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万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

広島脱走事件―中国残留孤児系犯罪集団への対応を

2012年01月13日 16時02分23秒 | 日本政治
広島脱走 李容疑者、中国系凶悪集団メンバー? 小中生、厳戒の登校(産経新聞) - goo ニュース
 中国残留孤児の調査は、既に大方終了していますが、かつては、孤児として中国人に育てられた日本人と日本の親族が、半世紀以上を隔てて感激の対面をするシーンが、大々的に報じられたものです。マスコミも世論も、中国残留孤児に対しては、好意的な対応を示してきたのですが、最近になりまして、中国残留孤児の2世や3世が犯罪集団化する傾向が目立っています。

 先日、広島で発生した中国人受刑者の脱走事件も、その背後には、中国残留孤児の2世3世で構成される「怒羅権」と呼ばれる日中混成の犯罪集団が存在しているそうです。逃亡している李容疑者の法的な立場は不明ですが、強制送還されていないところを見ますと、永住外国人の資格を認められているのかもしれません。中国残留孤児の帰国事業については、以前から不正も指摘されており、親族ではないにも拘わらず、親族としての立場をお金で買ったり、大量の申請が行われると言った事件が頻発しています。最近では、40人以上の残留孤児の親族が、残留孤児の介護を理由に入国し、生活保護を求めたところ、却下される事件も大阪で発生しています。このことは、在留孤児の2世3世は、実は、残留日本人孤児とは全く無縁の中国人である可能性を示しており、これでは、日本の社会に馴染もうとするはずもありません。

 残留孤児も2世や3世の時代に入ったわけですが、政府は、親族関係や生活状況の調査を実施し、不正な申請であった場合や、凶悪犯罪を行った場合には、強制送還もできる体制を整えるべきではないでしょうか。このままでは、中国残留孤児の美談は過去のものとなり、中国残留孤児系犯罪集団が日本全国に蔓延ることになると思うのです。

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