現実は半端なかった・・・
続く。
それにしてもなるとゆいは大丈夫?ゆいも扁桃腺なんだね。知らなかった。早く落ち着く事を願ってます。
確かにねぇ。弾いてる画像ないし(笑)。
本番の1時間半くらい前にスイッチを入れて「弾くぞ~」と念を入れないと弾けないくらい最終日は疲れてました。ちゃんと弾いてきたけれど。
美味しいものに囲まれると乗り切れることを再確認したわよ。それにしても丈夫になったわよね、わたし。
以前だったら中日で倒れてたと思う。
扁桃腺、もう治りました。が、やはりナルは長引いた。今週、検査です。
すごいアンダルシア満載やね。馬車馬って意味わかりました。
ところで気になるのがZafra!知らなかった~。是非行ってみたい!!
弾いてる写真、これって会場の誰かにカメラを渡して「撮ってください」って言わない限りないじゃない?関係者は撮ってくれてるけれど、自分のカメラはほとんど出番なし。もちろんマメな人は毎回撮るんだろうけれど。
レストランでは「カメラ!」と思うのに、この違いはなんなんだろうか・・・(といっても、最終日にはさすがにまずいと思い、自分のカメラで撮ってもらったけれどね)
ZafraはAndaluciaではなくExtremaduraのアンダルシア寄り、です。よくあんなところまで車で行ったワイ、と、あとで地図みてびっくり。ちなみに見るものはほとんどないよ。
豚に集中!
体力ついたわよねぇ。絶対以前だったら、帰宅→入院でしょう。
Sevillaは刑務所じゃないわよ。かなり立派なコンサートホール。その後行ったSanlucarがマリア像つきの刑務所でした。
なんかああいうところで見るマリア像って、本当に慈悲深い顔に見えるわよ。