両親や同じような年代の人に上生菓子を持っていくのですが、喜んでくれるけど、反応が鈍い時がある。
よくよく聞いて見るとあんこが食べたいらしい。
上生菓子もあんこでしょ?
↑長久堂「皐月つつじ」
↑薯蕷煉切、きんとん、粒あん
上生菓子では、落ち着かないのだそうです。
どうしても薄茶か煎茶でないと合わない。
確かに番茶やほうじ茶では、ちょっとバランスが悪い気もする。
↑仙太郎「ご存じ最中」
器だってそれなりのものでないとね。
手で食べるのも食べにくい。
黒文字で食べないとお菓子に悪い。
なるほどね。
↑年寄り(特に糖尿)憧れの粒あん
私が食べる時は、もう2つに切っているからそこまで気を遣わない。
「なら何がいいの?」と両親に聞くと「仙太郎の最中」か「御座候」という答え。
虎屋の「夜の梅」と言わないところがかわいい。(笑)
私なら言いかねない。
やっぱり美味しいものね。
たくさんは入れないけど。
ちょっと濃いめの煎茶でいただくと嬉しくなります。
↑粒あんがたっぷり!
ならいつもそれでいいかと言うとそうでもないのです。
「もう最中は当分いらない」となる。
難しいものですね。
いくら好きでも飽きてくる。
権兵衛のおうどんが好きといってもいつもなら「もういらない」と言う。
さすが私の親だけある。
私のあと2~30年も経つと同じになるのかな・・・。
絶対なると京女。
えぇぇ~~。
和菓子 | |
中村 肇 | |
河出書房新社 |
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
Twitter→@kyo_otoko
憧れの食べ物は毎日のように食べたら憧れで無くなるし・・・!
ハッとするような色です。
確かに上生菓子は煎茶かお抹茶ですね。
玄米茶とかほうじ茶、番茶もいまいち・・・
「コーヒーに合う」とかいう人はいるけど私はダメ。
(カステラならいいかも)
お菓子は良くてもお茶でつまずくとお菓子に申し訳なくなるので、
そういう意味での面倒くささはあるかな?(笑)
虎屋さんの「夜の梅」、私も羊羹で一番好きです。
美味しいですものね~。
上生菓子は、やっぱり構えてしまうかも。珈琲は合わないかもね。州浜とかは合うかな・・・。
濃茶用の抹茶を薄茶でいれるのが好きなんです。まだ独身の時は、抹茶茶碗で点て、ウエッジウッドのエジプトの黒の珈琲茶碗で飲んでいました。あの茶碗ずっと実家に置いてあります。
羊羹は、最近になって食べるようになりました。確かにあれは美味しい。
最近でこそ甘さ控え目になってきましたが、私はどうも甘すぎる餡こは苦手です。
鶴屋吉信さんの 京べに も 笹屋伊織さんの 合せもなかも 好き
お手作り最中は 歯茎に 皮が ねっぱらないから 好き
予約しないと買えない、 なかなか予約できない、 しょうげつさんや かわばたどうきさん
でさえも、翌日 食べれば アレ?こんなものかなと思ってしまいます。
おそばのように 打ちたて・ゆでたて? を その場で食べたいと ずっと願ってます
難しいでしょうね。 喫茶室を設ければコストかかるでしょうし・・・
若い時は甘すぎるとおもってもダンダン美味しく感じるのかも。カッパさん、食べたら美味しく感じるかもしれませんよ。(笑)
生菓子は作りたてでないとだめですね。大抵本日中でしかも時間によって乾燥が進み、色も褪せてきます。
州浜だって作りたてが美味しいし。鶴屋吉信の本店なら目の前で生菓子を作ってくれますよ。
喫茶室は、併設が難しいでしょうね。