ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

モスクワマラソン2010、レース編

2010-09-12 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
どんなレースでも、スタート直前は少しだけ不安な気持ちも沸き起こってくるマラソン。練習が出来ているときには武者震いして気合が入ってくるけれど、最近はかなり弱気。朝から落ちてきていた雨模様とはいえ、天気は回復傾向、適度な湿り気もあり暑くもなく寒くも無く。気象条件はこれ以上望めないほど。 


 
さて赤の広場をスタートしたモスクワマラソン2010、最初は中心街を小さく周回、次からはモスクワ川に沿ったクレムリン河岸通りを走っていきます。



折り返しの往復コースを3周、ほぼ同じところを合計4周回するマラソンコース。最初の1周回は10キロランナーも一緒なのでとにかく込み合っています。


 
足場の悪いところもあり、曲がり角あり、前後のランナーの脚に引っかからないよう気を使いながら走ります。暑くはない天候だけれど真冬ではないのでこまめに水を補給したい、けれど10キロ過ぎまで給水が無いのにはちょっと参ったけれど。
 


最初の周回の後半で川沿いのコースを走り、コースの全体像はすっかり掴めました。あとは同じ川沿いのコースを3回走るだけ。往復コースを何度も回ることを嫌う人もいるけれど、私はペースのとりやすいこれ位の周回コースを得意とします。
 

(救世主キリスト聖堂)

白亜の建物に黄金の丸い屋根、救世主キリスト聖堂も、ピョートル大帝記念碑も、ゴーリキー公園の観覧車やジェットコースターも、一度見てしまえばあとは周回コースの目印になるだけ。往復コースですれ違うランナーにも目をやりながら、非常に集中して走っていました。
 

(ピョートル大帝記念碑)

最初の5キロが23分35秒、これ、思っていたよりも速過ぎ。3日前に1000mを流したところ、4分22秒、4分33秒かかったので、42キロを走る目安としては1キロ5分以上かけるべき。練習の出来具合からすると5分半くらいでちょうどのはず。
 

(ゴーリキー公園の観覧車)

ペース修正する意図も働いて、速度は落ち着いて行きました。それでも1キロを5分少し切っています。自分にとってこれくらいが気持ち良く走っていると感じられる速度のようです。川沿いでちょっと風があったけれど、往復コースを4周するので、追い風もあれば向かい風もあり。だれかを風除けにしたいな、と思ってもペースが合わなければ無理についていく必要もなし。ときどき数キロをいっしょに合前後して走るランナーもいました。
 


最初の10キロまで給水が無かったのでその後を心配した給水ポイントも、2周回目からは随所に。小さめのカップでアルミの蓋カバーが付いているもの。カバーは指で押し込めば簡単に一口サイズに開き、無駄なく飲むことが出来ます。

給食ポイントは期待していません、異国のマラソン大会、それぞれの国の名物が出される場合あり、たとえば韓国のレースではロッテのチョコパイ。こういったものはレース中には食べ慣れていないので、内ポケットにエナジージェルを持参、功を奏しました。この大会でもやはりロシア名物(?)が出されていたみたい、同じレースを走った
この方のブログから(コメント欄に詳しく書かれています)。
 

(コース左側、トップグループ4名、ウクライナの選手達。同じコースを4周回するので多くのランナーが周回遅れになりました。)


(両国の国旗を掲げて走るルーマニア人ランナー、イリエ・ロシュ氏)

3周回目にはいるころから、少しずつ廻りのランナーを抜き始めました。わたしのペースが上がっているわけではなく、廻りのランナーが失速し始めているようす。前に見送った女性ランナー3名を抜き返すことになりました。
 
自分もいつ失速するかわからないけれど、脚はまだ動いています。動いているのなら、動かすべき。4周回目、30キロを越えて脚は重たくなってきているけれど、動こうとしています。ここらあたりで脚が石のように重くなりぴたっと止まってしまうことも多々ありました、でも今日は動いている!
 


脚は上がらなくなってきていることは明らかだったけれど、ペースは落ちていません。こういうときに目標になるのが前のランナー、40キロを過ぎてさらに前の女性ランナーを抜き、最後の200mほどは橋への急激なのぼり。けれど笑顔でフィニッシュに飛び込みました。
 


3時間24分46秒(公式計時)、女子総合11位、年代別2位。最後の登り坂で過呼吸気味、立ち止まってからも息が収まらなかったけれど、それくらい走り切れました。最近のレースでは、まず先に脚に来てしまい、呼吸は楽なのに脚が動かないと言うことが多かったのです。
 


9月のシーズン序盤戦としては上出来過ぎ。このレースが追い込みすぎで疲れが残るのではなく、次に繋がるレースであって欲しいです。

レース中の写真は、またまたカメラを持って走ったマイダーリンの写真帳より。ダーリンは10キロを40分、ハーフを1時間26分で通過したものの、後半失速し3時間3分44秒、男子全体の63位、年代別9位でした。

/@Moscow


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モスクワマラソン2010、スタートまで

2010-09-12 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
当日朝起きたときから雨が降っていてどうなることかと思ったけれど、スタート時には雨も上がり、絶好のコンディションとなったモスクワマラソン。スタート地点は市内中心部、赤の広場・ポクロフスキー聖堂(聖ワシリー寺院)からのびるモスクヴォレツ橋手前。橋を一気に渡りくだり下りるスタート時刻は正午。
 


スタート地点まで徒歩圏内。傘を差しての宿出発となりました。



おまけに未明からの胃痛(単なる二日酔い、とも言うけれど・・・)~前夜、同じ宿になった各国からの人たちとしゃべって飲んで盛り上がりすぎたため。スタート時刻が12時なので、朝ゆっくり出来るとタカをくくりすぎました~。持参のダラニスケを飲んで何とか回復を待ちます。
 


会場に続々集まってくる人たち。正午に近づくにつれ、賑わってきます。そんなに大きくはないので、更衣室・手荷物預け・トイレなど、迷うことなし。



赤のナンバーカードは同時スタートの10キロレース。速そうなランナー達。
 


ロシア美少女たちによるフラッグダンス。見事に揃っていて、見ごたえあり。マイダーリンなどかぶりつきで写真を写しまくっていました~。たしかに「ロシアン・ビューティ」。
 


その次のステージはこの子たち。あれ、一人、毛色の違うのが混じっているけれど?
 


空からまだ小さな雨粒は落ちてきているけれど、会場は明るい雰囲気。子供たちのクロスやインラインスケートによるレースもあり。気分も乗ってきて、わたしもフェイスペイントに挑戦。
 


お姉さんにリクエストして、片頬は日の丸にしてもらいました。フェイスペイントの絵の具はロシア国旗の「赤・青・白」の3色。このうちの2色を使えば、日の丸完成!
 


フィニッシュゲート付近にたくさん並んだ国旗。残念ながら日章旗は見つけられず。なぜだ?!?
 
今日のわたしのユニフォームは、バイクシャツ「nakamura」のロゴ入り+胸に日の丸。どこから見ても日本人。この姿で、前からも後からも「ナカムラ?日本人?」、「こんにちは!」などと声をかけられました。「僕たち、柔道を習っているんだ。イチ・ニ・サン・シ、シドウ・ワザアリ・イッポン!」と、目をキラキラ輝かせながら話しかけてきてくれる少年達は10キロレースに参加。
 


スタート直前に同じルーマニア人ランナー、イリエ・ロシュ氏に合流。彼はマラソン暦は3年と浅いものの国外マラソンに相次いで参加。しかもルーマニア国旗とその国の国旗を両手に掲げながらの42.195キロ。国際親善ランナーとして、今回は在モスクワのルーマニア大使館関係者宅に滞在。中央の大柄な方、ルーマニア大使館の大使に次ぐ職務の方。

それぞれの思いをのせて、ダーリンは目指せサブスリー、イリエは親善ランナー、私は目指せ完走!
 


スタート直後のモスクヴォレツ橋からみえるこの巨大な建物は「芸術家アパート」、モスクワの誇るスターリン・クラシック様式によるもの。1950年代の建物。天才バレリーナ、ガリーナ・ウラノワも住んでいたことがあり、中には彼女にちなんだ住居博物館があります。

@Moscow

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