英領ジブラルタル スペインの出入国制限検討を非難(産経新聞) - goo ニュース
最近に至り、ジブラルタルをめぐり、俄かにイギリスとスペインの関係が険悪になっているそうです。両国とも、EU加盟国なのですが、この現象は、EUをモデルとした地域統合を実現すれば、尖閣諸島の問題など消えてなくなるとする楽観論に冷や水を浴びせています。
報道によりますと、歴史作家の半藤一利氏とアニメ映画監督の宮崎駿氏が対談した際に、半藤氏は、”尖閣諸島は棚上げすべき”と提言したそうです。あと○十年もすれば、EUのように東アジアも統合され、国境がなくなるので、領土に関するもな対立くなると…。どうやら、氏は、世界連邦主義者の一員のようですが、この見解、EUを誤解しているのではないかと思うのです。EUは、EC時代から独仏の和解の象徴ともされ、ヨーロッパ大陸に平和をもたらしたことは、高く評価されるべきことです。しかしながら、EUの誕生には、戦後、(1)加盟国が共に西側陣営の一員となったこと、(2)共通の価値として、民主主義、自由、法の支配…を掲げていること、(3)市場経済が定着していること…といった特別の条件がありました。この条件が、そのままアジアに適用できるのか、と申しますと、かろうじて(3)を満たすぐらいであり、中国の現状などを見ますと、それも、かなり怪しい限りです。好条件に恵まれたEUですら、国境が消えたわけではなく、防衛等に関する主権的な権限は、加盟国の手にあります。このため、英西間に領土をめぐる緊張が走っても、この問題をEUが解決できるわけではないのです。
仮に、EUをモデルに!と主張するならば、中国に対しては、民主化や自由化を積極的に求めなければなりませんし、韓国に対しも、法の支配の徹底を要求しなければなりません。しかも、政策権限の一部をアジア版EUに委任することになるですから、中国にとりましては、一党独裁国家の終焉をも意味するのです。○十年先の理想をかざし、尖閣諸島の棚上げを主張することは、それが実現する保証はどこにもないのですから(仮に実現しても、国境も領土をめぐる緊張もなくならない…)、甘言を以って日本国民を騙すことになるのではないでしょうか。
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最近に至り、ジブラルタルをめぐり、俄かにイギリスとスペインの関係が険悪になっているそうです。両国とも、EU加盟国なのですが、この現象は、EUをモデルとした地域統合を実現すれば、尖閣諸島の問題など消えてなくなるとする楽観論に冷や水を浴びせています。
報道によりますと、歴史作家の半藤一利氏とアニメ映画監督の宮崎駿氏が対談した際に、半藤氏は、”尖閣諸島は棚上げすべき”と提言したそうです。あと○十年もすれば、EUのように東アジアも統合され、国境がなくなるので、領土に関するもな対立くなると…。どうやら、氏は、世界連邦主義者の一員のようですが、この見解、EUを誤解しているのではないかと思うのです。EUは、EC時代から独仏の和解の象徴ともされ、ヨーロッパ大陸に平和をもたらしたことは、高く評価されるべきことです。しかしながら、EUの誕生には、戦後、(1)加盟国が共に西側陣営の一員となったこと、(2)共通の価値として、民主主義、自由、法の支配…を掲げていること、(3)市場経済が定着していること…といった特別の条件がありました。この条件が、そのままアジアに適用できるのか、と申しますと、かろうじて(3)を満たすぐらいであり、中国の現状などを見ますと、それも、かなり怪しい限りです。好条件に恵まれたEUですら、国境が消えたわけではなく、防衛等に関する主権的な権限は、加盟国の手にあります。このため、英西間に領土をめぐる緊張が走っても、この問題をEUが解決できるわけではないのです。
仮に、EUをモデルに!と主張するならば、中国に対しては、民主化や自由化を積極的に求めなければなりませんし、韓国に対しも、法の支配の徹底を要求しなければなりません。しかも、政策権限の一部をアジア版EUに委任することになるですから、中国にとりましては、一党独裁国家の終焉をも意味するのです。○十年先の理想をかざし、尖閣諸島の棚上げを主張することは、それが実現する保証はどこにもないのですから(仮に実現しても、国境も領土をめぐる緊張もなくならない…)、甘言を以って日本国民を騙すことになるのではないでしょうか。
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日本人は前例主義教じゃないかと思うほど前例が好きなので、お花畑を納得させるのに使わせてもらうつもりです。
宮崎駿氏は、自衛隊を認めています。
反戦でありながらも、最低限の国防については必要性を認めています。
「熱風」に掲載された論文の一部が切り取られ、反軍・反戦平和主義のイメージだけで語られるようですが、実際には現実的な考え方です。
どうしても反戦左翼に見えてしまうのは、戦前によく見られた東洋(哲学・文学など)主義を今だに持ち続けたままだからでしょう。
半藤一利氏は「戦士の遺言」(文藝春秋社文庫)では史実を冷静に淡々と書いておられるのですが「ノモンハンの夏」になると様子が、ガラリと変わってきます。
つまり、大本営が辻政信がと内部での犯人探しと糾弾に走り始めるのです。
これこそ、東京裁判の意図するところであり、GHQ(当時のソ連の工作員)の目論見に乗せられてしまっていると云う事です。
大戦中から米国政府内で共産主義の工作員は多数潜り込み内部で様々な工作を行っていた事実があります
ポツダム宣言を作成したのは、ソ連の工作員だったホワイトである事はよく知られています。
米国内部で「原爆を使わなくても天皇の地位を守る事を約束すれば降伏する」と知っていました。
ポツダム宣言から天皇の地位の保証を削って降伏をためらわせ原爆を使わせるよう誘導したのがソ連のスパイでした。
マッカーサーは朝鮮戦争が勃発して初めて日本が南下しようとする共産主義と戦っていた事に気が付き、後に米国議会で「日本の戦争は自衛の為の戦争であった」と証言するのです。
国際的な情勢を分析せず、東京裁判を受け入れたまま日本軍内部での犯人探しに血眼になっているのですから、当然の事として連合国は悪くなかったという結論に落ち着き中国に迷惑をかけたと自虐的な史観に陥ってしまうのです。
実際のところは、国民党軍は蒋介石の私兵であり中国国民を守る軍隊ではなかったと云うのが結論です。
日本軍が中国人を守るために戦っていた話はいくらでもあります。
本末転倒のようですが、国民党軍・八路軍は略奪・暴行・虐殺を繰り返し、それらの蛮行から中国人を守るために戦っていたのが日本軍でした。
半藤一利氏に限らず戦後の日本人はコミンテルンの罠にかかったまま抜けたせずにいます。
サンフランシスコ講和条約が締結しても、全面講和を主張する連中は北朝鮮を心の祖国として、日本も共産主義化しようと様々な団体を通じ工作を仕掛けています。
その代表例が日教組であり連合・官公労・マスコミです
本当ならば教育で正しい歴史を教えるべきなのですが
戦争に善悪で捉え、歴史を裁こうとする姿勢を改ない限り東京裁判の呪縛から解き放たれる事は無いでしょう。
米国では70年も昔に終わった戦争の事など誰も気にしてはいません。
一部の中・韓の意を受けた学者やジャーナリストが騒ぎ
それを輸入して米国は等と煽っているのがマスコミと云うのが現実です。
宮崎氏と半藤一利氏が同列に見えてしまうのは、東洋という考え方をすれば、東洋思想の源流は中国にあると考えてしまうからで、東京裁判の呪縛のままに近隣諸国に多大な迷惑をかけたとする自虐的な感覚が、そう見せてしまうのでしょう。
実際には違うものです。
しばしば、EUの誕生によって、ヨーロッパでは、あたかも国境線まで消えてしまったかのようなイメージが独り歩きしておりますが、現実には、EUは、加盟国との間のきわめて微妙なバランスの上に成立しております。EUを持ち出しての尖閣諸島棚上げ論は、あまりに危険であると思うのです。
半藤氏は、しばしば歴史をテーマにした番組等に出演し、歴史作家として見解を述べておられましたが、ご自分で考察された、というよりも、何か、最初からシナリオがあって、その通りに発言しているという印象がありました。この意味で、凡庸さ、と申しますか、つまらなさがあったのですが、おそらく、工作員とまではいかないかもしれませんが、かなりの洗脳を受けているように思えます。もちろん、宮崎駿氏にせよ、それは、東洋哲学から発する平和主義への憧憬からかもしれませんが、明治時代のアジア理解は、古典に頼ったこともあって、いささか理想に走り過ぎた嫌いがあるようです。現在は、中国、韓国、北朝鮮が目前に直接見える時代なのですから、この実像こそ、直視して平和を考えるべきと思うのです(これらの周辺諸国は、決して、平和主義の国ではない…)。
中華思想なるものを知ってたら、EUをモデルになんぞとは言えんのだが・・・・・
もし実現したとしても、日本省、或いは自治区という形でしかならんだろう。
長い歴史の中で培われたものを払拭するのは困難ですからね。
中国の発想では、なるほど、”地域統合”とは、華夷秩序の復活であると思います。中国が中心となって、周辺諸国を従える、という・・・。日本国は、聖徳太子の時代から、華夷秩序に加わらないことを表明しておりますので、この国是こそ貫くべきと思うのです。