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ロクマルでいこう、60でGo!

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1978 LANDCRUISER FJ55 IRON PIG

2015年01月03日 | LANDCRUISER

 ロサンゼルスの東方、ラスベガスの西方、そこにはモハベ砂漠を含む広大な乾燥地帯が展開している。このランドクルザーは内外共にその地域でオリジナルのまま今日まで使用され続けた一台。現在この車体は売り(For Sale)に出されている。マイル数は提示されていないが、使用され続けられて来たとなると20万マイルは超えている事であろう。

 

 

1978 Landcruiser FJ55 IH8MUD より、

 

  この地方の旧車の特徴は3つ。まずは東海岸の車に比べて走行距離が長い、誇りっぽい。そして太陽の光と熱による内装の劣化。これはダッシュパネルのひび割れ、内装のマテリアルの変色も含む。しかし、嬉しいのは、この車体がオリジナルの容姿を保っており、乾燥地帯で使用されてきた車体である故にサフェースラスト(浅い錆び)は有ろうが、深い錆が無いという事だ。このメリットは大きいと感じる、なぜならばフレームとボディは車の骨格でもある体(からだ)。

 古いランドクルーザーをオリジナルで使い続けるという事は簡単ではない、特にアメリカにおいて、また特に四駆好きにとって。だからこういうオリジナル車を見つけるのは嬉しい事なのだ。しかし、あれだな。こういう写真を見るだけでエンジンの音とか車体の振動とかが伝わってくる。ドアの開閉、走り出した時のクラッチの感触とか不安感なんかも想像出来る。更に、古いランドクルーザーの独特の室内の香りも伝わってくる。それを臭い!と捕らえるか、匂い!と捕らえるかで人種(大衆か、少数民族か、)というものが分けられるのではないだろうか?

 

コメント (2)
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