雛罌粟(ひなげし)

巻頭の写真は近くの公園に数十株植えられていた雛罌粟(虞美人草、ポピーとも)である。

虞美人といえば、中国、秦の楚王(そおう)項羽が寵愛した姫で、項羽が垓下(がいか)の戦いに敗れたとき自殺したといわれている。項羽が「虞や虞や」と歌った「垓下の歌」は漢詩としても有名。

雛罌粟は1本でも美しいが、やはりあたり一面に大量に咲いているのがいい。そこだけが色とりどりの明るさで別世界となる。一昨年は江戸川河川敷で栽培されていたが、昨年も今年も見ていない。

下の写真は2年前のもの。



ここをクリックすると拡大写真が見られます「大きい写真」