京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

氷室

2018年06月28日 04時41分18秒 | 和菓子


昨日からとうとうクーラーのスイッチを入れた。
気温は、32度ぐらいだったのでしょう。
でも湿度が70%ぐらいになってきた。
しかも、PCの熱も加わり、室内でも30度ぐらいになった。
寝るときも、クーラーオン状態になるだろう。
やっぱり冬がいいな。
早く冬にならないかなぁ・・・。



着替えるのが早くて、外出する時は便利だけど、なにかする度にシャワーやお風呂がちょっと煩わしい。
私の快適気温は、10度ぐらい。
20度も気温が高いのは辛すぎる。


↑亀屋良長「氷室」

父親のように94歳ぐらいになると暑さもあまり感じなくなるのかな?
彼は、最近、汗もかかないなんていいます。
そう言った時「ひょうっとして死んでいるのかも」と言ってあげます。
まあ、暑さ、寒さも死んだら関係なくなります。
生きている間にしっかり味わいなさいということか。


↑見栄えは錦玉だけど、食べるならくずがいい。

平安時代、「氷の朔日」といって旧暦6月1日、冬の間に氷を保管してある所から氷を出し、宮中で食べるという儀式があったそうです。
セレブたちの行事。
今なら冷蔵庫の製氷室から取り出すだけですむ・・・ひょうっとして現代の我々はすごくセレブなのかも。
しかも、空調の整った部屋で楽しめます。


↑くず、白こしあん

冬の間の氷を貯蔵する「氷室」という施設が都周辺に十箇所ぐらいあったそうです。
その氷室は、明治時代になって消滅したそうです。

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↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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梅雨寒

2018年06月19日 05時00分04秒 | 和菓子
今年の梅雨は、気温の差が激しい。
一日の気温差が10度以上あったりする。
朝、肌寒かっても、昼間は暑い。
気温差で交感神経と副交感神経がアンバランスになり、体調がおかしくなる人も多いようです。



体調だけでなく、精神の状態もおかしくなる人も多いようで、世間で変な事件が次から次へと報道される。
事件も怖いけど、われわれがテレビのニュースで人が亡くなった、それも酷い状態で亡くなった事件の報道を事件が解決してから報道すればいいものを、記者がかってに捜査のまねごとをして報道するのは、気持ち悪いですね。
それを観た、ちょっと精神状態が変になった人が同じような事件を引き起こす。
あれは、なんだろう?憑依現象なのかも。



駅や人ゴミ、橋、曲がり角、もともど地場が悪い場所なんかで、精神が不安定な人は、憑依されるそうです。
人間は元々憑依されやすいそうなのです。


↑亀屋良長「水ぼたん」

テレビでそういう惨い事件を観ていると心の奥に、そういう変な波動が染みこむ。
そういうのがツキを悪くする原因になって行く場合があるそうです。
だからあまり暗いニュースは観ないのがいいと思います。
そういう情報が自分の身心を蝕むのです。
現代社会は、ネット上でもそういう情報が渦巻いている。
最近の若い世代は、古着や古物に抵抗がない。もし悲しい情報が染みこんだ服やモノを身に付けたり、置いていたり、乗物なら乗ったりするのは危険なんです。
悪い情報が染みこんだモノをクリーニングする方法がわからないからです。



テレビで特殊清掃のドキュメンタリーを放送していた。
ドロドロになった死体の後とか清掃する作業。
その部屋のモノも処分する。でも使えるモノは、ネットで販売しているらしい。
怖いと思いませんか。悲しい情報が染み混んだモノを安いからといって手に入れる危険性があるのを。


↑薯蕷羹、白こしあん

故人の宝飾品だって、販売している場合があると思う。
実際に宝飾品は、金やプラチナの重量ぐらいでしか売れませんからね。
ネットで個人売買の方がまだいい値段で売れる。
カーシェアリングなんかも、おかしな人とシェアリングしていたら影響受けるかもしれません。
京都市内でもよくあるのですが、何をやってもうまく行かない土地がある。安いからとその土地で商売をはじめたら、やっぱりうまくいかないだろう。
土地でもモノでも、ツキの無い情報は染みこむようです。



自分を守るために、慎重にしてください。
なんか寒くなる話でした。

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心地いい湿度

2018年06月10日 06時23分41秒 | 和菓子




昨日の京都は、ちょうどいい湿度だったかも。
夕方には風も吹いて、ちょうどいい気持ちだった。


↑紫野源水「紫陽花きんとん」

今日はまた雨らしい。
台風が日本に近づいている。
まだちょっと早いように思うけど。
南の方から湿った空気が吹き込んで、快適でなくなるかも。
人間ってわがままですね。
欲を言えば果てしなくなる


↑このキントンがなんとも上品な甘さだった


↑きんとん、粒あん

来週から梅雨空が続きそう。
まあ、雨も降らないと困ります。
でも降りすぎは・・・言えば果てしない。



いまを過去と比べるのが良くないのかも。
今日、朝起きた状態は、初めてと考えたらいいのかも。
昨日や一昨日と比べるから、快不快となる。
一生を通して、いまは、この瞬間だけ。
比べないのがいいのかも。


↑紫野源水「水ぼたん」

美食家というのは、過去の味覚と常に比べている。
それでは、幸せな気分になれない。
一生で初めて食べると思い、しかもお腹が空いていたら美味しく感じる。
はじめて食べる幸せを感じながら食べればいい。
一生を終わる時、その状態で暮らせば幸せの人生なのかも。


↑ほんのすこし冷やして食べると快感でした


↑本葛、白小豆こしあん

何事も比べないで生きる。
そろそろそういう風に生きたいものですね。

最近、テレビを観て悲しくなった。
ニュースが酷すぎる。
目黒の5歳女児が虐待死したニュースは辛かった。
あの子の手書きの文章が悲しかった。
5歳の子供が書く内容でなかった。
あの手書きのコピーをこの国を指導するすべての人に読ませて欲しい。
「国民の生命を守るのがあなた方の仕事でしょ」と言いたい。
本気になってあのような事件が起こらないようにして欲しい。国際的に恥です。
弱い存在を守るのがエリートの仕事と違うかなぁ。
強い存在に媚びることが仕事ではないと思う。
そんな話しになるのが不味いと感じているのか、あのニュースはあまり出てこない。和歌山のドンファンなんてどうでもいいニュースなんかいらない。犯人がわかってから報道するだけでいい。ニュースが低俗過ぎる。
つまらぬことを書いてしまいました。
すんませんなぁ・・・。

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小満

2018年05月21日 05時34分53秒 | 和菓子


本日は、二十四節気の第8「小満(しょうまん)」
現在広まっている定気法では太陽黄経が60度のときで5月21日ごろ。
正確には、本日5月21日午前2時14分。
暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から5/12年(約152.18日)後で5月23日ごろ。
まあ、それがどうしたの?と思いますね。


↑京都鶴屋鶴壽庵「卯の花」

万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ。『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されている。
麦畑が緑黄色に色付き始める。
麦畑がないから確認できませぇ〜ん。


↑きんとん、粒あん

西洋占星術では、小満を双子座の始まりとするそうです。
でも私の周囲に双子座の人はいない。



「小満」は季節の節目の日らしい。
「立夏」に比べるとちょっと地味ですね。
「小寒」の本来の意味は、陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂る。つまりは、全てのものがしだいに成長して、天地に満ち始める頃を表した言葉です。


↑紫野源水「一声」


↑一声(いっせい)「一声は、月が啼いたか はととぎす・・・・」そういえばまだホトトギスの鳴き声はまだ聞いていない。調べるといつもは6月でした。

また、農耕を主としていた時代には、秋にまいた麦の種などが、ちょうど穂をつける時期でもありました。
穂が出始めた麦を見て「今年は順調に育っている」と、ほっと一安心(少し満足)したのだそうです。
だから「小満」。


↑羽二重、白小豆こしあん、大徳寺納豆入

なんとなくわかったような・・・気持ちになりました?
そうだ!今日は弘法さんの日やね。

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クマリン?

2018年04月04日 05時25分01秒 | 和菓子

↑御室仁和寺の御室桜

そう思われたでしょ。
クマリン(coumarin)は、桜の葉に代表される植物の芳香成分の一種。
要するに桜餅の香りのこと。
桜の花というより葉の香りですね。


↑亀屋良長「桜餅」



そのことを体感したのは、御室仁和寺の御室桜(通称おたふく桜)を見た時です。
昔は、いまと違って桜の木に近づけたのです。
まだ茶店があった平和な時代。
おたふく桜は、なぜそんな名前になっているかというと、土地が固く、根が張れない。だから木の背が低いのです。
桜の花が咲く時、ちょうど人間の鼻のあたりで咲く。
おたふくの顔は、ホッペタとおでこが高く、鼻が低い顔ですね。
だから鼻(花)が低いということで「おたふく桜」という名前になった。


↑道明寺、黒こしあん

その側を歩く時、桜餅の香りがするのです。
ソメイヨシノなんかの場合は、背が高いからそうはならない。
あの香りが「クマリン」なんです。
あの香りは、私の場合、妙に脳が励起状態になる。
私だけかな?


↑ローソンで見つけた和菓子。次女用に撮影。面白いけど、ちょっと甘過ぎ。


↑三菱食品株式会社「リラックス(プリン味)」


↑こなし、白あん

香りが「あんたさん!そろそろボーッとしたお花見気分を止めながれ!」という感じなんですよ。
だから、この時期、妙に桜餅を食べたくなる。
この時期食べたくなるものに「竹の子」もありますね。それと「木の芽」。
きっと身体の細胞が求めているのでしょう。


↑三菱食品株式会社「コリラックス(ミルク味)」


↑こなし、白あん

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湯垢

2018年03月14日 05時31分49秒 | 和菓子
鉄瓶は、昨年末以来ずっと毎日使い続けている。
最初の数週間が大切らしい。
何が?
鉄瓶内部に湯垢をつける必要がある。



白湯を飲むために、お金と手間がかかります。
それがいま書いたように「湯垢」をつけないといけない。
うまく湯垢を着けると浄水器が必要でなくなる。


↑上の写真を見ると層ができてきています

湯垢とは、水に含まれるミネラル分らしい。
浄水器を通すとミネラルも減ってしまうので、水道の蛇口から出す水を使わないといけない。ただ、日本の軟水はこういう作業に不利なんです。
ヨーロッパの硬水はミネラル分が多く、早く湯垢が付くらしい。

現在は、まだこの程度の湯垢しかついてない。
そうそう鉄瓶の内部は絶対に触ってはいけないそうです。
錆が浮いてもそのままにしないといけない。


↑ヨーロッパのミネラルウォーターなら硬水でミネラル分が多いので、すぐに湯垢ができるようです。

一番注意しないといけないのは、鉄瓶に湯を入れたまま冷ますことらしい。
急激に錆びるそうです。
内側を洗剤とかで洗いたくなるけど、絶対にいけない。
空だきもだめですね。油分もだめ。
優しく毎日使えば、綺麗に湯垢がつく。
そうなるとお水が美味しくなるそうです。

お風呂の湯垢は、あまり役に立たないけど、鉄瓶の湯垢は水を美味しくする。
もっとも我が家のお風呂は、私が入るから有益なお風呂のお湯になるかも。
昔、どこかの教団でそんなのがありましたね。


↑千本玉寿軒「感謝」


↑ホワイトデーをテーマにした生菓子らしい。そういえば本日はホワイトデーですね。「身体で返すと言ったら、チャコレートがあまりこなくなりました」(笑)


↑きんとん、こなし、白こしあん

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やっと日常に戻ったと思ったら・・・

2018年01月06日 07時36分14秒 | 和菓子


今日は土曜日、昨日やっと業者さんが動きだしたと思ったら、また休み。
やっぱり9日を過ぎないと本調子に戻りませんね。
成人の日は、休みにしなければいいのに・・・。
国から「今日は休みましょう」なんて指図されたくないと思いませんか。
日曜だってなんで休むんだろう?日曜日を休日にするのは、キリスト教の話ですよね。土曜を休日は、ユダヤ教です。
日本は、両方休みにするという不思議な国。
人手不足というなら、もっと働いたらいいと思うけど。
そんなに働くのは悪いことなんだろうか?



私は、連休だからといって休んだりしません。
私のような人達と「われわれは、休まないよね。休んだら呼吸困難になって死ぬかも。マグロみたいに死ぬまで泳ぎ続けるしかない」と話しています。
風邪も引かない。熱も出ない。
まあ10〜20年に一度ぐらい熱が出たりする。私にとってそういう時期は、自分の中のOSがメジャーアップデートする時なんです。
脳出血から始まった一連の事件は、きっと自分にとってアップデートしたんでしょうね。アップデートして出来なくなったこともあるけど、出来るようになったことも遙かに多い。


↑長久堂「花佳人」

そういえば、サラリーマン時代でもあまり休まなかったように思う。
そういう人生なんだろうな。残業が昼間の働いた時間より多い時代もあった。
でも死にもしないで生きております。
きっとプライベートと仕事が癒着してしまっているのでしょうね。



いまは、休もうと思えばいつでも休める。
でも休むと調子が悪くなるように思う。
そういえばこのブログだってあまり休まないでしょ。
どうしてもやらないといけなくはない。
仕事じゃないしね。
このブログは、私にとって準備運動的みたいなものなんですよ。
身体に関しては、朝1時間程度の気功をする。再開し始めて1年半ぐらいになる。
きっと身体のバランスを取っているのだと思う。


↑みじん羹、粒あん、白こしあん

食事は、あまり重要視しなくなったかも。
珈琲や紅茶もダンダン飲まなくなってきた。
そういえば今年から「白湯」を飲むようになった。
昨日、南部鉄の鉄瓶が到着した。いま、湯沸かしの慣らしをやっている。
もちろん、飲む食器も工夫した。ポットも昔の総チタン製のモノを洗浄して復活。
白湯を飲むのも費用と手間がかかるのです。
それがどのような結果になるのか?
よくわからないのですが、身体がやれと言っているのです。
きっと今年以降することに関係あるのだろう。
やってみたら見えてくる。

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中村 肇
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あけました!!

2018年01月01日 07時36分04秒 | 和菓子
あけましておめでとうございます!


↑二條若狹屋「初日の出」


↑ねりきり、こしあん

新しい年がはじまります。
今年はどんな年になるのかな?
おそらく面白い年になるのでしょう。



自分の直観を信じ、瞬間瞬間、丁寧かつ精妙に生きて行きたいと思います。
ブログ・・・もうすこし京都の風景を増やしたい。
生菓子のもっと登場させたい。
いま、拙著『和菓子』が新装で出る予定。
中国語版も出ます。


↑二條若狭屋「初富士」

その他、やらないと行けないことがいっぱいあります。
身体の方は、京男Jr.2に言わせると骨折事件の前より歩く速度が速くなってきたそうです。でも調子に乗らないようにしないといけません。
歩き過ぎると人工股関節のパーツが摩耗しますからね。





父親の介護的雑用も多くなるかも。
直観的忖度力を全開にして対応。
息子の実力を親は鍛えてくれます。
名トレーナーなのかも。


↑外郎、白こしあん

本年も当ブログとよろしくお付き合いください。
京男拝

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中村 肇
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気分は秋

2017年09月08日 05時48分58秒 | 和菓子
こうやって生菓子を見ていると秋を感じます。
早く秋になってほしい。


↑長久堂「菊日和」


↑菊の花には、まだ時期がちょっと早いですね。


↑きんとん、赤こしあん

いまぐらいの時期は、まだ気温が30度ぐらいあります。
昔は、こんな気温じゃなかったように思う。
いつの頃からかこんな気温が当たり前になった。
自然がかなりおかしくなっている。
ただ、今迄がおかしかったのかもしれません。



いまぐらいで困るのは、建物に入った時、クーラーが効きすぎること。
昨日ぐらいの気温なら、半ズボンで外出する。
バスや電車のクーラーも妙に効いている。
脚が冷えます。建物の中も同じ。
最近、冷えに弱くなってきているかも。
昔は、こんな感じではなかった。


↑千本玉寿軒「着せ綿」


↑このデザインだと着せ綿が凍ってしまったみたいに見えるかも。


↑葛、白こしあん

やっぱり二回の手術の影響かな?
自分では、わからない。
自覚があまりないけど、冷えている。
昨日散髪に行ったけど、クーラーがよく効いていた。
この時期はクーラーがよく効くのかな?
気をつけないといけないな。

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再開

2017年08月14日 17時40分23秒 | 和菓子


新しいモデムが到着し、設置完了。
100%モデムの不調だった。
よく考えたら、兆候が数ヶ月前からあった。
モデムのランプが上から「POWER」「ADSL」「PPP」「DATA 」「VOIP」と並んでいる。その「VOIP」が赤く光るする時があった。サポートに電話して電源の抜き差しで対応していた。



ところが2日前「POWER」「ADSL」しかランプがつかなくなった。
電源抜き差し、初期化ボタンを押しても回復しない。
最後にランプがつかなくなった。
盆休み中に・・・と思いながらサポートに電話。
調べてもらったら、モデムを送る部門が営業していた。
早速送るように手配を依頼。


↑総本家駿河屋「水月」

本日新しいモデムが到着。
早速付け替える。
繋ぐと当たり前のように繋がった。
やっぱりモデムが壊れていた。
実質的に1日ネット環境でなくなった。
妙に清々しい気持ちになれた。不思議ですね。
私にとってそろそろネットも卒業の時期なのかな・・・。
でもメールが使えないのも困るしなぁ・・・。
有線の電話だけで暮らすのも悪くない。
若い世代なら気が狂う事態なのかもね。
私にとってまったく逆だった。
考えさせられた。


↑錦玉、白あん、黒こしあん

毎日、ブログを更新している人間が突然プツンと何の前触れもなく途絶えると「あいつ緊急入院」「死によった」とか思いますよね。
もしそう思った方がおられましたら。
すんません。
純粋に機械の不具合でございました。

さて、通常通り再開いたします。

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中村 肇
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松風ばかりや残るらん

2017年06月18日 04時54分08秒 | 和菓子

↑松屋常盤「紫野味噌松風」

時々、本日の松屋常盤 (まつやときわ) の「紫野味噌松風」が食べたくなる。
先週は、歯茎に膿が溜まり、歯科医院で切開、含み綿をしながら松屋常盤に行き、手に入れました。もちろん前日に電話をして予約はしておきました。
綿がじゃまであまりお店でおしゃべりできなかったなぁ・・・。



パッケージが素晴らしいデザインでしょ。
私は、こういうデザインが好き。
スキが全く無い。
無駄もない。
それでいて存在感がある。



中のお菓子は、白みそ(西京味噌)に小麦粉を練り混ぜ焼き上げたもの。
カステラとも違う独特の味わい。
昔から、公家や茶人に愛されたお菓子。
創業から360年なんだそうです。
歴史的にいうと島原の乱が起こったぐらいですね。
もうすこし古いのかと思ったけどそうでもない。



でも昔から味はこのままなんだと思います。
お茶によく合います。



このお菓子、謡曲『松風』に因んでいるそうです。
「帰る波の音の、須磨の浦かけて、吹くやうしろの山颪、関路の鳥も声声に、
 夢も後なく夜も明けて、村雨と聞きしもけさ見れば、松風ばかりや残るらん、
 松風ばかりや残るらん」



京都らしいお菓子だと思います。
小さい方が予約なしで買えますが、やはり予約をして置く方が確実でしょうね。

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中村 肇
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まつかさ餅と赤飯万寿

2017年06月05日 05時17分51秒 | 和菓子

↑三重県多気郡多気町にある長新「まつかさ餅」

先日、三重の常盤万作さんから「まつかさ餅」をお送りいただきました。
これは、知らなかったお餅でした。
こういう餅菓子は、作ったらすぐに固くなりはじめます。
だから、手土産でもすぐに食べないといけません。





三重県の伊勢あたりは、こういう餅が多いようです。
きっと伊勢参りで行き交う旅人が食べる茶店文化のようなものがあるのでしょう。
昔は、もっと大きかったかもしれません。
昔のお菓子は、生菓子でも大きかったようです。
甘いものをお腹いっぱいに食べるのはとても贅沢なこと。



ただ、砂糖が輸入品だった時代もあるから、黒砂糖を使ったのかな?
この「まつかさ餅」も黒砂糖の風味がとても美味しい。
一度に三つぐらい食べてしまいます。
冷蔵で送っていただいたので、当然固くなっています。
それを蒸してできるだけ、作りたての状態にしていただきました。


↑この餅の切断は難しかった。黒砂糖のソース?が切ると出てのです。切るのに可なり気合いが必要。

でも作りたてには、かなわないでしょう。
いつか実際にお店に行って食べてみたいものです。
このお餅、どうやって作っているのか興味がありますね。


↑泉涌寺音羽屋「赤飯万寿」

さて、次は京都市内で売っている「赤飯万寿(饅頭)」を紹介しておきます。
ご覧の通り、あんきの替わりに赤飯を包んだ饅頭です。
これは、あまり甘くない。


↑小さい時なら、食べないだろうな・・・栗の甘露煮が好きでなかったしね。普通の饅頭でも粒あんは苦手だったなぁ。

小さい時なら食べなかったと思う。
この甘露煮の栗があまり好きじゃないのです。
甘く煮てない栗は好きなんだけど・・・。
私が好きな「金時」の栗赤飯を入れたら美味しいだろうな。
それとも中華粽の中身を包子の皮で包むとかするといいかも。
父親に食べさせたら、どういう反応が来るだろう?
彼は赤飯が好きなんです。


↑これも切るのが難しかった。簡単そうだったのに。表面を触るとペロッと皮が剥ける。

この赤飯饅頭は、京都だけでなく色んな地方に存在します。
昔のお祝いの時に使ったのかも。
子供のおやつにもなるだろうな。
食べると結構お腹が膨れます。

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スーパームーン?

2016年11月14日 05時29分20秒 | 和菓子




本日14日は、スーパームーンなんだそうです。
月の公転軌道が楕円であるため、月と地球との距離は約36万キロから40万キロとなる。本日は、35.7キロでぐっと近くなる。しかも満月。
大きく見えるのだそうです。
月が近づくと地球は重力の影響を受け、大きな地震が起きるという噂もあります。
本日、出産が多くなることはあるかも。受胎もね。だから該当する家庭は月を観ている場合じゃないですよ。


↑味工房志野の「ぼたもち」、糖尿病の垂涎の的 or 敵?

それと14日は、世界糖尿病デー(World Diabetes Day)なんだそうです。
インスリンを発見したカナダのバンティング医師の誕生日らしい。
父親に、「世界糖尿病デー」だから赤福餅を食べ放題できると言ってあげようかなぁ・・・。本気にするかも。



最近、父親と喋っているとガッカリする。
自分の病気を理解しれくれていない。
教育入院をしたと思うけど、きっと自分で聞かずに母親に任せていたんだろうな。
もうすこし学んで欲しい。
でも今更無理か。
日本人の5人に1人糖尿病患者と予備軍らしい。
すい臓のインスリンを出す細胞を修復させる技術と食欲を抑えるホルモン開発をして欲しいものです。
そうか身体にセンサーと注射器を埋め、自動的に血糖値を検査し、インスリンを分泌する仕組みを確立して欲しいものです。



さて本日の写真は、大原にある味工房志野の「ぼたもち」です。
きな粉の方を見ているとスーパームーンに見えてきました。
この「ぼたもち」結構、大きく重い。
糖尿病患者の夢でしょうね。


↑これが高山の「ぼたもち」

「ぼたもち」と言えば高山の方の宴会に出席したことがありました。
色んな料理の中で「ぼたもち」がこのようになっていました。
結構、怖かったのです。
これを地元の方は、お酒を飲みながら「ぼたもち」を食べておられた。
それも数個。
京都の人間には、考えられない景色でした。

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あじない

2016年10月04日 05時24分14秒 | 和菓子

↑京都鶴屋鶴壽庵「菊上用」

昨日、ウラジロガシ(裏白樫)を軽く煎じたモノを飲んだ。
いつもは、倍ぐらいの時間煎じそれなりに濃い状態に煎じるのです。
でも、そんな時間が待てないから、色は出ているけど白湯状態の煎じ液を味わった。
もちろん、無味である。
でも、その無味の奥にいままで味わったことのないモノを舌が感じた。
自然の滋味みたいな感じ。
不思議な感覚。
ひょっとしてこういう煎じ方の方が効く(?)のかも。



いままでは、教えられたように煎じていた。
もう何十年も。
私は、石持ち体質なんです。
はじめて結石の発作が起こったのが30歳の時だった。
当時サラリーマンだったので、健康診断があった。
健康診断を受けてから一週間も経っていなかった。
健康診断を信用していないのは、この時の体験があるからかもしれない。
以来、オリンピックのように4年に一度発作を起こすようになる。


↑上用、こしあん

最終的に起きた発作は、痛くなかった。
3mmの尿管に15mmのシュウ酸系の石がつまった。
腎臓が二倍近く膿たまり腫れていた。熱も出ていた。
ドクターに「すぐに入院」と宣告された。
私は「月末の支払いが終わってから」と言った。
月末が終わり、入院。
どういう治療をするのか聞いた。
私は「爆薬を使って処理するのをやってみたい」と言った。
ドクター曰く「あれは腎臓ならできるが、細い尿管はできない」とのこと。
私は「なら切りましょう!」と言った。
15mmの結石を手に入れたかったのです。自分で作った石って可愛くないですか?そんなことを考えるのは変かなぁ・・・。
ドクターは「あなたは結石が出来やすい体質だから、切ると次が困る」とのこと。
最終的に、網と削岩機を体内に入れ、割りました。全身麻酔じゃなかったからあの時の音は忘れられない。だから大きな結石は手に入らなかった。小さいのはいまも手元にあります。(笑)



退院する時「こうならないためにどうしたらいいのか?この緑色のウロカルンという薬を飲んだらいいのか?この薬はなんなの?」と質問した。
ドクターは「ウロカルンは、裏白樫を煎じたものを固めたもの」とのこと。
私「なら裏白樫を煎じて飲めば、再発が防げるということですか?」と聞くと「イエス」とのこと。
当時、漢方薬系の仕事をしていて、生薬が安く手に入ったのです。国産で無農薬の裏白樫を手に入れ、飲み出した。
以来、いまに到るまで飲み続けております。
おかげで結石は、再発していません。
漢方の専門家に聞くと裏白樫は、尿管や腎臓結石だけじゃなく、身体にできる石関係に効くのだそうです。脳砂の増え過ぎにも有効らしい。脳砂は、松果体の中に存在し、鳥なら磁気を感じ方向を知るらしい。人間には、どのような作業があるのかわかっていない。その脳砂が所定の位置以外にあると痴呆の原因になるらしいのです。
わかってはいても対応ができないですよね。
食塩を少々いれた水に包丁を入れ、その中に頭を突っ込むという訳にもいかないしね。(あさりの砂抜きと同じではないしね)


↑紫野源水「すすき野」

だから裏白樫の煎じたものを1日1リットル近く飲んでいる。
以来、結石の発作に襲われたことはない。
あれは痛いしね。
もう、あまりの痛さに笑ってしまう程。


↑薯蕷製(小豆こしあん)

裏白樫の煎じたものは、実に「あじない」。
京都のことばで「あじない」とは、「味が無い」→「まずい」、つまり「おいしくない」という意味。
でも、今朝飲んだ短時間煎じた液は、爽やかな感じがして、無味なのは無味なんだけど、滋養が奥深くに感じた。
きっとこういう感じの方が少なくて、効く(?)のかも。
そう身体が感じた。
最近、身体が主張することが結構ある。
その他の漢方薬は、手が出ないのです。飲みたくない。飲んだら湿疹が出て来た。飲むなということだと感じた。
自分の身体の声をちょっとは、感じられてきたのかも。
「あじない」ものが奥の奥に滋味のようなものがあった。
これは、とても新しい発見だった。
きっといまの私の身体にあった濃度?なんだろう。
そういう身体や心からの信号に素直に従うようになりました。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

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観月ねぇ・・・

2016年09月16日 05時38分55秒 | 和菓子


昨日は、父親との外食デー。
父親がタクシーで向かえに来て、ヨドバシカメラへ。
目覚まし時計を買いたかったらしい。


↑本家玉寿軒「名月」


↑こなし、白こしあん

食事の前に時計を見る。
彼は、たくさんありすぎて迷っていた。
それもいい刺激になるのでしょうね。
納得いくまで品定めをさせてあげました。



普通の日なのに結構な人がいた。
観光客なのかな?
京都駅もたくさんの観光客がいる。


↑紫野源水「大沢の月」



タクシーの運転手さんが言うには、各社寺で観月イベントがあるのだそうです。
「京都で観月をしよう!」なんてのがあるらしい。
大沢池で船を浮かべて観月なんてのをやるのかな?
でも、うまく晴れてくれるかな?


↑半錦玉羹(煉切・小豆あん、二重あん)

今年は、どうもスッキリ晴れません。
いっそ来月の16日の方が秋らしい気温と雰囲気になっていると思うんだけどな。
そう思いませんか?

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