1月に剣道リーグ戦が終わりヨーロッパ選手権の代表発表があってからずっとずっとこの大会を目標に頑張ってきた兄ちゃん。
サティの住んでいた住居を通り過ぎ、レバノン料理を食べに行ってきました。
絶賛爆睡中の二人
カテドラルの高さもなぜボーべに?と思う迫力。
パリに戻り、玲子お手製ディナーをご馳走になり、
サクレクールを見ながら読書。眠りにつく幸せ。
去年はジュニアでの出場でしたが、今回は一般の部。
日程は5月19日から21日、パリ郊外のボーべにて開催。本来イタリアで開催される予定が今年に入り何らかの事情でフランスに変更。パリで開催したかった連盟ですがすでにどこも空きがなく郊外のボーベになりました。
私はお昼過ぎまで室内楽クラスの期末試験をしてそのまま空港へ直行。Nadalとユイと合流してパリへ。
一泊玲子宅に泊まり翌日ボーべへ移ります。
サティの住んでいた住居を通り過ぎ、レバノン料理を食べに行ってきました。
好みすぎて感動のレバノン料理。茄子のフムスの味付けが最高でした。
翌日。ボーべ行きは夕方にしてお昼過ぎまで玲子とニノンとお散歩。今回は去年は行っていない9区を歩きました。玲子宅からは15分ほど。さらに15分くらい歩くとオペラ座です。
ロマンチック美術館。
政治家、作家、画家、音楽家が集まっていたというサロンです。ショパンもここでピアノを弾いていたらしい。ジョルジュ•サンドの描いた絵もあったり。作家以外にも画家として認められていたことを初めて知りました。
ショパンがサンドと住んでいた住宅を通り過ぎ、今度はギュスタフ•モロー美術館。
モローの世界観にどっぷりハマりました。
オペラ座近くの韓国料理屋でランチをしたあと(どこも行列のパリ!)北駅からボーべ行きの電車に乗ります。
絶賛爆睡中の二人
この日の朝開会式があり午後は女子団体の試合。一日入場券は一人15€なので私達は翌日からの観戦にしました。
ジロちゃんからボーべ、何にもないよーと予告されていました。ほんとに何もない普通の田舎街。ここでは二泊、民泊です。
とりあえず、翌日のアクセス方法やらパン屋の場所やらを知るために街を散歩。改めて何もないことを確認し、レストランもパッとしないので地元食材屋で簡単なおつまみとワインを調達、アパートで夕食。こういうことが民泊では楽しいね。
だいたいどこへ行っても朝ごはんの調達は私の担当。他の二人よりも朝が早いので散歩がてら前日目処を立てたパン屋に向かいます。気持ちの良い朝です。
街からバスで20分くらい行く巨大会場に向かいます。
はためく会場内の国旗にまず圧倒され、熱気に心が熱くなり、兄ちゃんの姿を見つけて知らない人を見る感覚。一応着いたことを教えた方がいいかな、と思い三人でさりげなくのつもり兄ちゃんに手を振ります。満面の笑みで手を振ってくれてなんだか嬉しかった。
まずは団体戦。国対抗。世界大会もヨーロッパ大会もこれがメイン試合です。ナルは一番バッター。剣道では先方といいます。
スイス戦からスタートして駒をどんどん前に進めるスペインチーム。
ユイのコンクールの緊張感とは種類の違う緊張感。瞬時の判断、瞬発力、集中力、持久力、で数分で勝負がつくので観戦側の緊張のアップダウンも半端ない。一本取られても目は反らせずとにかく心の中で頑張れ頑張れと唱える。一本取るとこちらの体温がぐっと上がる。そんなことを繰り返し三回戦、対イタリアでの勝利には涙がこぼれました。長い準備期間、ということでは音楽もスポーツも同じで、そこまでの過程にすでに拍手を送りたいのですが、これに結果が加わると込み上げるものがあります。
準決勝。ベルギー戦は引き分けでポイントが僅かに高かったベルギーに負けました。このベルギー戦はナルは勝てなかったので、試合が終わり、面を取った時に泣いてる姿が目に入りました。きっと自分が勝っていたら、という気持ちが抑えられなかったのだと思います。
スペイン銅メダル。快挙でした。
優勝はダントツのレベルを見せつけたフランス。素晴らしい試合を長時間堪能しました。そしてあまりの緊張の連続にお腹の調子が悪くなる私。
翌日は個人戦。
大会内の最年少出場なので個人戦は2勝して2回戦に行ければ上出来、と本人は行っていたのですが、一勝一敗で先には行かれませんでした。でもよくやった!本人も大満足です。
ですが、兄ちゃんはこの個人戦での試合中に相手との体当たりで半回転し、肩を負傷。医務室から帰ってきた兄ちゃん、左腕を固定され、スペインに戻ったらレントゲンをとれ、と言われたそうです。後日、レントゲンを撮り1週間稽古禁止、との診断で骨に異常は見つからなかったのですが、今現在もまだ痛そう。足はたまに怪我しますが上半身の怪我もあるのです。
さて、男子個人優勝もフランス人。圧倒的な強さ。
閉会式まで見てパリに戻ります。
次の目標は来年の世界選手権代表に選ばれること。10月からのリーグ戦、また一からスタートです。開催地はミラノ。行かれるといいね。
ちなみに。ボーべ、何もありませんが、徐に現れる古い住居、教会は趣きがあってなかなかよかった。
カテドラルの高さもなぜボーべに?と思う迫力。
パリに戻り、玲子お手製ディナーをご馳走になり、
サクレクールを見ながら読書。眠りにつく幸せ。
フライトは火曜日なので翌日は再びパリ観光です。さて、今回の行き先は何処へ…
ナルの勇姿、真剣に取り組んでいるからこその悔し涙、それを見守りお腹を壊しながら一喜一憂し涙する母yuko、よく頑張りました!ナルの肩の回復を祈っています。
ロマンチック美術館、小さいけれど隠れ家的な場所でイイよね!また次も色々行こうね。