MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

冬の翡翠Part-2(大町公園)

2012年12月13日 | 写真
 
やや北風が強かったものの、
谷津形状の大町公園なら暖かく、
ノンビリできるのではと午後から出掛けた。

名残の楓の紅葉や、バラ園の冬薔薇が撮りごろで面白かったが、
遊歩道を歩いていると目の前に「翡翠」が・・・・・


冬場ならではの大町公園の翡翠の姿である。
小魚が泳いでいる春夏秋は、
バラ園の横にある大池(水生植物園)に居ることが多い翡翠なのだが・・・・・
そして数多くの翡翠ファンが毎日のように見ることができるのだが・・・・


今日、大池(水生植物園)で翡翠を狙っていたファンはたった一人で、
翡翠の行動が変化したことを物語っていた。
大池の小魚は寒さで泥の中に潜ってしまい、
翡翠が魚の捕獲ができなくなり寄り付かなくなったのであろう。
そのぶん、
翡翠は園内をあちこち動き回って捕食しているようで、
その一匹がせせらぎの近くにある遊歩道(自然観察路)にいたということである。
近付くと用心して木の上に逃げたが・・・・


すぐに近くの水溜りの案内板を括った木の枝に止まった。
水路に繋がっていない小さな池だが、メダカ等の小魚が居る場所でもある。
このような場所は小魚が他に移動できないうえ、
日光で水温がぬるむと小魚が動き出すので、
カワセミ達の冬の餌場となっているようである。


遊歩道からは2~3mしか離れて居なかったが、
その前を通っても逃げなかったので巻頭の写真が撮れた。

年間を通して人に囲まれたような環境の中で捕食をしているのが公園の翡翠なので、
近くを歩いても逃げなかったのであろうが、
河川に居る翡翠は、人に慣れていないので20mも近付くと逃げてしまう。

その後人が通ったので再び木の上に移動してしまったが、
その餌場は諦めきれないようで、
木の上から池を覗き込んでいた。


冬場の翡翠はなかなか餌が取れないので、
もし偶然に翡翠と出会ってしまったら、
人は早々に立ち去るのが翡翠への思いやりなのかもしれない。

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