小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

ドック便

2012-01-11 07:36:18 | Weblog
妻との扇浦までのジョグ、そして奥村グランドでのフリスビーを終えキーボードに向かっている。オガマル入港日朝の僕のスタンダードと言った感じだが、本日入港予定のオガマルは特別便だ。

そう、年に一度の所謂ドック便。14日(土)に父島を出港したオガマルはドック入りの為次の父島入港は2月1日。半月ほど基本的に内地との人の行き来は出来ないし、生活物資もその間ほとんど届かない。貨物船‘共勝丸’がオガマルドック中運行予定ではあるが、時化の多いこの時期、その運行は不定期になり特に生鮮食料品等の入荷はほとんど当てに出来ない。

そんな訳で、本日オガマル入港後生鮮食料品等が店頭に並ぶ3時過ぎには、恒例の買い物戦争?が勃発する事になる。

そしてこのブログでも、毎年このドック便の時に触れてきたと思うが、矢張り今回も触れずにはいられない話題がもう一つ。

6年前のこのドック便で、我々はこの父島へ移住して来た。いきなりの買い物戦争にビックリし、ヤマト便で送った家財道具一式が翌日にしか配達されない事を知り、何も無いアパートの一室で一瞬途方にくれた。そのアパートの大家さんの御好意で、隣のトレーラーハウスに一泊させていただき、おかげさまで優雅な父島暮らし初日になった事が、今となっては本当に懐かしい。

先便で遊びに来ている義兄達が、そのトレーラーハウスに宿泊中と言うのも何かの巡り会わせかもしれない。

さてその義兄だが、釣も一度してみたいと言う事で僕が一日OFFだった月曜日、桟橋での釣へ御招待。

その日は運悪く消防団の出初式が桟橋であり、釣行は式の終わった後の10時から。この日は何とか釣果を上げたいと思い、僕としては久しぶりにムロ、そして小型ならシマアジも狙えるサビキ釣。

快晴に近い空模様、風も無くポカポカの絶好の釣日和。しかし肝心の浮はピクリともしない。出初式で消防車から海への放水が有った為、お魚さんビックリして逃げてしまったのだろうか。

「どうせなら、コマセ混ぜて放水してくれりゃいいのに」

隣の釣師さん、身勝手な冗談も。岸壁には10本近い竿が並んでいる。

我々の腹ごしらえも終わり、沈滞ムード充満、欠伸も出始めた3時頃、僕の浮が微妙に動いた。そして上がってきたのはデカムロ。この一本を皮切りに、デカムロとシマアジがあちこちで上がりだし、桟橋は一気にヒートアップ。

義兄もシマアジ、デカムロをゲットして大満足。ホスト役の僕もホッと胸を撫で下ろした。

2人でシマ3枚にデカムロ10本ほどを上げ、成人の日の祝日はメデタシメデタシ。



そんな桟橋の様子










写真撮影の後爆釣となり、肝心の釣果を撮影する余裕無し。

義兄あり遠方より来る

2012-01-08 06:16:36 | Weblog
1月5日(木)入港のオガマルで、はるばる滋賀県から妻の兄、僕から見れば義兄が父島へやって来た。最後に会ったのが何時だったか定かでないほど、久し振りの再会だ。

妻と結婚してから、妻の実家(滋賀県栗東町)を盆と正月の年2回訪れるのが、我家の楽しみであり年中行事となっていた。

両親と妹の家族4人での都会暮らしに慣れた僕にとって、大家族(妻は5人兄弟)の長閑な舎暮らしは新鮮で、沢山の新しい出会いがあり本当に楽しい一時だった。

そんな中義兄とは何故かウマが会い、時には他の兄弟達と、そして時には2人で色々な遊びをした。

琵琶湖バレー(人工スキー場)や彦根山麓でのスキー、琵琶湖でのウインドサーフィン、信楽の山々を上り下ったサイクリング、ジョギング、餅つき、キャンプにバーベキューetc上げればきりがない。

特にウインドは真冬の琵琶湖、セールが凍りつくような極寒の中、ドライスーツを着、焚き火を炊いて頑張った物だ。そしてロードレーサーでのツーリング。真冬に登った峠では積雪が残り、まともに走れない所も。そして帰りの下りでは霙交じりの雨に打たれ、凍えきった体で、ガタガタ震えながら栗東の家へ辿り着いた。

今この父島ではとても考えられない。

「あの頃は若かったしネ。それにしても傍から見ればキチガイ沙汰」

昔を思い出しながらそんな会話を、この暖かな父島(今の僕にとっては、十分寒いのだが)で義兄と交わせるのは、本当に懐かしいし又時の流れを実感させられる。

義兄の来島以来、幸いお天気にも恵まれ、父島を楽しんでもらえているようで何より。今回は2航海の旅なので余裕もあるが、今後の好天を是非期待したい。

晴れてナンボの小笠原だからネ。



入港日午後、前浜で



そしてこちらは教会の前




翌日、昼休みに上がったウェザーで偶然バッタリ。クジラも見え最高のウェザー










昨日、妻の案内でハートロックへ





妻と主と呼んでいる長老も久し振りに出迎えてくれたようだ






昨夜、我家にて




初釣

2012-01-03 16:42:15 | Weblog
昨日はオガマル出港日の荷役作業を終えた後、日頃仲良くお付き合いさせていただいているご夫婦のお招きで、ホームパーティーへ。

お節料理を初め、酒の肴にピッタリの御馳走の数々。普段自宅以外でのアルコールはほとんどBEERしか飲まない僕だが、昨夜はBEER、日本酒、そして最後にまたBEERと12時過ぎまで痛飲。

今朝の早朝フリスビーは、やや二日酔い気味での参加。それでもゲームに夢中になり汗を流しているうちに、アルコールは程よく抜けて行ってくれた。

明日から小学校の用務の仕事が始まる為、今日は僕にとって三が日中唯一の完全OFFの一日。昨日から餌のオキアミを購入、気合を入れて本年初釣。

年末の釣行ではシマアジ狙いの餌釣りで、満足の行く釣果が上がらなかった為、サビキ釣にもかなり気持ちが傾いたが、今年の初釣は矢張り大本命シマアジと邪念?を振り払った。

桟橋での第一投は8時、既に顔見知りの釣好きが2人竿を出している。どうやらサビキにムロがポツリポツリと上がっているようだ。

本年初の獲物は三投目に掛かったなんとツノダシ(エンゼルフィッシュ)勿論リリース、なんだか先が思いやられる出だしである。

その後風も無く穏やかなコンディションに誘われるように釣り人が集まり、多い時で10本ほどの竿が並んだ。そのほとんどがサビキ釣。そんな仕掛けにデカムロがポツリポツリと上がり、餌釣りの僕はサッパリ。何となく重い雰囲気が漂い始めた頃、僕の浮がストンと入った。シマアジほどではないがそれなりに手応え十分。デカムロ?半信半疑でリールを巻くと現れたのはアイッパラ。本年初釣果はまあまあのサイズのアイパラ、とりあえず坊主は免れ一安心。

そしてその後しばらくして、大本命シマアジをゲット。サイズは残念ながら小振りだったが、それなりに手応えもあり、なんと言ってもシマアジは僕にとっては別格のターゲット。

餌の無くなる3時頃まで頑張ったが、結局本日の釣果はその二匹。勿論十分と言う訳ではないが、新年早々シマアジを釣り上げ、まずは順調な滑り出しと言う所だ。


写真は本日の釣果、シマアジにアイッパラ。そして桟橋の様子。








明けましてオメデトウござます

2012-01-02 16:06:09 | Weblog
遅ればせながら、新年明けましてオメデトウございます!

そして遠く小笠原まで年賀状をくださった皆様へ、この場をお借りして感謝申し上げたいと思います。

さて今年の父島、我々が移住以来初めてお天気に恵まれた年末年始を迎えた。

大晦日の昼頃には、客船‘きそ’が無事二見湾に入港。因みに昨年は2隻の観光船が二見湾内には入ったものの、強風とウネリで係船ブイに接岸できなかった。

僕は午前中カウントダウンイヴェントの準備のバイトを終え、昼過ぎから愛車ヴォーグで島内一周のサイクリング、2011年のコギ納めへ。観光ポイントには多くのツアーの車が止まっており、勿論お客さんもあちこちに溢れている。30日入港のオガマルと‘きそ’の乗客を合わせればおそらく1500人近い。観光客の人々が目に付いて当たり前だね。

サイクリングの終点ウェザーも、途中歩いて上る人が沢山いるのにびっくり。勿論ウェザーも人人人。


写真はそんな大晦日のウェザー







かなり遠かったが、真西の方角にザトウのブリーチも見え、皆大満足。


そして夜はお祭り広場でカウントダウンのイヴェント。好天に恵まれ大勢の人出。年越しそばやホットドリンクの為の湯沸しの係りを仰せつかった僕は、おかげさまで大忙し。昨年はかなりの在庫が残ってしまった年越しそば(ミニサイズの緑のたぬき)だが、今年は見事に完売(タダで振舞っているのだが)。久し振りに綺麗な打ち上げ花火と供に新年を迎え、イヴェントは大成功。










忙しい中、撮った写真。



そして元旦は、日本一早い海開きのお手伝い。イヴェントの中でアオウミガメの放流があり、以前カメセンターでのボランティア経験の実績をかわれ?急遽放流のお手伝いも。NHKの生中継もあり、小笠原小学校の5年生達は生出演。いい思い出になったのでは。

これぞ小笠原と言える強い日差しの中、メインの海開きも大盛況。「真夏でも、あんなに大勢の人が海に入っているの見た事無い」という浜の監視役の一言が印象的だった。

そして「こんな正月、ホント久し振り。なんか小笠原の正月らしくないな。」

「これで運を使い果たして、これからの観光船は入れないんじゃない」

そんな会話もチラホラ。

いずれにしても、大成功の日本一早い海開きだった。

そんな好天の元旦、妻は中のよい友人とハートロックへ歩き初め。



写真はその様子。