これは2012年の11月の初めに話題になった一枚の写真である。場所はアリゾナ州の南端に築かれたメキシコとのボーダーライン(国境)。メキシコからジープチェロキーで柵を乗り越えてアメリカ側に入ろうとしたが失敗に終っている。写真では全く分からないが、柵の向うのメキシコ側には小高い丘が柵の手前まで続いており、メキシコ側に掛けられたラダーは水平に近い状態であった。
この写真を見た時に知恵はあったが知識は無かったと感じた。
もしチェロキーにウインチの装備と、
グランドアンカー
があればおそらくこの柵超えは成功していたであろうと感じた。
しかし、現実は焦る気持ちに追われていたのであろう。仮にフェンス超えに成功していても国境沿いから内陸に入るには沢山の検問やボダーパトローラーの追跡をかわさなければならずその成功率は無に等しい。
太平洋からメキシコ湾まで長い国境線が伸びる。
合衆国側から国境に隣接する町を見る度に思うのは貧富の差である。メキシコ人がアメリカでどの様な職であれ働く事が出来る機会を得るという事は成功の鍵を手にするに等しい。
しかし、こういう逞しさもある。
国境の柵をネットにして、メキシコ(左)合衆国(右)で草バレーボール。
しかも、お店まで出ちゃてるし...
メキシコとのボーダーラインという場所は色んな事を考えさせられる場所である。
その一つの表現がこの柵上のジープチェロキーではないだろうか?
超えれそうで超えられなかった。目の前にあるのに掴めない機会。
柵上のジープが物凄く重く感じてしまう。