ニューヨークのランドマーク
空を突き刺すパンナムビル
夏は終った、
依然として活気のある街ニューヨーク。
まだ、まだ、残暑は続いています。
この夏に出会った人の中に、ニューヨークを愛して好きでたまらん、という人がいた。
(40代、日本人男性、NY20年)
何で、そんなにこの街が好きなの?
答えは...分からない。だった。
正確には、人もビルも、食事も、空気も...全て好きだから、この好きだという気持ちをどの様に表現したら良いのか分からない、という事だ。
街に解けたい、ニューヨークの一部になりたい...みたいな。
すげぇなぁ!と思った。
...僕とは全く逆だ。
僕はこの大都市が大嫌いだった。
欲と金、排他主義、競争、貧富の差、栄華、絶望、地獄、...この街で生きて行く為にはこれらを消化しなければならないような圧力を感じていたからである。
好きだ!という気持ちが、これら全てを受け入れ消化できるもなのか、
どうしたら好きになれる?
街の繁華街、タイムズスクエアには巨大なグランドサークルの光景が、
モニュメントバレーが、
モアブが、
道行く人々を楽しませてくれる。
街のド真ん中で大自然を眺めているのだ。
ニッサンが、
レクサスが、
街を行く人々の目に止まる。
こちらも人々の目に止まります。
(鼻にも)
1馬力です。
ポリスが電話中、
『うんちこいちゃったから、掃除に来てくれや...。』
ここは街の中心の繁華街タイムズスクェア
刺激に溢れた特殊な場所、ニューヨークのクロスロード。
最近、街中で美しいと素直に強く感じるものがある。
それは、がんばって働いている人の姿だ。
それは生きて行くための懸命な姿であり、家族を養って生活を維持する努力に過ぎない。
職種、年齢、人種、なんかは全く関係ない、
そして、その人達は街中に溢れている。
ただ、ただ、背後から応援したい気持ちになれる。
最近、そういう見方を人に対してするようになって、
やっと、少し
街を見る気持ちが変わってきた。