小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

お帰り&行ってらっしゃい

2011-08-19 17:34:01 | Weblog
今日11時20分、200名チョッとの乗船客と供に入港、そして14時には900名を超える乗船客を乗せて東京へ向け出港して行ったオガマル。この便で今月一日から続いていた、オガマルの着発運行が終了。島全体に何となくホッとした空気が漂っている。

世界自然遺産登録決定、その後のマスコミ報道の影響も多大にあったと思うのだが、この夏の小笠原は、僕がこの島に移住して来て経験した5回の夏とは、何処か違っていたように思う。未だ夏が終わったわけじゃないけどね。

観光業に従事する多くの人達は、きっと僕以上にその違いを実感している事だろう。お客が増えれば当然売り上げアップ、忙しさもアップ。喜んでいる人もいれば、諸手を挙げて大歓迎とは行かない人もいるのだろう。

お客さんのニーズと、提供されるサービスの質がマッチする事がなんと言っても大事。その辺りが上手く合致するような仕組みの構築もこれから重要になっていくのだろう。僕の生活には全くと言っていいほど関係の無い事なのだが、どうせならお互い‘納得’の方が良いに決まってる。

所で8月に入ってから、幾人かの懐かしい顔と、町のお店、桟橋、前浜・・・・色んな所でお目にかかることが出来た。

小学校でお世話になった先生の御家族、小学校で共に働いた先生、ジョギングの大好きだったお巡りさん・・・・。父島で何年か過ごし内地へと帰っていった人達、夏の休みを利用して、また父島へ観光旅行。中には毎年のように来る人もいる。

「お帰りなさい!」そんな人達に会うと、自然とこの言葉が出てきてしまう。

そして仕事柄、オガマルの出港日には乗船するそんな人達とお会いする機会も多い。

「行ってらっしゃい」

たぶん僕はこの島に居座り続け、お帰り&行ってらっしゃいを繰り返すのかな?それもまた良しだ。

900名の人がオガマルで島を離れたが、今朝早く二見湾沖には客船‘ふじまる’が停泊。500名のちびっ子が前浜に溢れていた。








そして特別意味はないのだが、今日の雲





















何処か違う今年の夏

2011-08-14 06:34:10 | Weblog
お盆休み真っ只中の着発運行となった昨日のオガマル、急病人の発生で乱れていたダイヤもやっと通常に戻り、11時20分、890名の乗船客と供に桟橋に入港。毎年このお盆の便は900名前後の乗船客で混雑しているのだが、今年は今月一日から始まった着発運行がほとんど700名前後の乗船客で埋まっていて、例年の70~80㌫増しと言った所だろうか。

世界自然遺産効果?恐るべし!

下船する人達やお迎えの人でごった返す桟橋を尻目に、我々荷役作業員は時間との戦い。コンテナがほとんどだったが、荷物を降ろし、その後積み込む作業に汗を流す。そしてオガマルは定刻2時に竹芝へ向け出港と思いきや、どうも様子がおかしい。やがて救急車が到着、どうやら熱中症による急病人が発生したようで、家族(たぶん)と思われる人と供に担架で搬送された。

この夏のオガマル、どうやら何かに取り付かれているのかアクシデントが多い。結局昨日の便も定刻20分遅れの2時20分、汽笛と供に出港して行った。

この着発運行も、残す所後二便。入港する船は内地へ行っていた島民の帰島が増え、出港する船はバカンスを終えた観光客ですし詰め状態と言う事になるのだろうが、いずれにしてもノートラブルでの運行を願いたいものだ。

所で例年、太平洋高気圧が小笠原の上にドンと居座り、晴天続き、海は凪、透明度は増し、何処までも青く、そして紺碧の空、この時期が小笠原の一番良い季節だと思うのだが、この夏そんなベストの一日がまだ無いような気がする。天気が良くても台風の影響などで海が落ち着かず、先日久し振りの前浜スイムでもややニゴニゴ状態。

ネットの天気図では、この先しばらく高気圧が居座りそうなので、最高の夏の小笠原の到来を期待したい。


写真は先週の前浜、ウェザーの様子。







この時期にしては珍しくアオリをゲットしたN君。彼も昨日の船で内地へ向かった。
また来年、待ってるよ!



















家族で釣

2011-08-07 08:02:38 | Weblog
次々と発生する台風や熱低の動きに一喜一憂と言った感じの、最近の父島。気が付けば8月も一週間が過ぎようとしている。

8月1日から始まったオガマルの所謂着発運行(11時30分入港、同日14時出港)は、19日まで3日に1回のペースで19日まで7回続く。冒頭の台風の影響などでどうかと思われた1日便4日便は、台風の進路が西に逸れた(沖縄地方の方には申し訳ないが)おかげで予定通りの運行、まずは順調な滑り出し。

所が今日入港予定のオガマルで大ハプニング。たった今流れた防災小笠原の島内放送に因れば、船内で急病人が発生し利島付近まで引き返した影響で、父島入港は大幅に遅れ明日の朝5時30分。そして出港は明日の午前9時、乗船客数は812人。

普段ですらオガマル中心に回っているこの島の生活、この超繁忙期にこれだけの運行予定の変更、島中がテンヤワンヤになっていることは想像に難くない。

渇水に始まった今年の小笠原、台風の影響による2便続けての運行予定変更、そして今回の予期せぬ大幅な遅れ。どうやら小笠原の神様、今年は本気で怒っていらっしゃるようですな。

その渇水だが昨日の時点で貯水率は61%、毎便800名前後の乗船客のある父島、当然水の使用量も増加し予断を許さない状況が続いている。







写真は我家から徒歩30秒の奥村グランドで今朝撮った物。見慣れぬ小屋が建っていたので中を覗いてみると、海水を淡水に変える浄化装置。扇浦の浄水場だけでなく、こんな所にまで設置、村も頑張っている。観光客の皆様も、どうか節水に御協力を!

話は変わって昨日の日曜日、久し振りに息子と休みが重なり、桟橋で釣。宿の掃除を終えた妻も加わり、家族で釣りを楽しんだ。島に移住した頃はよく妻も釣りをしていたのだが、最近は全く御無沙汰。昨日は息子が一緒と言う事で、久し振りにその気になったようだ。そして息子の竿を借りての第一投で、見事アイッパラ(スマカツオ)釣り上げた。

「たまには釣も楽しいはネ!」だって、恐るべし妻。

そりゃ釣れれば楽しいさ。


そんな昨日の桟橋の様子。















所で昨日の僕の釣果は、アイッパラ7本にムロ1本。微妙な所だ。