京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

甘露庭

2018年05月31日 03時42分04秒 | 社寺

↑建仁寺塔頭霊源院

ここは、建仁寺塔頭の霊源院。
私は、ここには初めてきました。
すぐ近くの塔頭両足院は、半夏生・・・そうだもう今がシーズンになってきた・・・は知っているし、毎年ほど行きます。
でも近くの霊源院は、しらなかった。





この霊源院は、『甘茶の庭「甘露庭」公開』というポスターを見て知りました。
甘茶の花?
4月8日、お釈迦さんの誕生日に因んで、灌仏会(花祭り)を仏教でします。
この時、小さなお釈迦さんの像に甘茶をかけます。
それは、お釈迦さんがうまれた時、天から甘露が降ったということに因みます。


↑言われなければガクアジサイに見えませんか?

その時、使われるのが甘茶です。
味をみたことはあります。
薄い甘味料的な甘さがします。
美味しいというほどもものではないかも。
本日は、登場しないですが茶室で飲みました。





甘さが安っぽい甘味かも。
人工甘味料のなんとなく胡散臭い甘味。
成分を調べるとフィロズルチンとイソフィロズルチンを含み、その甘さはショ糖の400あるいは600〜800倍、サッカリンの約2倍。
葉を乾燥させることにより甘味が出る。
また苦味成分としてタンニンを含むが、カフェインは含まない。
薄い人工甘味料でカフェインレス・・・私が飲んでいるお白湯の方が潔いかも。



紫陽花に似ているから毒性があるのでは?
そう思うのですが、紫陽花のような毒性の成分はないのだそうです。
でもたくさん飲んだり、濃いのを飲むと嘔吐したりするそうです。
仏教系の保育園や幼稚園の花祭りの時は、麦茶や番茶に砂糖を入れるのだそうです。



甘茶は、ユキノシタ科の落葉低木落葉性の低木アジサイの変種。
ここの花を見ると、説明されなかったらガクアジサイにしか見えない。



この甘茶の花、微かに甘い香りがするように思いました。
甘ったるい匂いじゃなく、独特の香りでした。
人工甘味料の匂いなんだろうか・・・。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
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