子の神大黒天参道を行くと、途中に面白い家があった。
家の角に立っている電柱にはなぜか風車が取り付けられ、
鉄平石で作られた家の壁面には、太陽のオブジェと虫のようなオブジェが飾られていて、
「なんとなく楽しい気分になってくる」そんな演出がされていた。
虫のオブジェの上下には沢山のハートが飾られ、
虫の個々の部品にはスプリング(バネ)が付けられていて、
触るとゆらゆら揺れる仕組みになっていた。
下の写真のように、オブジェの中ほどが少し汚れているのは、
沢山の人に触られたからであろう。
同じ壁の飾り窓のようなところには、標本のような揚羽蝶が・・・(巻頭の写真)
余り動かないので標本であろうと思ったのだが、
友人から「生きているよ」の一言・・・
でまじまじと見詰めていると蝶がパタパタと移動した。
よく見ると蛹も本物だった。
さらにその先の小さな飾り窓には絵本が・・・
絵本の題名は「はらぺこあおむし」、非常に有名な絵本であることは後で知ったことなのだが、
絵本の登場で全体のコンセプトが「はらぺこあおむし」であることが見えてきた。
後日、時間があるたびに様々な検索用語でネットサーフィンをし、
「はらぺこあおむしの館」(勝手に仮名)の情報を得ようとしたが、
個人の住宅としては芸術性の高い建物にも拘らず、不明でした。
風車が飾られていた近くでは「真っ赤なブラシの木の花」が満開を迎えていた。
ブラシノキ(学名:Callistemon speciosus)の学名のカリステモンはギリシャ語で、
「美しい雄しべ」という意味らしく、名のごとく雄蕊が金色のように輝いていた。