MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

紅小灰蝶、猩猩蜻蛉、フトモモスカシバなど

2015年06月16日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

朝から湿度が高いため視界は悪く、
ベランダからの遠景は霞み、都心のビル郡は見えなかった。

空模様もいつ雨が降っても可笑しくない状態だったが、
狭い部屋の中に閉じこもっているよりはと、
用心のための折り畳み傘を持参しいつもの公園へと出かけた。

昨日の千葉県民の日に開館した市川動植物園は本日は休業で、
園内は人の数が数が少なかった。
カメラマンも少なく、7~8名程度が確認できただけである。
が・・・・
小学生の野外学習があったようで、あちこちで元気な子供達に出会った。


遊歩道を歩いていると、
もしかすると、昨日出合った個体と同じかもしれない、
「ハグロトンボ♂」が目の前に現れ、近くの枝に止まった。

止まっている時は、翅を開いたり閉じたりする習性があるようで、
その瞬間を一秒間に12コマ撮れる(SONY-a57)連写で撮ってみた。





上記の3枚の写真の間は、数枚づつ省かれている。

今年は猩猩蜻蛉(ショウジョウトンボ)も現れるようになり、
三角池近くの湿地帯では数頭を見ることができた。


毎日公園に撮りに来ていると言う、近所の常連さんに出会ったので、
ハグロトンボやショウジョウトンボについて聞いてみると、
昨年は私と同様に見たことが無いと言う。
春の「シュレーゲルアオガエル」もそうだが、
今年は新規の生き物達が現れているようである。

公園からの帰途、地元近くの畑の草叢で、
蜂のような、蝶のようなカラフルで毛深い昆虫を見つけた。
帰宅後調べてみると名前は「フトモモスカシバ」だった。


数年前に撮った「オオスカシバ」と同じ仲間のようで、
ともに、昼間に活動する蛾の一種で、
オオスカシバのようにホバリング(空中停止)しながら花の蜜を吸うようである。
下の写真はホバリングして花蜜を吸うオオスカシバ。


巻頭の写真は紅小灰蝶(ベニシジミ)で、
現在の公園内では、筋黒白蝶についで多い個体であるが、
恐らく、越冬した個体が春先に産んだ卵が次々と孵化しているのであろう。

色彩の少ない写真しか撮れなかったときにはついつい撮ってしまう蝶でもある。
過去にも相当数撮っているのだが・・・・・・あの大きな目が「撮れよ!」と・・・・
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