目白といえば、桜などの花蜜を吸ったり、熟柿を食べたりしているのを見ることは多いが、
今回見たのは「犬行李柳(イヌコリヤナギ。着物などを入れる「柳行李」の原料となる行李柳の仲間だが、役に立たないという意味で「犬」が付く)」で、
「アブラムシ」を啄んでいるシーンだった。
ベンチで休んでいるとすぐ隣にある柳の木に数羽の「目白」が飛んできては何かを啄んでいる。
ダメもとでシャッターを切ると、目白の止まった枝には黒い虫が・・・・(下の写真)
更に様子を見ながらシャッターを切ると、その一枚にアブラムシを咥えていた目白が写っていた(下の写真)。
啄む速さから木の芽ではなく「虫ではないかと」とは思っていたが・・・吃驚である。
目白が啄んでいたアブラムシは「ヤナギコブオオアブラムシ」という、
大型のアブラムシで、枝のあちこちにびっしりとついていたのである。
羽化して羽のあるヤナギコブオオアブラムシの成虫もいた(下の写真)。
幼虫の背中にある突起が「コブ」という命名の由来という。
次は公園内では珍しい私にとっては初見の「小鴨」。
野鳥については仲間から「野鳥博士」との称号を頂くほどに、野鳥に精通した先輩と「噴水池」方面に歩いて行くと、
「小鴨がいるよ」と・・・・・
この池には以前からカルガモの番がいるので、鴨が泳いでいてもさほど気にも留めず、いつものカルガモであろうと思っていたが、
そこは流石の「野鳥博士」・・・・
「カルガモよりも小さい」ということを一瞬で判断しているのである。
下の写真の右側が雄、左側が雌である。
上の写真では日陰で雄の頭部の美しさはわからないが、向こう岸近くの日の下で泳いでいるのを撮ったのが下の写真(トリミング)で、頭部にはマガモには無い美しい模様があったのである。
ちなみに、翌日ももう少しましな写真を撮ろうとして出かけたが見掛けることはなかった。
この日は三十三才(ミソサザイ・ちなみに冬の季語)にも出会えた。
警戒心が強く直ぐに隠れてしまうので、事前にISOを400に設定していたので、そのまま4Kビデオで撮影し、ビデオから切り取った写真ばかりです。
やはり警戒しているのか、カメラ目線のようです。
目線を反らすと直ぐに上部の茂みへ移動して飛び立ってしまった。
巻頭の写真もその鷦鷯(ミソサザイ)で私を再確認しているような目つきが可愛い。