今日の大町公園は人もまばらで閑散としていた。
常連さんの話では「冬の野鳥」の個体数が余りにも少なく、
撮るものが無いのだそうである。
私の場合は何でも撮る様にしているが、
やはり冬場の自然は花も少なく、季節変動も遅々としているので、
昆虫もほとんど見つけることが出来ない。
暖かさに誘われて越冬蝶や花虻の一部は見られるが、
ほとんどが同じ種類で、見つけても面白味に欠けるのである。
が、それでもカメラを持って歩いて居るといい運動になるので、
公園には行くようにしているのだが・・・・・・。
そんな変化の少ない公園の薔薇園では「蔓薔薇」の剪定と手入れが行われていた。
薔薇の花も霜害が無く、相変わらず冬らしからぬ咲き方をしている。
他の季節の薔薇と異なるのは巻頭の写真のように、
寒さのために幹や枝が赤くなっている事ぐらいである。
詳細は不明だが、
枝が赤くなる原因は楓の紅葉と同じ理由からなのかも知れない。
公園の遊歩道の周囲では四十雀が採餌している姿を見ることができた。
葦や荻には昆虫の幼虫が住んでおり、それを餌にしているようである。
コゲラや赤ゲラもそうだが、
彼らは幹の中で動く虫の音を聞き分けて採餌するという。
離れた場所にいる野鳥がシャッター音に気づいてこちらを見たり、
人に発見される前に動きを止めるシロハラのように、
野鳥等の能力の凄さには時々驚かされることがある。
下の写真は、荻の外皮を剥いで採餌している四十雀。