京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

お彼岸といえば・・・

2006年09月21日 05時54分13秒 | 和菓子


お彼岸といえば・・・
「おはぎ」やね。地方によっては「ぼたもち」といいますよね。



「おはぎ」は「お萩」つまり萩の花の季節なのでそういう名前になってるんです。
萩の花をあずきの粒々で表現したということになります。



「ぼたもち」は、「牡丹」の花から来ている。
なんで牡丹の方にだけ餅が付いたんやろ?
その由来は、「倭漢三才図会」に「牡丹餅および萩の花は形、色をもってこれを名づく」とあり、牡丹餅がぼたもちになり、萩を丁寧に言っておはぎになったというのが、最も一般的な説やそうです。
京都のおまん屋さんやお餅屋さんでは、「ぼたもち」という言葉はあんまり使わへんな。
言葉の雰囲気がダサイ感じやからかな。
京都はそんな言葉にもこだわるんです。
この写真の「おはぎ」どこのかわかります?わかったらかなり通やね。



大きさはこんな感じなんです。
なかなかすごいでしょ。



もち米のはんごろし状態もなかなかいい。
表面の小豆はとてもウエットな状態。
しかも北海道産の小豆をできるだけ個性的に、つまり茹でる時に茹でこぼしもあまりしなくて、小豆の成分をできるだけ使うように工夫した感じなんです。
食べ方のコツは、少し冷蔵庫にいれて(30分~1時間)しめるというか固めて食べるのがいい。ただし冷蔵庫にいれすぎはだめですよ。固くなるし。
見た目で少しビックリしますが、はまると病みつきになる感じのおはぎなんです。



松屋
で「京都 松屋製菓」で出てきます。
京都駅からすぐです。烏丸七条西入ルです。
通りに面しているのですぐにわかります。
コメント (2)
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