MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

初めての道は美しい道だった

2014年12月02日 | あらかると

2ヶ月ぶりの病院通いの今日、初めての道を歩いてみた。
通院している場所は、20代から30代前後に10年ほど住んだ街だが、
サラリーマン時代は意外と地元歩きはしておらず、
今日歩いたところも昔住んでいたアパートからは400m程の道である。

その道とは、武蔵野線沿いに出来た道で、
線路の反対側(北側)は私が住んでいた頃にはなかったマンション群が並んでいた。

武蔵野線は当地では東西に走っているのだが、その道は線路の北側にあり、
線路の傾斜地には枯れススキが点在していた。
綿毛となったススキの穂は逆光の太陽光で輝いていた。


東西に走る線路の北側の道から見れば、
線路の傾斜地(法地)は一日中逆光の中にあるわけで、
写真を撮るには面白く、足はついつい先へ先へと・・・


昼過ぎから碧空に出てきた雲の白さもアクセントとなり、
構図の中に入れてみるとさらに別の世界が広がった。


山茶花も満開だった。
山茶花の下には密度の高い水仙の植栽ラインが続いており、
その芽はすでに20cm近くにもなっていた。


山茶花を撮っているとき、通りかかった初老の女性が、
「山茶花が綺麗ですねー」と声をかけてきた。
地元の人のようで、聞くところによるとこの傾斜地には、
春夏秋冬様々な花が咲き、水仙の咲きそろった様は非常に美しいのだと・・・・

今日は枯れススキと山茶花のコラボレーションが秀逸だった(巻頭の写真)。

夕刻になると白雲は茜色に染まり、


富士山には、強風で流されていた雲が、
日没後の残照の中で輝いていた。
望遠レンズが壊れており、CANON-A650isのデジタルズーム4倍(35mm換算で840mm)で撮ったが、
ピクセル等倍(4000×3000pic)ではノイズが多くて使い物には成らないものの、
800×532ピクセルを基本にしているブログでは何とか使えそうである。


早春には再び訪れて、その先までも歩いてみようと思う。
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