
昨日の大町公園で、
新たな特徴のあるハゴロモの幼虫を見つけ、
Netで調べると「アオバハゴロモの幼虫」と判明したのだが、
その成虫の写真を見て愕然とした。
アオバハゴロモの成虫を見ていたのである。
が・・・・
興味の範囲以外のツマグロヨコバエの仲間だろうと撮らなかったのである。
「知らない」「思い違い」ということはそういうことなのである。
ということで、
今日は「アオバハゴロモ」の成虫の写真を撮りに大町公園に行った。
目的が有るということは成果も実のあるものとなることが多く、
「アオバハゴロモ」の他に「ベッコウハゴロモ」「スケバハゴロモ」の、
三種の成虫の写真撮影に成功した。
閑話休題
園内の東屋で小休止し水分補給をして居ると、
逆光でよく見えなかった庇近くに蝉のような黒いものが止まって居た。
油蝉よりも一回り大きいので、確認のため近寄ると、
大型の蛾で、背に髑髏マークのような模様があった(下の写真・巻頭の写真)。
見えている前足は虎模様の猫の尻尾のようである。
全体が複雑な模様と様々な色彩に覆われていたため、
その美しさに十数コマ撮った。
特徴のある蛾だったので、Net検索で直ぐに判明した。
蛾はスズメガの仲間の「黒面形天蛾(クロメンガタスズメ)」で、
下翅は更にオレンジ系の明るい色と黒色の幾何学的な模様で彩られていた。
しかも・・・「鳴く蛾」と言うことも判明した。

初見の蛾は「毒蛾」の可能性もあって触ったり出来ないが、
「鳴く蛾」であることを知っていたなら、
何らかの手立てを考え、動画撮影に挑戦していたかもしれない。
白い部分に、下の黒点2個とその下のV字形の黒い模様などを組み合わせると、
猿の顔のようにも見え、白色の両側のU字形の模様を加えると犬のようにも見える。

右側から

左側から

今度クロメンガタスズメに出会うことが出来たら、
そのときは鳴声動画に挑戦してみようかと・・・・・・
団地の廊下では「コスズメ」が休んでいた。
団地内は常夜灯が多く、他にも多くの蛾が集まっている可能性はあるが、
夜間に外出して観察するほどの意欲はない。

スズメガは毛に覆われているものが多いが、
みなビロードのように美しい毛並みであるのが面白い。

立秋の翌日から、やや涼しい朝夕が続いていて、
真夜中まで蝉時雨が聞こえていた団地の庭もやや静かになっている。
が、やはり日中の太陽光下は酷暑そのものである。
ハゴロモについては近日中に紹介予定です。