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万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

日本国も自滅ウィルスに感染している?

2012年06月17日 15時50分35秒 | 日本政治
橋下市長「限定稼働が当たり前」…政府を批判(読売新聞) - goo ニュース
 ギリシャは自滅への道を誘導されているのではないか、とする記事を昨日書いたのですが、本日、新聞を読んでおりますと、恐るべきウィルスに関する記事が目に入りました。このウィルスに幼虫が感染しますと、内部からウィルスに操られて自滅してしまうのです(木の高いところに登り、そこで死を迎えるか、鳥に捕食されてしまう…)。

 ”死のウィルス”とも表現されていましたが、ギリシャに限らず、人間社会においても、自ら自滅の方向に向かってしまう現象が各地で観察されています。日本国でも、マスコミに煽られて民主党への政権交代が起きた途端、国そのものが、国民が望んでいないにも拘らず、あらぬ方向に迷走を始めました。鳩山元首相の在任期間には、”東アジア共同体”の方向へとふらふらと歩みだし、菅前首相の時代には、東日本大震災における不手際を棚に上げて、技術的レベルが追い付いていないにも拘わらず、再生エネ拡大の方向に邁進しました。何れも、冷静に考えてみますと、自滅となる可能性が高い方向への誘導です。その一方で、政界の第三局として名乗りを上げた大阪維新の会もまた、「船中八策」などの政策綱領を見ますと、これもまた自滅政策が並んでいます。維新の会を率いる橋下大阪市長は、国民の不満を梃に頭角を現したギリシャの急進左派連合の党首であるツィプラス氏と、どこか似た役回りを演じてるようにも見えます。

 果たして、日本国に見られる”自滅現象”は、何らかの”ウィルス”に感染したからなのでしょうか、それとも、健康体でありながら、自ら自滅を選んでしまった結果なのでしょうか。

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コメント (2)
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