MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

ダイヤモンド富士とP3C対潜哨戒機

2021年01月30日 | あらかると


このところの寒気の為か空気が澄むことが多く、
その分「美しい借景や遠景」を撮る機会にも恵まれている。

巻頭写真は当地の昨日の「ダイヤモンド富士(16時53分撮影))」で、
過去年のデータを見ると、当地では29日か30日に出現している。

そのダイヤモンド富士が出現する約20分前の16時25分頃に、
近くの東上空をP3Cが通過していたのを確認。
この時間には撮影できなかったが、
近くにある海上自衛隊の下総基地にはパイロット養成部隊があり、
訓練として「タッチアンドゴー」と呼ばれる離着訓練をしており、
次の通過を待った。

待つこと7分後の16時32分同じ機体番号のP3Cが・・・
下の写真右側は団地近くの電波塔で、
この先、鎌ヶ谷上空付近で機体を北に向け着陸態勢に入る。


機体が北に向かっているのは、離着陸に適した「北風」の為で、
当然南風の時には、滑走路北から離着陸する。
写真の下左側の建物は、新鎌ヶ谷にある「鎌ヶ谷総合病院」。


着陸態勢に入った機体は西白井上空を基地に向かう。
機首のすぐ前に見える高層ビルには、
いつも行く公園では有名なバーダー(野鳥研究者・野鳥観察者)が、
住んでいるらしい。


高層ビルを過ぎると今度は機体の上に更に機体が・・・・
成田空港に着陸する民間航空機のようである。
尾翼にはうっすらと赤みが見られ、JAL機か?


二機は「ランデブー」状態で、西白井の巨大ガスタンクへ・・・。


P3Cは滑走路が近づいたようで、林の陰に消えていった。
左端に尾翼だけが写っているのがP3C。


成田空港に向かうJAL機?もどんどん高度を下げ街中に消えていった。
機体番号が分かれば、何処からやってきたのかも判明するが、
尾翼などの模様が不明のままで検索するには無理がある。


成田に向かっているであろう旅客機は日の出前に観察できるが、
(下の写真右上の黒影)昼間に見るのは初である。


昨日のダイヤモンド富士は周囲の景色が飛んでしまったので、
30日も挑戦したが、一日違いで斜面を転がる太陽になっていた。
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花鶏(アトリ)と懸巣(カケス)

2020年10月01日 | あらかると


先日我家の前の欅の先端で小鳥が変わった鳴き声をしていたので、
カメラで覗いてみると大陸から遥々やってきた冬鳥の「花鶏」だった(下の写真)。


レンズを向けているとこちらを見ている。
一羽ずつ数羽がやってきては去っていったが、
この個体は何時までも鳴いていたことから、集団から逸れた鳥だったのかも。


花鶏といえば、4年前の真冬には同じ欅に大集団がやってきたことがある(2016年12月27日撮影)。


この年以来このような集団は見ることはできていないが、
十数羽の集団は毎年のように見られている。

 
ほかの木にも止まっていて二百から三百羽が、
小雨の中で思い思いに毛づくろいをしていた。


これも先日のこと。
久し振りに大町公園(市川動植物園)に出かけたところ、
カケスが谷津林の中で鳴いていた。久しぶりのお目見えである。


巻頭の写真を始めカケスの写真は全て今年の3月に撮ったものだが、
この頃には人にも慣れてきたようで、意外と近場まで寄ってきて、
ドングリなどの餌探しをしていた。


我々カメラマンにも気付いているのだが、さほど気にはしていないようである。
公園内でもその美しさゆえ、カメラマンの人気者となっている。


こちらを向きながら数回鳴いたが、逃げる気配はなかったのである。


ただ、今の時期のカケスは用心深いようで、
鳴き声はすれどその姿を発見するのは容易ではない。
谷津の両側の林を行き来するので、鳴きながら飛んでいる姿を見られる。
また、昨年は花鶏の姿も谷津の中で確認し撮っているので、
大町公園で花鶏が見られる日も真近いものと思われる。
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ブルーインパルス 50年前の写真

2020年08月17日 | あらかると


話題としては古くなりますが、
5月末都心を新型コロナウイルス感染症へ対応中の、
医療従事者等に対する敬意と感謝のために、
ブルーインパルスの編隊飛行がありました。

下の写真は埼玉県入間基地を飛び立つ1番機(JASDF Official Channelより)


当地(松戸)からもその雄姿の一部が確認できましたが、
やはり空自の撮影隊機からの飛行中の映像は素晴らしてものでした。
下の写真の本隊の上を飛んでいるのが撮影担当機
「こちら」からその迫力ある映像を見ることが出来ます


新宿上空


スカイツリー付近


ブルーインパルスが一躍有名になったのが1964年の
「東京オリンピック」でした。
その年の8月に高校生の「航空自衛隊体験入隊(搭乗かも)」時に入間基地で、
手に入れたのが(買ったのか頂いたのかの記憶なし)下の写真。


入間基地上空を飛ぶ五輪旗仕様のブルーインパルス。


コロナがなければ今年もブルーインパルスが、
国立競技場の上空に五輪マークを描いたことでしょう。

古希を過ぎると若き日々の50年前が懐かしく、
当時のアルバムを見るたびグーグルマップのストリートビューで、
現地を訪問してはその変化や変わらぬ光景に見入っています。
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今年3回目の並揚羽蝶の産卵シーン

2019年08月31日 | あらかると


今日の午後の晴れ間の中で、
並揚羽蝶がベランダの柑橘の葉に産卵している姿を発見。

これまで6月には春型の並揚羽が羽化し、
先日の8月26日には夏型の並揚羽蝶(巻頭の写真)羽化している。

産卵シーンを発見したときは産卵の終盤のようで、
VTR撮影はわずか5秒程度しか撮れず、しかもピントも合ってなかったが、
下の写真のように産卵シーンは撮ることができた。


さらに、飛び立つときの瞬間をVTRから静止画にすると、
尾の先に丸い小さな並揚羽蝶の卵も確認できた(下の写真)


産卵が終わった後で柑橘の葉を調べたところ、
10個ほどの卵を確認できた(下の写真)。


中には同じ枝の葉に二個の卵が発見できた。


卵は1mmほどの大きさしかないが、マクロ撮影したものが下の写真で、
表面がつややかな球体だった。


下の写真は巻頭の揚羽蝶が幼虫だったときの写真で7月31日に撮影。


明日から羽化するまでの観察を行う予定だが、
産卵から羽化するまでの写真を撮ることは、
50年以上のカメラ歴のなかで初の経験となる。
ちなみに、カメラ歴は50年以上である。
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久しぶりの田舎(盆帰省)

2019年08月19日 | あらかると


正月とお盆と、春秋の彼岸には田舎の実家に帰省することが普通になった。
現役時代は正月とお盆は、サラリーマンにとっては長期休暇のようなもので、
外遊することが多かったが、行きたいと思う国は少なくなった。

都心から帰郷する兄の車に同乗して、茨城県の西部に向かうが、
いつも利根川(下の写真)を越すと、田舎に帰ってきたという感が強い。

昔は牛の放牧姿も見られたが、今は緑の河川敷と河川敷を覆う緑が美しい。


田舎に帰ると楽しみなのは、まかない畑の夏の実りなのだが、
ナスやトマト、ハグラウリなどは、梅雨時の日光不足が響いたようで、
手土産で持ち帰るほどには実っていなかった。

そんな中でたわわに実っていたのが、ブルーベリーと
5年ほど前にホームセンターから買ってきて植えた無花果だった(下の写真)。
本格的に熟すのは、あと一ヵ月先の秋の彼岸ごろのようである。


巻頭の写真は、実家の前に広がる田圃で、
梅雨明後の日照や気温によりたわわな稲穂をつけていた。

田圃の先にあるのは昔(江戸時代)からの農家で、本家の一部が写っている。
私が家を出てからの50年間に新しい家ができたのは2件という世界である。
これらの家の先には沼を干拓して作られた広大な田圃が広がっている。

下の写真がほぼ同じ位置からの冬の光景。


生家周辺は昔は大きな沼で、江戸時代の享保の年に侍や名主が集結して、
決意を示すための血判状(今も残る)を作成するなどして干拓したのである。

下の写真は家々の先に広がる広大な田圃で、
写真の反対側(後側)にはこの3倍以上の田圃や排水路が広がり、
それが10km以上も続いている。
写真右上の二つ並ぶ山は、日本百名山の一つ「筑波山」である。


今年のお盆は台風10号の影響で、時折土砂降りになったりしていたが、
帰京時には晴れていて、利根川を渡るころには夕焼け空が出現した(下の写真)。


最近は俳句や短歌の創作が主の生活になっており、
ブログの投稿がおろそかになってしまっているが、
しばらくはこんな日が続くことをご容赦願います。
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