ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2010年9月号目次

2010-09-30 | 目次


A table of content:
2010-09-03 ルーマニアはすでに秋
2010-09-04 超現実
2010-09-05 進化した消防クロス
2010-09-06 ルーマニアで3D映画初体験
2010-09-07 留守のあいだの届き物
2010-09-08 裁縫のできない日
2010-09-09 間もなく値上げ、ブカレスト公共交通
2010-09-10 不安なままシーズン序盤戦へ
2010-09-10 モスクワ到着
2010-09-10 モスクワでの移動
2010-09-11 モスクワマラソン前日受付
2010-09-11 モスクワ庶民の台所、市場探訪
2010-09-12 モスクワマラソン2010、スタートまで
2010-09-12 モスクワマラソン2010、レース編
2010-09-13 モスクワ、表参道散策
2010-09-13 モスクワ、わたしたちの宿
2010-09-14 地下宮殿、モスクワのメトロ
2010-09-15 アフタービールとアルコール事情
2010-09-15 モスクワの印象、総まとめ
2010-09-16 ブカレストでまた真夏日
2010-09-17 週末からいよいよ値上げ、ブカレスト公共交通
2010-09-18 ブロックハウス前の鉄棒
2010-09-19 ワンコとお昼寝
2010-09-20 新酒ワイン、シーズン到来
2010-09-21 ブカレスト警察も抗議集会
2010-09-22 ブロックハウスの冬支度
2010-09-23 年末年始の海外旅行
2010-09-24 スパルタスロン大会スタート、アテネ~スパルタ246キロ
2010-09-25 ダイソー2010秋商品、日本に無いもの発見!
2010-09-26 第5回クロス・ペトロム
2010-09-27 車であふれるブカレスト
2010-09-28 共産主義の遺跡
2010-09-29 初お接待
2010-09-29 ギリシャの野を越え、ブルガリアの山を越え
2010-09-29 さらに波乱のラン友、ルーマニアへ移動記
2010-09-29 バルカンエキスプレスの車中から
2010-09-29 日本からのラン友と合流!
2010-09-30 雨上がりのチタン公園
2010-09-30 ブカレスト半日観光~ヘラストロウ公園
2010-09-30 ブカレスト半日観光~農村博物館


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ブカレスト半日観光~農村博物館

2010-09-30 | 友人のルーマニア訪問

 
ブカレストで余り時間がとれないとしたら、観光のお勧めは農村博物館(Muzeul Satului)。



ルーマニア各地から18~19世紀の農家(貯蔵庫・家畜舎も含む)や教会・大きな水車などが移築され、その時代の農民の生活ぶりを偲ばせてくれます。
 


公開中の家屋の中にはルーマニアのフォークロア、手作りの敷物や装束も展示されていて、古びた木造の家にとてもよく似合っているのです。
 


それぞれの地方からそれぞれの年代のものが集められているので少しずつ様式が異なり、半地下に居室を設けた古い時代のものから、地下を貯蔵庫として家屋を高く持ち上げるように設計されているものもあり。
 


すべての家屋が公開されてるわけではないけれど、中をのぞくとハンドクラフトの数々。
 


台所の中にはた織り機。昔から台所仕事と織物仕事は女性の仕事だったようす。







ここでも見所は18世紀の木造教会。



内部は木の壁に直接、宗教画が描かれています。



古くなって剥がれ落ちかけているけれど、修復をしていないのがまた、古さを感じさせてくれます。



織物や装束の展示も。



木造教会の中の階段。これを伝いあがり、尖塔まで行くことができるようす。



教会の前で、マクラメレースを編んでいるご婦人。手にされている1枚、すでに2週間、これを作り続けているそうです。ピンクの部分は製作用の薄いビニールで、編みあがったらすべてはずしてしまいます。お土産用に「60レイ(15ユーロ)」と書いた小さな紙をポケットから出して説明してくれました。雪深い北部マラムレシュでは、昔からこのように冬に女性達が手仕事に精を出し、家計の足しにしていたと言います。
 


こちらも公開中家屋の店番をかねて、編み物に精を出すご婦人。この農村博物館には手作業が似合います。耳にあてた携帯電話だけが、現代風。
 


このニワトリ達も展示の一部。人なれしているようで、近づいていって写真を撮っても慌ても逃げもしません。本当の農村にいるニワトリ達も、実にのんびりしたものだけれど。こうやって庭に道路に放し飼いにして自由に餌をついばませるのがルーマニアのニワトリの飼い方。
 


右端に写っている白い大きなものは、まきをくべて部屋を温める暖房具。耐火レンガ造りのものもあるし、陶器のタイルが張られたものもあり。この中で薪を焚き、暖防具を温め、そして部屋の空気を温めます。
 


空気抜きの小さな窓ふたつ。屋根のアクセント。シビウあたりに行けば、これがもっと横に細くなり、まるで目をこらして見られているかのよう。
 


旅の安全を祈る十字架の道祖神。これも地方へ行けば、古くからのものや新しいものなど、いろいろな種類のものが道路わきにたたずんでいます。
 


農耕具の展示もあります。これは穀物の脱穀機。昔、おじいちゃんの家の蔵にも似たような感じのものが置いてあった記憶が。それは米の脱穀機だったけれど、穀物でも同じようなつくり。
 


井戸もあるけれど、実際に深く掘られているわけではありません。でも、本物の井戸を体験したければブカレスト郊外1時間も行けば、地下水を桶にくみ上げることできます。夏でも冬でも同じくらいの温度を保っている深い井戸。農村の生活には無くてはならない大事な飲み水でもあるのです。
 


すっかり天気の回復した午後、ドイツ語を話す観光ツアーの人たちも訪れていました。ここへ来るだけで、ルーマニアの田舎の魅力を垣間見ることできます。でも、本当は実際に脚を運んで、そこに住んでいる人たちと触れ合ってほしいです。
 
農作業で日に焼け、くっきりと深いしわを作ってしまったおじいちゃん、おばあちゃん達の、どんなにか温かい笑顔。「日本から来ました。」と言うとさらに目を見開いて、まるで地球の裏側から来たみたいにおどろいてくれたりします。そして、これを食べていけ、あれも持っていけ、と自分達の手作りのものをいっぱい出してくれたりして。ルーマニアの魅力は田舎にあり!、これは断言できます。


 
お土産も:


併設されたミュージアムショップで、ハンドメイドの陶器や民族衣装を買うことが出来ます。手にとってぬくもりを感じることのできるお土産。



@Bucuresti


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ブカレスト半日観光~ヘラストロウ公園

2010-09-30 | 友人のルーマニア訪問

 
ここはブカレストでいちばん大きな公園、じつに187ヘクタール。ちょっとピンと来ないけれど、真ん中にある湖の周りをぐるり周回すると約6キロ。地下鉄最寄駅はアヴィアトリロール。北側出口すぐ。
 


いちばん最初に目に止まったのは、自動洗浄式トイレ。それまでは外観プラスチックの簡易トイレばかりだったけれど、2年前くらいからお目見え。緑のボタンを押すと自動で扉が開き、自動で閉まります→中でボタンを押すとペーパーも出てきます→手洗いのために石鹸水も自動で出てくるし、洗ったあとは乾燥機つき。ボタンを押して外に出ると自動で扉が閉まり、30秒ほど自動洗浄。雨上がりで泥の付いたスニーカーで入ったけれど、床も綺麗になっていました。
 
パリの街角では1ユーロコインが必要な有料トイレ、でもブカレストは無料!・・・トランスヨーロッパ(ジャーニーランのマラソン大会)など、ヨーロッパを旅慣れているNAMIさん、目の付けどころが良いですね~♪
 


MODURAの泉。このような噴水があちこちに。半日以上かけてゆっくり散策、のんびりベンチでくつろぎたい公園です。
 


日本庭園(GRADINA JAPONEZA)もあります、私も初めてここへつれてきてもらったとき、案内してもらったっけ。後で行って見よう~。
 


やっぱりここでもNAMIさんが驚いたのは犬。堂々と寝そべる犬。
 


群れになって寝そべる犬。・・・そのうち、見慣れます・・・、自然に視界に入ってくる犬が可愛く思えるようになります♪
 


このような胸像もいたるところに。この方はミハイ・エミネスクさん。1889年6月15日にわずか39歳で亡くなったエミネスクは、ルーマニアの古今を代表する詩人。北部のボトシャニ生れで幼少期をその地で過ごしましたが、文教都市ヤシのコポウ公園で詩作に耽ったと言います。

上の口ひげをたくわえているのは晩年に近いイメージの胸像。ルーマニアの500レイ紙幣では若きエミネスクの肖像に出会います。
 


最新の名所はこちら、「マイケル・ジャクソン通り」。昨年6月に亡くなったマイケルを偲んでその年の8月新設。ルーマニアの社会主義崩壊後、1992年と1996年の2度、マイケルはブカレストにやって来ています。
 


マイケル・ジャクソン記念碑もあります。1989年12月の社会主義崩壊後、マイケルがルーマニア公演に来てくれたことは、自由主義への憧れが爆発したようなもの。ステージにマイケルが登場した瞬間、失神するファンが続出したというほど。ルーマニアの人々にとって、マイケルは音楽性と共に、とても大きな存在なのです。
 


緑豊かな公園を散策していると、日本庭園に出ました。入口もそれらしきつくり。 



灯篭があれば日本庭園というのかなあ~?、水が流れていない川と池、池からは巨大な金属製の鯉が飛び上がっています。



「世界人類が平和でありますように」~日本語・ルーマニア語・英語・フランス語、4ヶ国語で書かれた標棒。これ、日本でよく見かけます。どういういわれのものかな、誰が設置しているのかな?
 
もう少し湖に近いところまで行けば、ユーロ加盟記念の頭像などがありますが、そこまでは足を伸ばせず。遊覧船にも乗れますが、また次回のお楽しみ。
 


凱旋門広場を経て、農村博物館へ。ブカレストにある凱旋門は第1次世界大戦の戦勝記念に1919年に建てられました。勝利によって念願のトランシルヴァニア地方をオーストリア・ハンガリー帝国から取り戻し、モルドヴァ・ドブロジャ・バルチック(いまのブルガリア領)を含む、大きなルーマニア王国となった時代。
 


建築当初は木造で漆喰仕上げ、いまの石門になったのは1930年のこと。ここから農村博物館は歩いても5分ほど。足を進めていきます。

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雨上がりのチタン公園

2010-09-30 | 友人のルーマニア訪問

 
未明から雨、2日続けての雨は珍しいです。でも、今の時期は季節の変わり目でいちばん雨の多いシーズン。おまけに朝7時の外気温は13度。どんどん秋が深まっていきます。
 


日本から来ルー中のNAMIさんからのいちばんのリクエストは「近所の公園に走りに行きたい。」、やっぱりラン友、そうこなくっちゃ!空を見上げていると、だんだん止んで来てくれました。私の大好きな公園へ、いざ出発~。



家を出て走り始めたときはまだ、曇り空。チタン公園を半周して、リア・マノリウの400mトラックに来てみると、太陽がさし始めました。今日もどこかの陸上クラブのジュニア達が練習しています。



その奥には、2011年完成を目指す5万人収容となるリア・マノリウのメインスタジアム。
 


帰りにここにも立ち寄りました、チタン公園そばの木造教会。ルーマニア北部マラムレシュ地方に多く見られるスタイル。冬は雪に埋もれるその地方で、この尖塔を持つ教会が信仰の中心です。
 


ルーマニア正教はキリスト教の東方教会系。ギリシャ正教やロシア正教と同じようなイコンを崇拝します。カトリックの教会はマリア像とステンドガラスが特徴だけれど、東方教会では中にたくさんのイコン。



これは文字を読めない人たちにもわかりやすく聖書の教えを伝えるためのものでもあります。
 


聖人達の肖像もたくさん。それぞれの聖人がみな逸話を持っていて、崇拝の対象となっています。



供蝋燭堂。亡くなった人のためには複数のろうそくを、生きている人のためには奇数のろうそくをお供えします。
 


あ~、ここにもワンコ。昨夜、ブカレスト到着直後、最寄の地下鉄駅を出たところでワンコの2グループがいました。縄張り争いで吠えあっていて、うるさく騒ぐので新聞スタンドのおじさんにホウキで追っ払われていました。「え、こんなにたくさん野良犬がいるの?」、NAMIさんの驚き。
 


ブカレストにたくさん野良犬がいる、と聞いてはいても、目の当たりにするとやっぱりびっくりなのです。でも、人間に吠え掛かってくることなどめったにありません。吠えられるとしたら、何か犬のテリトリーを侵したとか、そんな理由があります。
 


ブカレスト観光の手始めがチタン公園をジョギング、→リア・マノリウ・スタジアム、→またチタン公園ジョギングとは、これはどう見てもラン中心のルーマニア滞在になりそうです。シャワーで汗を流してさっぱりしたあとは、中心部に出かける予定。



//@Bucuresti


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