山の木々や草花はいよいよ盛りとなり、青々と力を漲らせて光合成に輝いている
山裾のキャンパスは広々と延びている、草花を掻き分け、露に濡れるに任せれば
さぞ、涼しいことであろうなあ
祖谷の名峰たち、天狗塚、塔の丸、赤帽子山などの早朝の登りでは笹に宿る玉露を
愛でながら、登山靴も、パンツも、濡らして歩くことに喜びさえ感じるものだ
やまざとには、夏の花々が咲き乱れて、一服の清涼感を醸しだしている
畑仕事のお年寄りには木陰があれば、一時の休憩にほっとする
土木作業の方たちの木陰やブルドーザーの陰など昼寝を貪る光景などいいもので
ごくろうさんと云いたくなるものである
祖谷ではどんなにかんかん照りのときでも、日陰のある場所に入りさえすれば
涼しい爽やかな風に身を包むことが出来て、生き返ってほっとするなあ
笹分けて山のキャンパス露涼し
岩清水喉一杯の美味きこと
西日濃し褐色の腕土を掘る