小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

8年周期の大発生

2009-11-19 09:32:39 | Weblog
オガマル入港日の朝、9時までの小学校での仕事を終えパソコンに向かっている。と言うのも、本日のオガマル、なんと定刻2時間遅れ午後1時30分入港予定との事。荷役の仕事まで時間が空き、最近サボり気味のブログでも投稿と言う事にあいなった。

今便のオガマル、船員さんの記憶では初めてとのことだったが、久里浜寄港便と言う事で多少の遅れは当初から予想された。しかし2時間遅れとはビックリ。毎年八丈島寄港便は運行されているが、こんなに遅れたことは無い。よほど海況でも悪かったのだろうか、それともはじめての久里浜港入港で手間取ったのだろうか?

いずれにしても我々の仕事は船が来なければ始まらない訳で「来るまで待とうオガマル」の心境である。後は積荷の量が少ない事を願うばかり、日没の早くなった昨今、5時を回るともう真暗だからネ。本日の荷役作業、3時間の勝負。

所で先週辺りから「今年はひどいね、しかも時期が早くない?」と言う会話があちこちで聞かれるが、ヤスデの大量発生。内地ではあまり見ないかな?ハッキリした記憶は無いが、僕はこの島ではじめてお目にかかったような気がするのだが。百足をそのまま2~3cm位にスケールダウンした様な奴で、この島に来てから毎年お会いしている。

特に小学校の体育館への渡り廊下や、校舎裏の倉庫へ通じるコンクリートの足場の上などがお気に入りのようだ。どうやら、じめじめしていてヒンヤリするような所が好みのようで、ヤスデが発生しだすとしばらくの間はその掃除の為に僕の仕事が一つ増えることになる。箒で掃いて集めゴミ袋に入れて捨てるだけなのだが、ビジュアル的にどうもピンと来ない上に、時に異臭を放つ。救いは百足のように咬んだり刺したりしない事。

そのヤスデが、今年は本当にゾ~ッとするほどの大量発生。数日前の朝、倉庫の前の例のコンクリーの足場を見てブッタマゲタ!大量のヤスデが集まり、一つの塊と言うか、白いコンクリーの上に黒っぽいこんもりした丘が出来ている感じ。いったい何匹いるのか想像を絶する世界だ。

箒でかき集めようとすると、そのヤスデがくるっと丸まる。山のように集まったヤスデが次々と丸まる様子は、はっきり言ってグロテスク。あまり思い出したくも無いので、詳しい解説はこのへんで終了するが、ヤスデとの死闘はまだしばらく続きそうだ。

今朝も朝一番で始末したのに、ほんの1時間もすると又何処からかあふれ出て来ていた。信頼できる情報筋に因れば、このヤスデ君、何でも8年周期で大量発生するらしい。あまり有りがたくない話だが、ひょっとすると今年はその8年周期に当たる年かも。

写真はブログの内容とは全く関係ないが、先日久し振りに歩いた長崎遊歩道から撮った二見湾。