数週間前、ある公園内にあった防火用水の貯水池は
季節の変わり目に降った大雨の為に増水していた。
(泥で茶色に染まった部分まで冠水していたのである)
2日前に同じところに行ってみると巻頭の写真のように
減水していて、柵の周りに少し水溜りがある程度になっていた。
その水溜りで魚のようなものが動いた。
よく見ると大きなお玉杓子(牛蛙の子?)で後ろ足が生えているのもいた。
なかには、干上がった草の上で仰向けになって命絶え絶えのものもいた。
可哀想に・・・・
試しにそのうちの一匹を捕まえて貯水池に放り投げると
命絶え絶えだったのにも拘わらず「水を得た魚のように」
元気に泳ぎ去っていった。
結局池を一周して20匹ほどを池に戻してやった。
しかし残念なことに水溜りの中にいたお玉杓子は
余りにも元気で素手では捕まえることが出来なかった。
心残りはあったが「運」ばかりは如何ともし難い。
更によく見ると田螺もたくさんいた。
40個ぐらいを池の中に戻し、8個ほどを家に持ち帰った。
持ち帰った理由は「田螺は水槽の掃除屋さん」として便利で、
水槽のガラス面などに発生した珪藻類を食べて綺麗にしてくれるからである。
下の写真左側が持ち帰った田螺。
写真を撮ってから気がついたのだが、
以前から飼っている右の田螺よりも殻の尾が長い。
種類が違うのかもしれないが、
田圃で拾ってきた右側の田螺と違って
水草が豊富に生えていて農薬の汚染もない貯水池で
伸び伸びと育ったためなのだろうと推測したが・・・・