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↑京都鶴屋鶴壽庵「菊上用」
昨日、ウラジロガシ(裏白樫)を軽く煎じたモノを飲んだ。
いつもは、倍ぐらいの時間煎じそれなりに濃い状態に煎じるのです。
でも、そんな時間が待てないから、色は出ているけど白湯状態の煎じ液を味わった。
もちろん、無味である。
でも、その無味の奥にいままで味わったことのないモノを舌が感じた。
自然の滋味みたいな感じ。
不思議な感覚。
ひょっとしてこういう煎じ方の方が効く(?)のかも。
いままでは、教えられたように煎じていた。
もう何十年も。
私は、石持ち体質なんです。
はじめて結石の発作が起こったのが30歳の時だった。
当時サラリーマンだったので、健康診断があった。
健康診断を受けてから一週間も経っていなかった。
健康診断を信用していないのは、この時の体験があるからかもしれない。
以来、オリンピックのように4年に一度発作を起こすようになる。
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↑上用、こしあん
最終的に起きた発作は、痛くなかった。
3mmの尿管に15mmのシュウ酸系の石がつまった。
腎臓が二倍近く膿たまり腫れていた。熱も出ていた。
ドクターに「すぐに入院」と宣告された。
私は「月末の支払いが終わってから」と言った。
月末が終わり、入院。
どういう治療をするのか聞いた。
私は「爆薬を使って処理するのをやってみたい」と言った。
ドクター曰く「あれは腎臓ならできるが、細い尿管はできない」とのこと。
私は「なら切りましょう!」と言った。
15mmの結石を手に入れたかったのです。自分で作った石って可愛くないですか?そんなことを考えるのは変かなぁ・・・。
ドクターは「あなたは結石が出来やすい体質だから、切ると次が困る」とのこと。
最終的に、網と削岩機を体内に入れ、割りました。全身麻酔じゃなかったからあの時の音は忘れられない。だから大きな結石は手に入らなかった。小さいのはいまも手元にあります。(笑)
退院する時「こうならないためにどうしたらいいのか?この緑色のウロカルンという薬を飲んだらいいのか?この薬はなんなの?」と質問した。
ドクターは「ウロカルンは、裏白樫を煎じたものを固めたもの」とのこと。
私「なら裏白樫を煎じて飲めば、再発が防げるということですか?」と聞くと「イエス」とのこと。
当時、漢方薬系の仕事をしていて、生薬が安く手に入ったのです。国産で無農薬の裏白樫を手に入れ、飲み出した。
以来、いまに到るまで飲み続けております。
おかげで結石は、再発していません。
漢方の専門家に聞くと裏白樫は、尿管や腎臓結石だけじゃなく、身体にできる石関係に効くのだそうです。脳砂の増え過ぎにも有効らしい。脳砂は、松果体の中に存在し、鳥なら磁気を感じ方向を知るらしい。人間には、どのような作業があるのかわかっていない。その脳砂が所定の位置以外にあると痴呆の原因になるらしいのです。
わかってはいても対応ができないですよね。
食塩を少々いれた水に包丁を入れ、その中に頭を突っ込むという訳にもいかないしね。(あさりの砂抜きと同じではないしね)
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↑紫野源水「すすき野」
だから裏白樫の煎じたものを1日1リットル近く飲んでいる。
以来、結石の発作に襲われたことはない。
あれは痛いしね。
もう、あまりの痛さに笑ってしまう程。
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↑薯蕷製(小豆こしあん)
裏白樫の煎じたものは、実に「あじない」。
京都のことばで「あじない」とは、「味が無い」→「まずい」、つまり「おいしくない」という意味。
でも、今朝飲んだ短時間煎じた液は、爽やかな感じがして、無味なのは無味なんだけど、滋養が奥深くに感じた。
きっとこういう感じの方が少なくて、効く(?)のかも。
そう身体が感じた。
最近、身体が主張することが結構ある。
その他の漢方薬は、手が出ないのです。飲みたくない。飲んだら湿疹が出て来た。飲むなということだと感じた。
自分の身体の声をちょっとは、感じられてきたのかも。
「あじない」ものが奥の奥に滋味のようなものがあった。
これは、とても新しい発見だった。
きっといまの私の身体にあった濃度?なんだろう。
そういう身体や心からの信号に素直に従うようになりました。
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は
1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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