MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

たんぽぽ畑とスターボー

2013年04月25日 | あらかると

探し物を求めてやや離れた所にある大手ショッピングセンターへ、
のんびり気ままに逍遥風ポタリング(道草の旅?)。

とある農家の庭先の地続きの遊休地で、
ナガミヒナゲシと蒲公英とカラスノエンドウなどが生い茂っていた。
緑の中のナガミヒナゲシの濃オレンジ色が余りにも際立っていたので、
数枚単写(巻頭の写真・下の写真)


暫く行くと今度は2反歩(600坪)近くの遊休地全体に蒲公英の綿毛が、
まるで真綿の絨毯のごとくに広がっていた。
綿毛の下には新たに花が咲き始めているが、
花が咲き乱れていた頃はさぞや壮観だったに違いない。


で・・・・
ナガミヒナゲシの畑といい、蒲公英畑といいなぜ手入れをせずに放置するか?
一つの要因は農家の高齢化で、耕作出来る体力がなくなってきているのである。
私の住んでいる周辺では、畑で作業をしている人を良く見かけるが、
作業をしている人は70~80代の老人が多く、
若い人を見かけるのは果樹園(梨農家)ぐらいである。



「タンポポ畑でつかまえて」という歌があったような気がして調べてみると、
80年代のアイドル全盛時代に、アイドル路線を走ろうとしてなぜか失敗したという、
「スターボー」の名前が出てきたが、
その名前は記憶に残っていないので、曲名だけが一人歩きしていたのかもしれない。
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ミレーの名画、「春」のような夕景ほか、

2013年04月24日 | 写真

風雨が強く一日中晴れることはなかったが、
日没直前に薄日が射し街を染めた。

その光景は虹こそなかったが、
ミレーの名画「春」のような色彩で包まれたのである(巻頭の写真)。

この名画に出合ったのは高校時代で、
クラシックのLPレコードジャケットで、
曲はヴィヴァルディの「四季」だったと記憶している。

それから20年以上経ったころ、この名画が日本にやって来た。
渋谷の東急文化村ミュージアムで開かれた「ミレー展」で、
連作「四季」の全てが集まるのは「世界初」というふれこみだったような気がするが、
そのときの情報はネット上を探しても見当たらない。

そのご2度目の欧州旅行のときの1998年に、
パリのオルセー美術館で鑑賞している。
写真も撮ったが、オートフラッシュが発光し、
中心部分が光の反射で写っていなかった。

閑話休題。

常日頃、面白い雲があると写真を撮っているが、
珍しい光景を2点ほど。
巨大なレンブラント光線の発生した夕景。


弾丸低気圧の通過後の夕刻に現れた乱れ雲。
真上の空は真っ黒なのに、1キロ先は穏やか模様である。
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デジカメの被写界深度

2013年04月23日 | 写真

マクロ撮影の場合、一眼レフデジカメなら、
絞り優先にしてF値を大きくすると(例・F11)、被写界深度(ピントの合う範囲)が深くなり、
F値を小さくすると(例・F3.5)被写界深度が浅くなってバックがボケる。

下の写真は絞り優先モードで、絞りをF5.6に設定して撮影。
イナゴにピントを合わせているが、
バックはもちろんタンポポの花弁もややボケている。


下は、絞りをF13と絞ったため、
イナゴとタンポポの花弁全体にピントが合っている。


一眼レフの場合はマニュアルモードにすると、
いろいろと撮影方法を変更できるが面倒ではある。

デジカメの場合は、ポートレートやPモードなど
様々なモードでマクロ撮影できるが、
ポートレートモードでのマクロ撮影と、
絞り優先のマクロ撮影では被写界深度が違ってくる。
(CANON PS-A650を使ってきて最近気付いた)

これまでは、ポートレートモードでマクロ撮影をしていて、
巻頭の写真や下の写真などを得てきていた。
が・・・・・
何となく被写界深度が足りない。


ということでAVモード(絞り優先)で、
絞りをF8(これ以上のF値は無し)に設定して撮影。
結果は下の通りで、被写界深度をコントロールすることが出来た。


被写界深度を深くするとバックがボケないので嫌う人も多いが、
私の場合は、花や虫の細部を知りたいので好都合なのである。


先日、公園で年配のカメ女と出会い、
話し込むうちに「このカメラ、シャッター音がしなくなった」というので、
見てやろうと思ったが、カメ女は「鳥専」のようで、
私が触れたことも無い「フジの望遠系デジカメ」・・・・

で・・・・・
「マニュアルを見ると直ぐ解決すると思いますよ」と返答すると、
「読んでも判らないし、読む気がしない」と・・・・
「それじゃカメラ店に持っていくと解決すると思います」
が・・・・返ってきた返事は、
「通販で買ったのでどこにカメラ店があるか判らない」と・・・・・

近くの大手スーパーのカメラ店を紹介しておきました。
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劣悪環境下で花咲かせる「野草けなげ組」

2013年04月22日 | あらかると

当地では一昨日、昨日と雨が降り、
4月としては珍しい、最高気温が10度以下を記録した。

今日は3日ぶりに快晴の朝となったが、
冷え込んでいて何をするにつけても億劫である。

気温が上がり始めた10時過ぎに、
大町公園に「ツマキチョウ」の探索に出かけたが、
寒さのせいか、見かけた蝶は白蝶類3頭と、
ベニシジミ3頭のみで、ツマキチョウどころではなかった。

ということで・・・・・
最近撮った写真の中から、
植物達の中の「健気組」を・・・。

巻頭の写真は石垣の間に根を下ろし咲いた「ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)」。
自転車で歩道を通行中、
鮮やかな花の色が目に留まったので引き返しての撮影。

下はとある公園の「東屋」の檜皮葺(ひわだぶき)屋根の先端で、
咲いた苔の花(正確には「胞子嚢」)。


ブロック壁の溝に沿って根茎を伸ばし、
苺の苗のように葉を出し根を出しながら、
まるでアメーバーのごとく増殖するが・・・

植物名は不明だが、蕾のようなものが出ているので、
機会があったら観察していきたいと思う。


同じブロック壁で花を咲かす「姫踊子草」。
やや色素が不足しているが養分が不足するのであろう。


姫踊子草の根元。
どのようにしてここに根付いたのかは不明だが、
劣悪な環境下でも花を咲かせ、子孫を残してゆく健気さが素晴らしい。
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はつひばり

2013年04月21日 | 写真俳句
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