飛行機雲が発生するのは、上空の湿度が高いときで、
観天望気的には天気が崩れる前兆であるといわれる。
大町公園上空は、羽田からの離陸機や、
成田空港からの離陸機や上空通過の国際機などが見られ、
晴れた日には、航空機の観察には面白いところである。
肉眼で何とか見られる大韓機などを追跡しながら、
Nikon-B700のレンズ望遠端の1440mmで狙うのである。
1440mmでの手持ち撮影は相当に難しいのだが、
手持ちで手振れのない写真を撮るための練習でもある。
下の写真は、NCA(日本貨物航空=日本郵船系列)の航空機で、
肉眼的には下の写真程度に見えていた。
ズームアップすると、ボディの下の青い塗装の中には「NCA」の文字が見えてきた。
垂直尾翼と胴体後部が黄色の塗装は「Polar Air Cargo」の航空機。
高度がやや低く飛行機雲の発生はなかった。
ヘリも時折通過する。ヘリのBodyには「Japan Coast Guard(海上保安庁)」の文字も見えた。
飛ぶものといえば・・・
公園内でこの時期に見られる小鳥も面白い。
「百舌鳥の雌」オスに比べると数段かわいいのだが警戒心も強い。
最近公園内で見られ人気なのが「真鶸(マヒワ)」で、20羽程度の集団で、
公園内のあちこちを移動している。
園内では、日本赤蛙の卵塊が見られたり、蕗の薹や黄菖蒲、
水芭蕉が芽吹いており、河津桜もまもなく開花しそうである。
巻頭の飛行機雲の写真からは、数本あることから空路になっていることがわかり、
飛行機雲が徐々に下降していることから、
大町公園上空では下降気流が発生していることがわかる。