MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

エイリアンのようなガガンボの顔

2012年07月07日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

林に囲まれた公園を歩いていると、
目の前を蜻蛉のような大きさの何かが、
ひらひらとまるで元気の無いトンボのように飛んでいった。

草の葉に止まったところを撮って調べたとろろ、
カガンボの仲間で「キリウジガガンボ」(ミカドガガンボのようでもあるが?)であった。
体の割には華奢で必要以上に長い足が面白い。


更に、胴体から顔の部分を拡大すると・・・
触角や長い口、そして口先には更にセンサーのような触覚があり、
まるで未知の世界からやってきたエイリアンのようである。
「なんじゃこりゃー」


同じ日に、やや離れたところを、
更に一回り大きなガガンボが飛んでいた。
前回紹介したノシメトンボよりも大きい。

もしかすると翅を伸ばした全長が80mm(足の長さを入れれば18cmという計測も)もある、
「ミカドガガンボ」かも知れない。
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その日から、公園に行くたびに探していたが、
近くに止まっているのは発見できなかった。
見つかるガガンボといえば、
一回り小さな「マダラガガンボ」ばかり。


がマダラガガンボでもその面構えは凛々しく、
やっと巻頭の写真を得ることが出来た。

下の写真、翅の下に小さな団扇のようなこん棒のような突起があるが、
これは「平均コン」と呼ばれるもので、後翅が退化したものといわれている。
飛翔中の「平均」を取る為に使われるのだそうだ。

これは上の二種とは違って別種のようである。
何しろ日本国内で700種もいるのだそうで、
NET検索では下のガガンボの名は知ることが出来なかった。


今でも公園に行くたびに大型のミカドガガンボが気になります。
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