雲間から青空が見えていたが朝から風が強く、
外出して写真を撮り歩くには不向きだったため、
一日中PC三昧となった。
日没前、ぽつぽつと雨が降っているにも拘らず、
街中には夕日が差していた。
「夕晴れに雨」と言うことは普通なら虹の出現があるはずで、
期待しつつベランダに出てみたが、まだ出現しておらず、
5分ほど時間を置いて裏部屋から東の空を眺めると、
流れる茜雲の中にうっすらと虹が掛っていた。
やがて虹の色も濃くなっていった。
やや薄かったが虹の左側にはもう一本の副虹が出ていた。
更にベランダに出てみると東の空を囲むように虹が掛っていた。
風がやや強く、小雨がベランダに吹き込んでいたが、
小雨を気にしながらも虹を撮っているとレンズ面に雨が入り込んだようで、
レンズに付いた水滴がゴーストとなって記録されてしまった。
が・・・・
副虹が最も明るく彩られたときの一枚は、
レンズの水滴を拭き取った直後の1コマ目で、
この後に日没があったようで、虹は徐々に消えていった。
ちなみに、副虹の色の配列は主虹とは逆になり、
主虹と副虹の間は周囲よりもやや暗くなることから「アレキサンダーの暗帯」と呼ばれている。
小雨さえ降ってなかったら、近くの広場まで出向いて、
半円状の虹を撮りたかったが叶わなかった。