ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

進化した消防クロス

2010-09-05 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
もう何度目かの参加になります、消防の日(9/13)にちなんだ消防クロス(Crosul Pompierului)。走り終わった後のインタビューでかけてもらう言葉も「あなたは毎年参加していますね。」~外国人だから、余計に覚えてもらっているみたい。このクロス(=短い距離のマラソン大会)は消防士さん対象ですが、一般もオープン参加できるとあって熱心なブカレストのラン仲間が駆けつけるのです。私も彼らに誘ってもらって連続参加。
 
数年前、初参加したころは消防士さんたちとただいっしょにマラソン大会を走るだけで、一般参加のランナーは表彰対象外。回を重ねるにつれ一般参加のランナーが増え続け、主催者も配慮してくれるようになって来て、2年前は一般参加のランナーにも初めて着順の表彰がありました。このときは男女込みの着順、当然ながらトップスリーは男性が独占。賞状とちょっとした電気製品の賞品が授与されていました。
 
そして昨年から一般参加の女子の部も出来て、トロフィーと賞状の授与。同じ一般参加の男子のクラスには賞状と賞品の授与。これまたちょっとした電気製品でした。女子には賞品が無かったけれど、女子の部が出来ただけでも良かったかな~と納得していたのです。
 


そして今年はついにオープン参加の男女別トップスリーに、トロフィー・賞状・賞品の授与。男女の差別無く、同じ表彰内容となりました。1位=コーヒーメーカー、2位=ポップアップ・トースター、3位=電気湯沸し器。男女とも同じ賞品の授与。ちなみに消防士さんの部は電子レンジなど、すこし値高い電化製品のようでした~。
 
ルーマニアで行われるマラソン大会にも経済危機の影響は大きく、賞品や賞金が削られたり減らされたりするなか、この消防クロスは参加枠を広げて一般ランナーも受け入れてくれるようになってきています。一般の部も男女別クラス分けが出来て、通常のマラソン大会に近づいてきました。 

いざと言うときのために体を鍛えておくべき消防士さんのためのマラソン大会で、消防士の部は男女別&年代別の細かなクラス分けがあるけれど、このように一般にも門戸を広げてくれるのは有り難いこと。ランニングを楽しむ一般市民が増えてきていることを考慮してくれているとすれば、嬉しい傾向~。

殉職した消防士さんに合掌:
今年の春、ブカレストの「ドラゴン・ロシュ」と言う中国系の大きな商業施設で火事がありました。オルテニア出身の二十歳代の若き消防士さんが殉職、ルーマニア国旗の三色旗に包まれた棺を制服姿の同僚の消防士達が担ぎ、「消防葬」となりました。消防士と言うのは、いざと言うとき命を賭けることになる勇ましい職業なのです。合掌。

一般参加女子の部の結果:


スピード練習が足りていない私は、負けられない相手、年上のイオアナに先行されたけれど残り3分の一くらいでスパートし、定位置をキープ。



3位にはラン仲間ステファンのところのロディカ奥さま。ロディカは仕事優先で、ほとんど走る時間が無いけれど、短めの距離ならば強さを発揮するのです。「貴女がトレーニングをしっかりやったら、ブカレスト・ナンバーワンベテランになると思うけど。」と言っても、笑い飛ばされるだけ。なぜなら彼女は今の仕事が大好きで、重篤な任務であるからストレスにもなるけれど、職務に誇りを持っている、と言い切っています。星ひとつのポリス・オフィサーです。
 
一般参加男子の部の結果:


一般参加の男子の部は、1位=若手のフロリン、2位=ステファン、3位=ビクター。マイダーリンは5位に終わり、表彰台から洩れました、残念。このあたりのラン仲間、前日はハーフマラソンのルーマニア選手権。ベテランの部でビクターは1時間15分、ステファン1時間17分と力を発揮し、ダーリンはこの夏2週間に3本のロングのレース(フルマラソン以上の距離)を走った疲れも残っていて、1時間20分。スピード派のフロリンは前日のハーフマラソンを回避、今日は余裕のトップゴール。 


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