久し振りに10時前に外出し、
これも久し振りの国分川上流の第二フィールドへ・・・。
国分川をポタリングし、近隣を逍遥し、
その後「大町公園」へ行く予定であったが、
その前にカメラの電池が半減し、電池切れの予感があったので、
昼過ぎには帰宅。
やはり寒さの中ではまだ咳が出て、風邪は完治していないようだが、
一時期に比べれば写欲が増し、その欲の増大とともに、
体力も回復状況にある。
で・・・・「冬の翡翠」
寒さと共に水温が下がり、小魚たちも浅瀬から消えていく。
流れの無い浅瀬の淀みに居る小魚の一部は泥の中で過ごし、
水温が上がってくると動き出すのだが・・・・
国分川上流(黎明橋下)の翡翠撮影スポットには、
翡翠の飼い主のような「おじいさん」が、
翡翠を撮る為毎日のように来ている。
自宅が近所なのだそうだ。
今日もおじいさんが一人で居たので挨拶すると、
「つい今まで翡翠がいました」との情報を頂いた。
というか、余り興味の無いことは前にも伝えてあるのだが、
そこは社交辞令で「ありがとうございます」と・・・・
「あっ、戻ってきた」とおじいさん。
すぐに「翡翠撮影」のセットポジションに入り、
話をかけられる状況ではなくなった。
見ていると翡翠は結構ダイビングを繰り返している。
で・・・・撮ってみた。
最初は露出オーバー、スローシャッター、連写など、
すべてまともには写らなかった。
こうなると「写してやろう」と写魂が働く。
露出を1.7ほどアンダーにし、ISO200、フォーカス手動の単写で挑んだ。
「ポチャッ・・・カシャ!!」
まだ水中だった。
が・・・・・これも翡翠の世界である。
二度目は魚を捕らえることができず・・・・
「鳥専」という写真仲間では意味を持たない写真のようだが、
翡翠の「眼光」には「生への威力」が感じられる。
次はちゃんと捕食して嬉しそうな翡翠・・・・が・・・ブレとボケ。
捕らえた魚は色・形から「ヌマチチブ」のようである。
その後も何度も何度も飛び込んでいたが、
捕食効率は悪く10%に満たないものだった。
夏場は、肉眼でも小魚が群れを成して泳いでいるのが見えるほどで、
捕食には困らなく、一箇所に留まることは少ないのだが、
今日は、ずっと留まってダイビングを繰り返していた。
しかもある時は泥の付いた葉を銜えていたから、
底まで潜って獲物を捕らえていたのである。
気がつくと「おじいさん」は、
カメラのシャッターが切れないという故障が発生し、
私を含めてさまざまな方策を試みたが、回復しなかった。
「こんなチャンスは滅多にない」と悔やんでいたが、
すぐに自宅にとって返し、古いカメラを持ってきて再びシャッターを切っていた。
おじいさんの「滅多に無いチャンス」というのは真実味があった。
で・・・・・
私の撮りたかったのは、
「川面に映る白い欄干を乱す鴨達」で数枚撮ってきた。
そのほかにも
「菊花展で県知事賞」を取ったというおじいさんとの
面白い出会いがあったのだが・・・・
今日は割愛。後日掲載予定。