MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

夏草の中の怪虫たち

2015年07月01日 | あらかると

松戸市の「21世紀の森と広場」や、
市川市の「大町公園(市川動植物園)」などの、
自然保護をコンセプトとした公園の草叢を歩いて居ると、
昆虫の幼虫や、色彩豊かな昆虫に出会うことがある。

たとえば巻頭の写真はマコモの葉の先にいた蟻のような昆虫で、
写真を撮った後で調べても正体が判らなかった。

巻頭の写真の背中の模様や、
下の写真の頭部にあった太く長い針のような口吻から、
カメムシの仲間である「サシガメ」の幼虫のようであるが、
成虫としての特徴は何も見られず、名前の同定は出来なかった。


次もマコモの葉陰に止まっていた小さな蛾で、
小さすぎて肉眼では模様などは判らなかったが、
液晶で確認してその模様の豊かさに驚かされた。


蛾は正面から見ると、夜行性ゆえの目の大きさが面白い。
綺麗な蛾だったので、さぞかし有名でNet検索も簡単だろうと思っていたが、
昨日、今日と2時間以上もサーフィンしたが同定できなかった。
似たようなものはあったが、模様が違っていたのである。


触覚が体長の2倍以上も長い、カミキリムシが葉陰に隠れていた。


やがて葉の上に上ってきたのを撮って確認すると、
黄色の斑点が背や腹部や頭部にまで付いていたが、
腹部まで同じ模様があるのは珍しい。
名前は「キボシカミキリ」。
ポヒュラーな虫のようでNet検索で直ぐに同定できた。


次は小屋の天井に張り付いていたゲシゲジの大型版。
名前も見たまんまの「オオゲジ」で、害虫を食べる益虫のようである。
ゲジゲジやムカデは見たことがあるが、
田舎生まれの私がオオゲジを見るのはこの日が初めてだった。
もしかするとその形から、本体を確認するよりも逃げていたのかもしれない。

良く見ると、体には光沢があり繊細そうな脚や触角の微妙な色合いが美しい。


明日は雑節の「半夏生(ハンゲショウ)」で、
関東のスーパーでも必要以上に蛸が並ぶ。
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